Yuka Saito
Feel Sustenabilityをテーマに未来のヒントとなるような取り組みを紹介します。
2023年にフィンランド・ヘルシンキ&オウルを旅をして気付いた視点を、サステナビリティ、教育、ジェンダーなどの視点からレポーティングしました。
Feel Sustenabilityをテーマに、未来へのヒントとなるような取り組みを紹介していきます。 今回は神奈川県葉山の海とブルーカーボンについてレポーティングしたいと思います。 温暖化による海中の変化とブルーカーボン ブルーカーボンとは、海草や海藻、干潟やマングローブ林沿岸・海洋生態系に取り込まれ、そのバイオマスやその下の土壌に蓄積される炭素のことで、葉山の海では埋立や魚・ウニによる食害により本来生息していたアマモやカジメという海藻が減っており、海藻による二酸化炭
Feel Sustenabilityをテーマに、未来へのヒントとなるような取り組みを紹介していきます。 今回はデンマークの食に関わるサステナビリティをレポーティングしたいと思います。 野菜や果物はオーガニックが基本、消費者が選ぶから生産者もオーガニックを選択する デンマークは世界一のオーガニック市場と言われている程、国民1人あたりのオーガニック商品の消費額が多い国です。オーガニック商品の認証基準も厳しく、オーガニック農園と認定されるまでには一般的に2年程時間を要すると言
Feel Sustenabilityをテーマに、未来へのヒントとなるような取り組みを紹介していきます。 今回はデンマークの首都コペンハーゲンのサステナブル戦略支える、地方都市ロラン島の関係性ついてレポーティングしたいと思います。 ロラン島とコペンハーゲンの地理 デンマークはヨーロッパ大陸に続くユトランド半島と407の島々から構成されてます。首都コペンハーゲンはその中でも大きな島、シェラン島の中にあり、ロラン島はそこから電車や車で2時間半程郊外に位置します。 ロラン島は
Feel Sustenabilityをテーマに、未来へのヒントとなるような取り組みを紹介していきます。 今回はデンマークコペンハーゲン郊外、ロラン島にある森の幼稚園についてレポーティングしたいと思います。 創造性、自主性を大切にする…森の幼稚園ってどんなところ? 森の幼稚園は森の中で遊ぶことや自然体験を基軸にした幼稚園で、1950年代にデンマークではじまり、今ではヨーロッパを中心に子育てのポピュラーな選択肢にもなっている学び方です。 幼稚園に通う子供たちは毎日、幼稚
今回は行ってみて分かった&ガイドさんに聞いておいて良かったフィンランドの旅事情をレポーティングしたいと思います。 フィンランドの水道水は飲めるので、水筒を持って行くとお得 ガイド本にも記載がありますが、フィンランドは世界でも数少ない水道水がそのまま飲める国です。ヨーロッパは硬水の国が多いですが、フィンランドは軟水のため日本人が飲んでみても違和感はありません。 スーパーやKioski(フィンランドのコンビニ的な場所)で水を購入すると500mlのペットボトルで大体2-3ユーロ
北欧はデザインでも有名な国が多いですが、今回はフィンランドの旅で出会ったグッドデザインなお土産をレポーティングしたいと思います。 オーガニックスキンケアブランド、Frantsila(フランシラ) 「Frantsila(フランシラ)」は、フィンランドのハーブ園から生まれたオーガニックスキンケアブランドです。 ''自然なものをそのまま受け入れる''というコンセプトを掲げ、ナチュラルな製品作りを徹底しています。 私はRuohonjuuriというオーガニックショップで購入しまし
今回は教育の視点でフィンランドをレポーティングをしたいと思います。 生徒、担当の先生、校長先生の関係がフラットでウェルビーイングが共通の価値観 オウルにあるMetsokangas小中学校を訪問して感じたのは、生徒と担任の先生の関係性、担任の先生と校長先生の関係性がとてもフラットだということです。担任の先生たちは自分たちの存在を「子供たちのすぐ横にいる相談相手」という表現をしていました。 そして学校の共通の価値観として、心理的安全性やウェルビーイングというキーワードがとて
フィンランドを旅していて感じたことの1つが、サービス利用する時の体験価値を感じられるサービスが多いことです。今回はサービスデザインの視点からフィンランドをレポーティングしたいと思います。 空港を歩いていて感じたシンプルさと合理性のデザイン ヘルシンキ・ヴァンター空港を歩いていて感じたのは、看板やサイネージの少なさと、ユーザーが迷うだろう、あるべきところに必ず看板がある配置の的確さです。私も外国人の立場で空港を歩きましたが、言葉の分からない外国人だと特にシンプルさは大切で、
6月に発表された「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)で日本は146ヵ国中125位で過去最低を記録し話題になりましたが、フィンランドは同ランキングで3位に位置しています。 機会が平等=責任や覚悟も平等 旅の中で出会った40-50歳代位のフィンランドの方たちも、家庭で男女ともに家事・育児をするのは当たり前という感覚を持っていました。教育も就業や起業のような社会的チャンスも平等なので、文化が異なる移民を支援するプログラムはありますが、女性だ
国連の研究機関が発表したSustainable Development Report 2023※で1位に位置したフィンランドをサステナビリティの視点からレポートしたいと思います。 ※持続可能な開発目標の達成に関して各国の立場を評価する世界的な調査 良いものを世代を超えて受け継ぐことで、自然とサーキュラーエコノミーの輪ができている フィンランドだけではなく、ヨーロッパ諸国に多いカルチャーかもしれませんが、家具・食器、家、洋服など生活に関わる様々なものに対して、質の良いものを
今年の8月にデンマークに行ってきました。ツアーのテーマは「心地よい暮らしと社会を体感し街づくり、里づくりをデザインする旅」。素敵な人、暮らし、社会との出会いがあったので、「サステナブル」と「幸福度」をキーワードに旅をシェアをしていきたいと思います。 デンマークって?私自身、初めて北欧に行く前は北欧諸国の位置関係や文化が曖昧でした…あの半島に入ってる国はどこで、ムーミンはどこでIKEAはどこが発祥だっけ?的な… なので最初にお伝えすると、デンマークは北欧の小国で、面積は日本