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ヒトの『麻痺』はどうして回復が難しいのか〜社会性を獲得した動物という視点から考える〜
脳卒中では、基本的に脳卒中を起こした半球と反対側の上下肢が麻痺を起こし、『片麻痺』と呼ばれる状態となります。
また、脊髄損傷では損傷した高位よりも下の部分が麻痺した状態となり、『下半身麻痺』などと呼ばれたりします。
このように『麻痺』と呼ばれる状態には様々なものがあり、我々理学療法士やセラピストはこの『麻痺』を改善するように試みたり、『麻痺』がある状態でも生活できるような方法を考えたり一緒に練
失敗や間違いの恐怖から逃れる方法〜『わからないものをわからないまま扱う』という提案
間違うこと、失敗することって怖いですよね。
どうして怖いのでしょうか?
その理由は場合によって様々かもしれませんが、多くの場合は「失敗したらそれで終わり」という意識があるからではないでしょうか。
私自身も、失敗するのは嫌です。
間違ったことを言って、多くの人の前で恥をかくのも嫌です。
それでも、失敗を恐れずに行動したり発言したりしなければならない場面というのは、人生で何度も訪れるはずです
習慣化したいなら〇〇しない方が良い
何かを毎日の習慣にしようと思って始めたのに続かなかった、という経験はありますか?
理学療法士であれば、クライアントに習慣化して欲しいことがあるのに、なかなか続かず悩んだ経験はありませんか?
今回は、noteを90日間(この投稿で93日)続けられた経験から、習慣化のために必要な心がけを考えてみたいと思います。
結論から書くと、お伝えしたいのは『習慣化したいなら頑張ることをしない方が良い』という
小児の理学療法で運動よりも優先して考えたいこと
私は普段、訪問看護ステーションに勤務しております。
多くは成人・高齢者に対して理学療法を提供しておりますが、小児の方に関わらせていただく機会もあります。
今回は、小児に対して理学療法を行う際に私自身が気を付けていること、成人を対象にした場合と大きく異なることについて書いていきたいと思います。
先に結論を言ってしまうと、小児に対しての理学療法では小さな「できた」を積み重ねて「やってみたい」を引
クライアントの本当のニーズに迫る方法②ークライアントの反応を見極める
前回から、理学療法士がマーケティングを学ぶと、臨床の能力が上がるということを書いています。
前回の記事を読んでいない方は、そちらから読んでいただけると幸いです。
繰り返しになりますが、マーケティングを熟知している、臨床にマーケティング思考なんて必要ないと考えている、自分の臨床は完璧だと考えている、といった方は読む必要のない記事となっております。
前回の記事では、マーケティングの分析手法である
クライアントの本当のニーズに迫る方法①ー環境や状況を分析する
今回は、理学療法士がマーケティングを学ぶと、臨床の能力が上がるということを書いてみたいと思います。
マーケティングを熟知している、臨床にマーケティング思考なんて必要ないと考えている、自分の臨床は完璧だと考えている、といった方は読む必要のない記事となっております。
先日、こんなツイートをしました。
なかなかの反響があり、みなさんマーケティング思考の必要性を感じているのかなぁと思いました。
そ
提供する理学療法の意味を見失ったときに考えたいこと
理学療法士が理学療法を提供する場所や領域は年々拡がっています。
少し前まで理学療法士は病院に勤めるのが普通でしたが、最近では訪問やデイサービス・デイケア、行政、予防分野など、多種多様な領域で働く理学療法士が増えてきました。
理学療法士として関わる範囲・領域が拡がれば拡がるほど、それぞれの領域で理学療法を提供することの意味は多様化します。
そこで生じるのが、何のための理学療法なのか?という疑問
徒手療法でクライアントの主観を大切にする方法〜DNMの理論から〜
クライアントの症状を改善する、特に痛みに対処するために徒手療法を用いる理学療法士は多いと思います。
今回は、一見するとクライアントは寝てる(座ってる)だけ、理学療法士が一方的に何らかの徒手的な操作・刺激を行っている、というように見える徒手療法において、クライアントの主観が大切なのではないか、という話をしたいと思います。
今回のnoteの対象は、主に理学療法士です。
徒手療法を主に行うか否かに関