深淵なる水縁　短編ホラー小説【3,785文字】

河原
　私は気が付くと、目の前には川の迂曲地、河原に立っていた。

　右奥から山の麓沿いに、川上から水が大量に流れてきている。
　足元には丸く角の取れた綺麗な石が沢山と転がり、私がまだ子供であれば水切り遊びをついしていたことだろう。
　川は左へとカーブを描き伸び続け、山と森の木々の中央へと進みその先は見えない程に長く続いている。

　ふと、その左手前に誰かがうずくまっているのが見えた。

　私は徐

頑張れる遺伝子？能力差別？？

高慢

　多くのアスリートや、結果、業績を残してきている様々な分野で活躍している方々が現在、声を高らかに言っていることがあります。それは

「血の滲む努力をしてきた」

　一般人が遊んでいる中、恋愛をしている最中、好きなことをして好きな物を食べている間、彼らはひたすらに「練習」「訓練」「我慢」を孤独にしてきた人達です。
　そんな彼らを目の前にして「それはただの遺伝子だ」「そういう才能だったってだけ

【小説】心霊カンパニア　『クレア・オーディエンス』

天狗倒し

　カーーーーン・・・カーーーーン・・・カーーーーン・・・・・・
　ミシミシミシ・・・パキパキパキ、バリバリバリバリ！・・・ドオォォォォォン！！！

≪たーおれーるぞーーーーー≫

　カーーーーン・・・カーーーーン・・・カーーーーン・・・・・・
　ミシミシミシ・・・パキパキパキ、バリバリバリバリ！・・・ドオォォォォォン！！！

　カーーーーン・・・カーーーーン・・・カーーーーン・・・・・

『幼☆妖★体験記』　　　第四話　　　　　　　　うんこ公園

　正式名称は今でも分かりません。私たちはずっとそこを「うんこ公園」と呼んでました。

　今を思えば、その土地の管理者が何もしなかったんだと思います。草も茫々で、テニスコート程度の広さの公園の奥にブランコがたったの一組だけ。

　犬の散歩か何かを近くに住む誰かがやっていて、その処理をすることもなくペットのトイレのように利用していたんだと思う。なので、そこら中に犬の糞だらけで誰もそこで遊んだりはしませ

『思春奇★学淵』　　　第一話　　　　　　　　心霊スポット？

地元の…

　これは、私がある友人から聞いた話である。

「なぁ、○○神社の裏の山、知ってる？」
　友人Ｂが唐突に問い掛けてきた。

「はぁ？知ってるけど。だからなんなん」

　友人ＡとＢは地元が同じで、互いにとっては知ってて当たり前な場所のことをいきなり聞かれて、頭が変になったのかと疑った。

「ちゃうやんあんな、あの山の、神社の裏手に小さな川があるやんか。そこ・・・今では有名な『心霊スポット』

短編・実話怪談『心霊”未遂”事件』　　　第六話　～狐の嫁入り～

同窓会

　私が小学校の時の友達だったんだけど、同窓会で久しぶりに会って話を色々聞いてたらちょっと段々、ヤバい感じになってきてさ。その話、聞きたい？

　えっとねその子とはちょっと当時、気になっていた子でね？って言ってもほら、あるじゃん。子供どうしのおままごと遊びみたいな、恋愛ごっこ遊び的なやつ？
　まぁでも、そもそも悪くは無かったって感じだったからさ、そんな遊び相手にしたんだけどね。

　で、ま

『幼☆妖★体験記』　　　第三話　　　　　　　　墓場の肝試し

　小学生の中学年ごろにもなると、女の子は‘‘ませて”、男の子は調子に乗り出します。昔では、この代名詞とも言える行事が「スカートめくり」

　女子の中には下にスパッツなどを掃いて「残念でしたぁ～」と、わざと捲らせる強者もいて、それはそれで楽しくも、そして互いに成長の証でもあります。

　女性の中には「絶対に許せない行為だ」と感じられる方もいらっしゃるかと。

　一番にダメだと思う部分は女子であれ何で

『幼☆妖★体験記』　　　第二話　　　　　　　　　山の友達

　最近、思い出したことがある。

　母の田舎は京都の亀岡市というずっと山奥にある古屋で、よく夏休みに遊びに行きました。その家の裏には程よい山があり、その所有は母の長男である叔父さんが持っている山でした。幼い私はカブトムシを取りに行ったり、叔父が趣味で植えた程度の山菜や何か謎の果物を取ったりして貰った記憶が薄っすらとあります。

