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2024年10月の記事一覧

漠然とした興味は何から手をつけたらいいか分からない

漠然とした興味は何から手をつけたらいいか分からない

「なんとなくアートに興味がある!」でこれまで何冊か本を読んできた。

『企業戦略とアート』、『アートコレクター入門』、『教養としてのアート投資としてのアート』、『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』。

今こうやって読んできた本を振り返ってみれば、アートを取り巻く状況やアートを分析したものしか読んでこなかった。具体的な作品やアーティストが分からないまま周辺情報を手に入れてきたと言える。

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読むページ数が増えていく『群像』

読むページ数が増えていく『群像』

図書館で借りているので、どうしても読むのが遅くなる文芸誌。

最新号は貸出不可で、直近の号はたいてい貸出中になっている。そんなわけで、2ヵ月遅れで話題に乗っかる。特に『文藝』は季刊誌で、読むのがもっと遅れる。ペラペラめくって読みたいものがあればその場で読むこともあるが、後回しにしがちだ。

9月号からの新連載、全卓樹『わたしたちの世界の数理』、竹田ダニエル『リアルなインターネット』、三宅香帆『夫婦

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怒られることを忌避する社会での自律

怒られることを忌避する社会での自律

『Z世代化する社会』を読んだ。

シンプルな表紙、ポップな字体で書かれた目次。「おそらく軽い社会分析だろうな~」とか、「自己啓発書に近い感じだろうな」とか、そういう先入観を持って読んだ。

語り口調も関西弁まじりで、セルフツッコミもあり、読みやすい。けれど、書いているのは経済学の先生。図表も1度しか登場しなく、読みやすさに重点が置かれた本なのは間違いない。

本書は学生との会話を始点に、「え、それ

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はじめての古典小説

はじめての古典小説

サン=テグジュペリの『夜間飛行』を読んだ。

古典の中でも小説を読んだのは『夜間飛行』が初めて。読んだ理由はタイトルがかっこいいから。ヘミングウェイの『老人と海』もかっこいい。今度読んでみようと思っている。

タイトルの夜間飛行はそのままで、夜に飛ぶことを意味している。この時代は夜間飛行をすることに批判的であり、一般的ではなかった。航空輸送業者にとって、昼間の輸送は鉄道や船に遅れを取らないが、夜に

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ザッと書く2冊: 『若い読者のための音楽史』『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』

ザッと書く2冊: 『若い読者のための音楽史』『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』

返却期限が迫った2冊について書いておきます。

『若い読者のための音楽史』

「若い読者」と書いているから、とっつきやすいのかな?と思いつつ、そうでもなかった。

さらには、本書のページのURLを手に入れるためにGoogle検索をすると、リトルヒストリーという一連のシリーズの中の1冊だと知った。ちなみに本書は8冊目で、9冊目?として美術史(さっき調べたのにもう忘れた)がある。これまで刊行されたもの

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アランの即興思考から考える、書き続ける意味

アランの即興思考から考える、書き続ける意味

ネタがないときはとりあえず書き始め、のちの展開を思うがままに進めることが多い。

今日は、それでいいんだと知り、勇気をもらった。

図書館でアランの『幸福論』を借りてきた。

まだ訳者である神谷幹夫の解説しか読んでいないが、そこにはこう書かれている。

そう、即興なのだ。そして、それらはモチベーションに関わらず、毎日2時間で一気に書き上げられた「プロポ」(紙葉1枚に2ページにわたる断章)だ。

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