マガジンのカバー画像

抑うつ状態とは、どういうものか。

113
自分自身へ、同じような症状で悩まれている方、またその周りの方々へ。 私が自分の抑うつ状態と向き合った日々のnoteをまとめます。「素敵な向き合い方」だと感じた時には他のnoter…
運営しているクリエイター

#スキしてみて

ぽんコツ子の成長

ぽんコツ子の成長

私は今でも偶に、自分自身のことを「ぽんコツ子」と呼ぶことがある。ドン小西さん的なイントネーションで、「ぽん•コツ子」である。

この呼称を使うようになったのは、1年半ほど前だろうか。定かではないが、休職期間中であったことは確かだ。
何をやってもダメなことが続き、「私は、ポンコツです。」と布団にくるまって泣きながら休んでいた頃だったと記憶している。

例えば、張り切って買い物に出かけたのに、スーパー

もっとみる

最近、一挙手一投足を自分で採点している。100点満点までではなく、最低点は100点にしてみた。洗濯を午前中に干せた150点、暑い昼中に外に出れた3,000点など。でも一日の集計はわざとしない。あの日は頑張れたのに今日は…となるから。主観的加点方式を取り入れてからメリハリがついた。

みかたあつめ。

みかたあつめ。

おはようございます。
といです。

相変わらず朝晩はまだ冷え込みます。
音を立てないよう、昨日沸かして水筒に入れておいた白湯を、湯飲みに注いで啜ります。
臓腑が(あぁ、朝か。)と動き出すのを待ちます。
そのうち隣の田んぼの蛙も段々と起き始めます。

この、とても静かな時間が好きです。
砂時計を意味なくひっくり返して、
ぼーっと今日について考えます。
今後についても。

職場での私の時計は止まったま

もっとみる

明日でちょうど200日
なんの数?
私が過ごした、
まとまったお休みの数。

書き留めた言葉は
どれくらい?
大体ノート3冊分。

私の心の変遷が
その時の出来事が
熟成されたチーズのように。
美味しく食べられますように。

ホット豆乳に塩を入れたら
底に溜まってたソルティソイ。

111-66=温かみ

111-66=温かみ

おはようございます、といです。

先日、簡易郵便局なる場所へ行ってきました。
小さな支店よりもさらに小規模な、勤務体制2人の郵便局です。

家から1番近く、お散歩の範囲内にあるので、
会社への書類や個人的な手紙などを送る際、
私にとってうってつけの場所なのです。

「66円分の不足です。」と、
小さな窓にビニールカーテンを付けた奥から、
いつもの担当の方が私に告げます。
私は狭い隙間から出てきた緑

もっとみる
いくら心が擦り減っても。

いくら心が擦り減っても。

こんばんは、といです。

心ってどこにありますか?
心が傷を負ったならどこを修復すればいいですか?
いつの分から?

どれもこれも、目には見えません。
子供の頃、身体に相対して頭が重く転びやすい為か、家から最寄りのバス停までのほんの数百メートルの距離で転びました。
案の定、膝を擦りむき、白タイツは破け、挙げ句の果てに泣き叫び、バスを1本遅らせる羽目になりました。
そしてとても怒られたのを覚えていま

もっとみる
「食べる」は、生きる糧。

「食べる」は、生きる糧。

こんばんは、といです。
最近、感情の起伏が徐々に戻ってきたように感じます。

感情を取り戻すうつ状態症状が顕著な頃は、物事に対して何も感じなくなったり、喜怒哀楽の哀しみだけが顕われたりする傾向にありました。

※「笑っていますか」は、うつ状態の初期(今思えばですが)に知人からかけていただいた言葉をタイトルにしました。

(出来ない、つらい、情けない)
といった内側から溢れてくる思いを、周りの人に知

もっとみる
貴方の側の大切なひとに、目の覚めるような一言を。

貴方の側の大切なひとに、目の覚めるような一言を。

おはようございます、といです。

うつ状態で休職中の私ですが、
定期診察の折、
主治医からこんな言葉をかけられました。

場面は、診察の最後。

「家の中にずっといると、何かしなければ、と無性に手先を動かしたり考えたりしたくなるんです。」
「家から出れないと、引きこもりになったように感じるんです。」
と、私が申告したところだった。

数秒の間ののち、
主治医は、私の目をじっと見てこう言った。

もっとみる