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人生で苦しい困難にあたった時は「過去に起きた困難」を繰り返していることに気づく。

観察と評価:人間関係改善のための第一歩

こんにちは、見てくださってありがとうございます。うたかたと申します。今日から記事を書いていきます。

あなたは、困難にぶち当たっているからこの記事を見ていただいているんだと思います。それが人間関係だったら、私のこの記事を見ていただける価値があります。なぜなら、それがあなたの人生に気づくための一つの手段だからです。

人間関係の困難と過去の関係

今とてつもなくあなたは、辛いでしょう。悲しいでしょう。苦しいでしょう。 どんなに理不尽なことが起きても、まずは人間関係での困難にはあなた自身の過去が密接に関係しています。

例えば私の場合は、妻から暴力を振るわれた結果、警察に連絡してしまいました。これは私の過去にいじめがあり、先生に助けを求めた結果が起こしたものです。

同じようにあなたも今、問題を起こしたのであれば、過去に同じ行動をしていることが原因なのです。

問題解決の第一歩:観察

今、あなたが起こしたことを一字一句紙とペンをもって時系列を追って、書いていくのです。そのときに大事なことは「主観を入れないこと」です。

「主観を入れない」とは、「私はあなたから嫌いだと思われている」などと書くことではありません。事実をそのまま書いていくことが大事です。

これを「観察」といいます。 事実に対してあなたの主観を入れることを、「評価」といいます。

観察と評価を混ぜてしまうとどうなるか?おめでとうございます。見事に苦しくなる人生がもれなく手に入ります。

観察と評価の位置づけ


事実に対してどのようになるのかフロー図を御覧ください。

事実に対する観察と評価の受け取り方の違い
  1. 事実:中央左に配置され、全てのプロセスの出発点となっています。

  2. 観察(上部):事実から直接つながる緑の矢印で示されています。これは客観的な情報収集を表します。

  3. 評価(下部):事実から直接つながる赤の矢印で示されています。これは主観的な判断を表します。

  4. 理解:右側に配置され、観察と評価の両方からの入力を受けています。これは、客観的な観察と主観的な評価を統合した結果を表します。

  5. 混同:観察と評価を結ぶオレンジの点線矢印で示されています。これは、本来別々であるべき観察と評価が互いに影響し合ってしまう状況を表しています。

この図が示す重要なポイントは以下の通りです:

  1. 観察と評価は別々のプロセスです:

    • 観察は事実を客観的に見ることを目指します。

    • 評価は事実に対する主観的な判断を行います。

  2. 理想的には、観察と評価の両方が適切に行われ、それらが統合されて正確な理解に至ります。

  3. しかし、観察と評価が混同されると:

    • 客観的であるべき観察が主観的な評価に影響されてしまいます。

    • 結果として、事実の正確な把握が難しくなります。

    • このような混同は、コミュニケーションにおける誤解の原因となります。

エクササイズ:観察と評価の区別

いまから観察と観察でないものを提供しますので、少しエクササイズをしてみてください。

以下の文に対して「観察」か「評価」かを選択してください。

  1. 「佐藤さんは昨日、理由もなく私に怒鳴った」

  2. 「昨夜、田中さんはテレビを見ながら爪を噛んでいた」

  3. 「会議中、鈴木さんは私に意見を求めなかった」

  4. 「私の母は素晴らしい人だ」

  5. 「山田さんは仕事熱心すぎる」

  6. 「中村さんは攻撃的だ」

  7. 「小林さんは今週、毎日一番に出社していた」

  8. 「私の娘はよく宿題をサボる」

  9. 「渡辺さんは、私には青色が似合わないと言った」

  10. 「叔母と話すと、いつも愚痴ばかり聞かされる」

回答

  1. この文は評価を含んでいます。「理由もなく」という表現は主観的な評価です。また、「怒鳴った」という言葉も解釈が入っています。観察だけを述べるなら、「佐藤さんは昨日、声を上げて私に話した」などと表現できます。

  2. この文は純粋な観察です。具体的な行動のみが述べられており、評価は含まれていません。

  3. この文も純粋な観察です。特定の事実のみが述べられており、評価は含まれていません。

  4. この文は評価を含んでいます。「素晴らしい人」は主観的な評価です。観察だけを述べるなら、「私の母は週に3回、地域のボランティア活動に参加している」などと具体的な行動で表現できます。

  5. この文は評価を含んでいます。「仕事熱心すぎる」という表現は主観的な判断です。観察だけを述べるなら、「山田さんは先月、毎日平均12時間働いていた」などと具体的な事実で表現できます。

  6. この文は評価を含んでいます。「攻撃的」という言葉は主観的な判断です。観察だけを述べるなら、「中村さんは先週の会議で、3回他の人の意見を遮って自分の意見を述べた」などと具体的な行動で表現できます。

  7. この文は純粋な観察です。具体的な事実のみが述べられており、評価は含まれていません。

  8. この文は評価を含んでいます。「よくサボる」という表現は主観的な判断です。観察だけを述べるなら、「私の娘は先週、3日間宿題をしなかった」などと具体的な事実で表現できます。

  9. この文は純粋な観察です。渡辺さんの発言内容が客観的に述べられており、評価は含まれていません。

  10. この文は評価を含んでいます。「愚痴ばかり聞かされる」という表現は主観的な判断です。観察だけを述べるなら、「先月、叔母と話した5回のうち4回は、叔母が自分の不満について30分以上話し続けた」などと具体的な事実で表現できます。

いかがでしたでしょうか?難しいですよね?私も最初は全問正解できませんでした。6問程度しか合っていませんでした。


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