【エッセイ】 クロックスに穴が空いた
クロックスに穴が空いた。左足の母指球のあたり。
学生時代に疲労骨折した場所と同じだ。運動やらスポーツから遠ざかって過ごしているのに、その頃の身のこなしは衰えていないのかもしれない。
「やけに小石が入ってくるなー」とか、「心なしか濡れてる気がするなー」とか、「地面の起伏をダイレクトに感じるなー」とか思っていたが、まさか穴が空いていたとは。
足を組んで座っていたら、後輩に指摘されて気づいた。
「靴下に穴が空いていた」とかの比じゃないほど恥ずかしい。本来靴に穴が空くなんてことはあ