　現代の様にスマホやゲームなんてのはなかった時代なので、一週間も住めば

カクヨム小説サイトにて
『幼☆妖★体験記』
がトップ10位✨入りをしました‼️ありがとうございます🙇‍♂️
トップ３を目指し頑張ります🙇‍♂️

怖すぎないのが、いいのかなぁ💧😅
『幼☆妖★体験記』　第一話⇩
https://note.com/silva_ration/n/n5335c332f8ce

『幼☆妖★体験記』　　　第一話　　　　　　　 　闇の奥……

　私の田舎。それは母側の実家の印象が強かった。

　父側は比較的、都市化された場所にあり海沿いで磯の香りが印象的だ。場所も近く、田舎という印象はあまり無い。

　母側の実家は京都の亀岡市にある、山々に囲まれた一画にあり家自体も典型的な田舎の作りだった。

　トイレは「ぼっとん便所」汲み取り式で、玄関は大きく古民家によく見られる土間。一段目にある座敷へと上がる長式台の一枚板が逆Ｌ字に迎え入れられ、真

短編・二人称ホラー小説『あなた』　 　　　　　～人撹者～

着信

　♫♬♪♩♫♬♪♩♫♬♪♩♫・・・・・・

　スマホから着信が鳴っている。『あなた』は非通知からの着信は絶対に取ることはない。
　が・・・・・・
　なぜかこの着信は取らなきゃいけない気がする。何らかの脅迫概念のように差し迫られながら、恐るおそる画面をスライドした。

「・・・はい」

　電話口の相手は三秒ほど無言を返してくる。

「・・・殺す・・・殺す・・・殺させて」

　あなたは気持

「夏の連続投稿チャレンジ」#夏に観たい映画　by シルヴァ

　１、から順番に全て制覇してやろうと思っていましたが、さっそく５、６、７と「無理だぁ～」と断念しました。

　旬な食材を買って料理できる程の余裕は無いし、
　洋楽しか殆ど聞かない私にとって夏の曲なんて皆無・・・・・・
　運動？ストレッチしかしないし。

　ってことで、お得意のテーマ
　８、＃夏に観たい映画

　パッと出てきたのが先ず⇩

　『サマータイムマシン・ブルース』

（映画や俳優関係の画像

「夏の連続投稿チャレンジ」＃紫外線対策　by シルヴァ

　太陽こそが最大の天敵である私にとって、最大の対策は「家から出ない」！！・・・はい、すいません。

　これらの＃を使ってアフェリのＵＲＬ張っている人もいそうな、そこに暗黙の了解がありそうな感じを感じ漢字幹事・・・・・・

　Amazonアフェリもいいなぁ☆と考えてましたが、そこまで手が回らないといいますか、映画が好きでAmazonビデオのアフェやりたいなぁとか憧れながらも、小説に重きを置くことしか

「夏の連続投稿チャレンジ」＃猛暑の過ごし方　byシルヴァ

　そもそも家から出ません。クーラー病こそ夏の風物詩だぁ！！
　・・・はい、すいません。これだけで終わらそうかとも思いました。流石にふざけすぎですね。

　一時、手持ち扇風機が流行りました。昨今では爆発するなんてニュースもありますが、猛暑な車内、そして直射日光が当たりやすい場所に置いてていい物なんてないですよね。ソーラーパネルですら劣化します。人の肌ですら癌化します。

　今はネッククーラーの時代だ

「夏の連続投稿チャレンジ」＃この夏ほしいもの　by シルヴァ

　ずっと前から「高スペックPC」が欲しい私です。

　実は、結局ここ「note」にしたのも小説サイトは「カクヨム」にした最終的な決め手は「広告が少ない」なのです笑

　最近、YouTubeですら広告に切り替わる際に読み込みに一瞬止まります汗
　文字入力をしていて、数秒後に”バババッ”と入力されるというやつを経験したことが無い人は、スマホ民以外ならいないと思いますが、あれが多発しストレスを感じざるを

「夏の連続投稿チャレンジ」＃この夏やりたいこと　by シルヴァ

　と、いう訳で「創作大賞2024」の応募期間が締め切り、この夏やりたいことが終わった気分な私でございます。他、応募者様方もお疲れ様でした。

　そうして、またまたネットを彷徨っていると、この「夏の連続投稿チャレンジ」を目にし、やってみよう、と思い立ち筆を取った次第です。
　
　ホラーばかり書いているので、あまり作者イメージを出すのも良くないかもと考えて自分を出すのは控えていたのですが、100の質問