【詩】 自動思考
あの日あの時
こうしてたらって
タチの悪い呪いだよな
標識の文字が錆を着てるから
試すようにしか歩けない
こんな歩幅で飛べるわけない
水たまりを躊躇なく踏みぬくことができたあの頃の勢いは
僕のどのあたりに沈み込んでしまったのだろうか。
進めたはずの創作に
主題をつけることができないまま
消してしまう時がある
自己否定に名前をつけてしまうと
1日が急激に短くなって
人は老いてゆくと知ったから。
長い助走の末に飛び込んだ世界の話を
この世の住人は語ることができないから
いつも脇道の話ばかりする。
その脇道で
拾い損ねた下らないモノを
大事そうに取りに戻る
そんな日常が空々しい
積み重ねてゆくようで
すり減らしてゆく人生という日々に
何か光を見出せる
そんな言葉を
どうか教えてはくれないか。
仕事でミスばかりで、自己嫌悪に押しつぶされそうになった時の詩です。
最近、書けていなかったので、スッキリしました。
カタルシス、というやつですかね。
今月から現代詩手帳に投稿しようかな、と思ってます。
何か生活に変化を持たせたいので、小さなことから始めます。
大きな変化を見据えて。