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ぼくのポエム

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自分で書いた詩をまとめました。 過去作も含みます。 下書き的な側面もあります。 最後の方にその詩を書いた経緯なども載っています
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#日記

【詩】 僕がいないヨッ!

仲の良い4人組
から僕を除いた3人の
賑やかな会食の写真が送られてきた

『僕がいないヨッ!』
「お前はいつも予定が合わん」
「来月の休みはいつ?」
『まだわからない』
先週の話。

隣町珈琲での詩の教室は
土曜の19時
僕は仕事で 2度も欠席している
中延駅に向かう途中の電車で
僕を呼び戻す知らせを2度も受け取った
今回はどうか見逃してくれと
こっそり抜け出してきたわけだ

詩は僕のこころのため

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【詩】 煮っ転がし

鮮魚コーナーで 秋刀魚の値段に顔を顰めていると
野菜売り場の見切り棚に残された 里芋が目に入った

椰子の木
タワシ
満員電車の後頭部
平凡な連想の後 買い物かごに押し入れる

里芋といえば煮っ転がしか。

椎名町駅前の 立ち食い蕎麦屋と交番の間を通り抜けながら
「煮っ転がし」について考える。
ずいぶん可愛らしい言葉だな。
どうにか普段使いできないものか。

身体を 煮っ転がすのは難しい
風呂は身

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【詩】 今、良い詩を書いている

今、良い詩を書いている
良い詩を書いているのに、嫌な通知が飛んできた。

思考を横取りされて
不完全のまま沈み込む

今はとっておきの詩よりも
謝罪の文面を考える必要がある

『も』と打ったら
『申し訳ございません』が最初に出てくる
『蒙昧』は出てこない

僕の言葉はどちらだろう
僕の心はどちらだろう

『申し訳ない』と思う気持ちは本当だが
定型文じみた謝罪は「口先だけのでまかせ」らしい
ならばい

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【詩】 仕分ける

昼過ぎに電車に乗って
スーツを着ていない社会人と非社会人を勝手に仕分ける

鞄を右肩に食い込ませ
左半身を庇っているあの男性は前者

沢山の色を取り寄せて
複雑に編み込まれた服を着たあの女性は後者

前かがみで
ゆったり頁をめくっている初老は前者で
必死に液晶画面をなぞっている少年は後者

車内の振動に抗わずに壁に身体をぶつけ
自分を罰する術を探している彼は前者

彼の直ぐ側に腰掛けて
顰め面で彼

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【詩】 Keepメモ

死に急ぐように
喫煙所へ向かう

僕の仕事デスク
同僚との会話
2万円ほど入った財布
自宅の鍵
読みかけの文庫本
買ったばかりの天然水600ml
スマホの充電器
終わらない仕事

それらは10階にあるけれど
喫煙所は9階が上等
タバコとライターだけ
僕に従う

1日には
人知れず落ち込む瞬間が必要で
そのためには
決まった場所が1つあればいい
僕の足元は気まぐれに
まだ開けたことのないドアを探して

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【詩】 自動思考

あの日あの時
こうしてたらって
タチの悪い呪いだよな

標識の文字が錆を着てるから
試すようにしか歩けない

こんな歩幅で飛べるわけない
水たまりを躊躇なく踏みぬくことができたあの頃の勢いは
僕のどのあたりに沈み込んでしまったのだろうか。

進めたはずの創作に
主題をつけることができないまま
消してしまう時がある

自己否定に名前をつけてしまうと
1日が急激に短くなって
人は老いてゆくと知ったから

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【詩】 難しい会話

「何ソレ。マジウケる!!」

アニメや漫画でしか聞いたことのない表現を忠実に再現する存在。
その軽い言葉に少し怯んだ僕は,彼女たちの言葉が何でできているのか知りたくなった。

僕の言葉は、小説と、詩と、少しの映画と、懐かしい音楽でできている。
彼女たちの言葉は、きっと、他の誰かの言葉でできている。
会話から会話を生み出すことが苦手な僕は、彼女たちが使う言葉を使いこなすことが出来ない。

