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#レシピでつくってみた
江戸時代の調味料 煎り酒について
煎り酒とは、誤解を恐れず言えば
「日本酒と梅干と鰹節を煮詰めたもの」である。
古くは室町時代の史料に登場するが
その実態が分かるのは江戸時代のことである。
醤油の普及につれて、影をひそめたが
近年煎り酒は商品化されその数を増やしている。
あらためて歴史をまとめるとともに
その魅力を探りたい。
1、史料に見る煎り酒①記録上、600年前には存在していた
煎り酒は『鈴鹿家記』という京都の吉田神社
スーパーの刺身を昆布〆にする話
スーパーの刺身にひと手間加えて美味しく食べたい。そんな欲望が私にはあります。例えばマグロをサクで買ってきて塩をして30分くらい置いてから食べる方法は有名ですよね。今回はまた別のアプローチとして刺身の昆布〆を紹介したいと思います。
昆布〆とは昆布〆とは新鮮な刺身を昆布で挟み昆布の旨味を染み込ませる調理方法です。元々、富山県の郷土料理で、江戸時代に北前船が運んできた北海道の昆布と、富山湾で取れる魚を