より幸せになるための心理学。/出家の読レポ#弐

こんにちは。今日は読書レポート第弐弾です。
昨年4月頃に読んだ本なので、記憶を掘り起こして書きます。


前回のレポはこちら↓

では、さっそく行きましょう。

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1 本日紹介する本&概要


こちらです。

「実践!ポジティブ心理学 / 幸せのサイエンス」
著:前野隆司 PHP新書

また、本の構成は以下の通りです。

第一章 ポジティブ心理学を知ろう
第二章 幸せのための条件とは?
第三章 いいストレスは幸せにつながる
第四章 日本人のためのポジティブ心理学(幸せの四つの因子)
第五章 実践のためのハッピーエクササイズ
第六章 ポジティブ心理学をどう社会に生かしていくか

本記事では、主に第一章と第二章の内容に焦点を当てて書いていきます
後半の内容が気になる方は、ご自身の目で確かめてみてくださいね。

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さて、そもそも、ポジティブ心理学とは何ぞやって感じですよね。
こういう学問分野らしいです。

ポジティブ心理学(ポジティブしんりがく、英語: positive psychology)とは個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する心理学の一分野である。精神疾患を治すことよりも、通常の人生をより充実したものにするための研究がなされている。
(wikipediaより引用https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)

さらに、wikipediaによると、
マーティン・セリグマンという心理学者が1998年に確立した学問分野だ
ということが書いてありました。比較的、新しい分野なんですね。

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本書の内容で大事そうだなって思った内容を3つ挙げました。
せっかくなので、番号の順に、どんなことが書いてあったかふんわりお話していきますね。

幸せになるために...
①過去や未来は考えないで、「いま、ここ」に集中しよう!
②ストレスに対する「レジリエンス」を持とう!
③多くの人と関わりを持とう!

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2 幸せになるために必要なこととは?

まずは、
①過去や未来は考えないで、「いま、ここ」に集中しよう!です。


この考え方は、マインドフルネスとも言われたりしています。
瞑想の考え方に近いのかな?

過去は取り戻せないし、未来のことなんて誰にも分からないけど、
色々考えてしまう。

そういったことはやめて、
生きている「いま、ここ」の瞬間に集中して幸せを味わいましょう!
というようなことが書いてありました。ふむ、なるほど。

余談ですが、
卒業してからも何度か連絡を取っている高校時代の恩師がいるのですが、その方が半信半疑で瞑想を始めたら仕事の効率がものすごい上がって、さらに私生活も絶好調だと言っていました。

本当かどうかはさておき、心を空っぽにする時間、というのは、現代に必要な時間なのかもしれませんね。

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お次は、
②ストレスに対する「レジリエンス」を持とう!です。

レジリエンスとは、「回復力」とも言われる力のことです。
ストレスを感じた時や、逆境に立たされた時、
いかにして立ち直ることができるか。
これが幸せになるためのカギの一つらしいんですね。

本の中では、ヤシの木が例で出てきました。
ヤシの木って、しなやかなイメージがありませんか?強い雨風を受けても折れない、倒れてもぐいーんと戻ってくる。
レジリエンスはこういう、ぐいーんと戻ってこられる力のことを指します。

レジリエンスを高めるためには、思考の柔軟性がカギ
ネガティブな状況の中でもポジティブな面を見つけられる人は、辛い状況でも折れずに、幸せをつかむことができるのかもしれませんね。

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最後は、
③多くの人と関わりを持とう!です。

筆者の前野さん曰く、
人との交流を広く浅く持っている人のほうがそうでない人に比べて幸せ
だという報告があるそうです。へえ、初耳。

ただし、やみくもに友達を作ればいいというわけではありません。

筆者曰く「ひとりの人間が人間関係を結べる限界の人数は150人ほどといわれています。」(本文より抜粋)
自分がつながりを持っている相手皆に意識を向けられる限界がこの150という数字らしく、この法則を発見した人の名前にちなんでダンバー数とも言われています。


確かに、このコロナ禍で自分が一番強く実感したことは、

どんなに人付き合いが得意でない人でも、
外界や友人とほぼ遮断された環境に居続けるのは難しい。
ということでした。
個人の体験なので、当てはまらない方ももちろんいるとは思いますが。

こういう状況になってみて、
人は他者と関わることで幸福を感じられるんだ
ということを実感しましたね...

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3 まとめ

この本は、精神的な疾患を抱えていない方がどうやったら幸せな生活を送れるのかについて研究しているポジティブ心理学という学問を、易しい言葉で解説している本でした。

さらに、本の題名に「実践!」とあるように、著書の第5章には実践編が載っています。
幸せになるための具体的なエクササイズが書いてありますので、読んだその日から実践すれば、今よりもっと幸せになれるかも。


ということで、読書レポでした。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

では。


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