彼女たちの

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【詩】 赤い髪の紳士

『ちょっといいかな?』
或る夕暮れ
頭髪の紅い紳士が
僕を呼び止めた

紅髪の紳士など居るハズがない。
けど僕には
紳士と呼ぶ以外に
その男の気品を巧く表すことができなかった。

『ちょっと街まで行きたいんだ』
紳士がそう言うので
僕は彼を街まで送り届けることにした。

この紳士の言う街とは、どのような場所を示しているのだろうか。
それは頭の悪い僕には難しすぎる問答で
だから僕たちは馬鹿みたいに道

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[詩] まどろみの最中

カーテンが音も無く揺れている。
その間隙から漏れ出した朝陽は
真っ直ぐ手を伸ばし
挑発するように僕の顔を撫でている。
支配的なその光から逃れるように
部屋の奥へ移動した。

不意に、目覚まし時計が鳴り響いた。
それが消灯の合図だったかのように
僕は床についた。

今日が明日になってから8時間ほどたった時のことだった。

束の間の
緊張からの解放。

有意識がリアルの条件なら
僕は少しの間だけ
この

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[詩] 煙草

[詩] 煙草

今日は天気がすごく良くて
それに気づいたのは13時をまわった頃だった

何時間眠っても頭の奥に靄がかかっていて
その靄をとるためには
まずは布団から出なくてはならない。

肌に直接触れた部分が
やけに熱を持っている気がした
その熱は
僕の体温によるものだ

鬱陶しいな、と、思う。

焦げ茶色のシャグを
指で雑に解す。
寝起きだからか
気分が最低だからか
出来上がったジョイント(この呼び方は良くない

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【詩?】 僕の愛する『牧野ヶ池緑地』!!

【詩?】 僕の愛する『牧野ヶ池緑地』!!

僕の近所には緑地がある。
江戸時代に灌漑用に作られた人工池と,それを覆い隠すように茂る雑木林から成るその地を,人は『牧野ヶ池緑地』と呼んでいる。

僕の住んでいる名古屋市名東区は都会と言い切るにはやや味気ない部分がある。しかし,容易く喧騒を遠ざけることができるほど慎ましい街でもない。
だからこそ,手っ取り早く自然を感じることが出来るその場所が昔から好きだった。

アスファルトの浮いた遊歩道を歩く。

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[詩] 休日日和

せっかく早起きしたのに
いつの間にか日が暮れていた
そんな日曜日

僕も君も暇じゃないけど
たまにならいいんじゃない?

情熱を保ち続けるのが
簡単じゃないことくらい
誰だって分かっているさ。

『頑張り過ぎだよ』という言葉は
時に努力すら否定してしまうけど
今の君には必要な言葉だろう

何もしなかったことに
罪悪感を覚えるくらい
真面目な性格なんだから。

春に咲いた桜が
いずれ散ってしまう事く

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【詩】 虚像の部屋

【詩】 虚像の部屋

つまらない 下らない話をしよう
虚数や宇宙の話では無くて
例えばホラ  貴方の話とか。

僕は孤独
鏡に映る  私も孤独
目の前のよく似た存在
気持ちの悪い  顔をしていた

姦しいとはよくいった
奴らは今日もおしゃべり,おしゃべり
同意同調  愛想相槌
聞いてみれば  面白い。
非難や批判を礎に
奴らが創り上げるのは歪な楽園

「アナタのことは良く分かる。同じ悩みを抱えた人はたくさんいるから。」

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[詩] 野良猫

[詩] 野良猫

朝、鏡を見ると
黒い猫と目が合った。

猫は静かに
僕と僕の間を
何食わぬ顔して通り過ぎた。
余りに警戒しないので
悪戯に水をかけたら
猫は色を失ってしまった

大学に行くため
僕はバイクに乗る
冬場はエンジンのかかりが悪い
時の経過が暖気を奪うためである。

大学に着くまでに
僕は4回
猫を撥ねた。
どの猫もケタケタと嗤っており
縁石を枕にして
そのまま眠りについたようだ。

大学に着いた僕は

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