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2025年2月8日 19:30
手の平を浸す青嵐に 吹っ切れたい夜の背骨が ひとり歩きして雲を蹴っ飛ばしたそういう風に そういう風に(急足と鼓動)腕に抱いたがらんどう 忘れられない(うそかもしれない)涙を見せないでいた 狼が鳴いた夜の背骨は 蛇のように 星を連れて尚カーテンを揺らす青嵐に 飛び出したい詩のしぐれ煮を 大食いして水を含んだそういう風穴の向こうに(思慕のふくらむゾー
2024年12月8日 19:30
生きているのは もしかしたら何かを探索するため去った夏の影見つけ 暖炉で編んだマフラーとどこまでも行き交い 行き交う 雪の宵闇が掌に冷たかったりする海の絵を描いた 波の細部まで数ヶ月前の夏は塔のように佇んでいる夏が淋しく通り過ぎるほどに雪原の足下の凍えが大きくなるきっといつかは比例する生きているのは もしかしたら 夏を模るため夏の影のもう少し先の 見慣れた建
2024年11月27日 19:30
忘れてください この日々もこの僕も遠く見つめてくださいもっと楽しいことのある街車の目指す最果ての果てそこに行けばいいよそこに行けば もっと幸せそうに海のことも 山のことも風も 後からついてくる日差しの照る家の中氷菓かじった暑い頃日焼けした暑い頃とすれ違う すれ違う忘れてください この日々もこの僕も遠く見つめてください過去は波のように過去は蜃気楼みたいだよ忘れ
2024年9月29日 20:00
新しい旅へ 足下に今まで涙と蝉の羽根涙と蝉の羽根私よ さようなら とあなたへ 有難う光る蝉の羽根鳴る心の音夏にかけて歩く夏にかけて歩く夏の終わりにかけ歩いてゆく人と人と人夏の終わりの影新しい旅へ 足下に今まで私よ 有難う とあなたへ さようなら光る蝉の羽根鳴る心の音夏の蝉の羽根夏の蝉の羽根基になった詞を書いた時が、スマホの買い換えた時
2024年9月27日 19:30
蜉蝣が通る度 より景色を思い出す蜉蝣が通る度 より景色を思い出す夕焼けの下の暁闇夢に染まる布が飛んでいったんだあの人の夢が飛んでいったんだ蜉蝣が通る度 夏の風を思い出す蜉蝣が通る度 夏の風を思い出す夕焼けの下の暁闇詞の新作です!最近、昔の詞をアレンジするのにハマっていて、こちらも2020年に書いた詞が基になっています夕焼けの下の暁闇 というのは、夕暮れの高
2024年9月24日 20:00
ゆれた私 知らぬ記憶 子どもの頃のおもかげ暮れた空に凧が飛ぶ 長い長い糸を伸ばして何もないように見える大地に蜉蝣そう私は居たんだそこに居たんだ確かに居たんだ暮れた空に凧が飛ぶ 途切れてしまいそうに夜になってく 月が浮かぶ 段々知っていく詞の新作です!こちらも、上昇 ・ 藍 の2作と同じく、昔書いた原型の詞を修正したものになりますこちらは、2021年の詞が基
2024年9月12日 19:30
空想の梯を上る人々の夢の中暁は何よりも 満たされていた両手を広げ 腕の帆に星が零れる瞬間に暁は賑やかに 振り向いていた緩やかな川のほほえみに車輪を漕いだ一心と猫のまどろみ 暗闇にのどを鳴らして 朝を待つ景観が 隙間から走る景観が 隙間から走る暁の街に降る陽射しに実は分かっている誰もいない未来を少し想像しているりんご飴のような月を深く抱いて眠っていた赤
2024年8月31日 19:00
八月は遠のく そして空を模る夜へ向かう 背中の羽根でどこまでもゆこう渚から見ている 夏は命を歌うゆめうつつに 波をすべらせて海へ帰るときは 窓を開けておこう思い出せるように 思い出せるように蟹に誘われて 渚に誘われてひとりで生きることも 誰かが居ることも最高峰の夜が ただ 星を抱いて離れ離れに透き通る 風を覚えている隣り合わせになるものは幽霊かもしれない
2024年8月23日 20:00
漣が 数世紀先も 数世紀前も 運んでる緑や灰を描こうと 音を立てる何かが少しずつ ぼやけるようでそれでも 美しい未来を思いたい今となっては消えたものばかりが目に入るから一つ絵や文字で 絵や文字で絵や文字で つづるうたう あの子の星を見ている数十年 数百年 数千年輝くのなら何かが少しずつぼやけるようでそれでも 美しい未来を思いたい底のない川を辿って
2024年8月22日 18:30
少なくとも 僕と君が居て瓶の底 眺めたりして 笑って花のように 雲のように鳥のように 世界を同じように 生きていただけですいつか嫌いになるのならはじめから書き直そうとしても君のこと思い出したらまだ胸は踊りそうです怖いくらい 昼間の森は虫の声の解像度高くはじけるような炭酸の夢がはじけるように一縷の夏は一度きり一縷の夏は一度きり一縷の夏は一度きりです一縷の夏は一
2024年8月18日 18:00
どこにもあって どこにもない空の雲は鮫みたいだ髪飾りの彩る君がほら足音の響いた通りを夜を越えて 夜を越えて歩いてゆくんだってどこにもあって どこにもない空は果実の星みたいだ浴衣姿でつづく橋はほら鳴り響く拍手の熱がふわり舞って ふわり舞ってはじまってゆくんだって尺玉の夢がこぼれる川は丸く 眼鏡越しに夏の羽根があふれるそれを君は歌にする尺玉の夢が
2024年8月14日 19:00
空洞 反響する反応する 予想できないほどの未来見て回りたい 見て回りたいとより潜水空想 表情から模る野と 長閑な遠くを見て回りたい 振り返れば好きでたまらない生まれたての星を紡いで掴む 夢の花に眠るその水棲の星をより駆け抜けてめぐりめぐる また遍く視野生まれたての星を紡いで眠るはずの夜もゆれる花は今も 青さに染まる より確かにめぐりめぐる また遍く視野で潜水
2024年8月13日 18:30
宵宵宵宵闇で手を握った一通り底底底底なしの暗がりは文字通り目を瞑る闇夜の日 船出へと続く星の道目を開ければ桟橋のはじまりから眠る月より季節の方角 見える方寄ってみたいんだ 歩くんだ夜の旅路はサラウンド一歩 踏み出すんだ あの大地暗がりは文字通り 暗くなるほど思い出せる散らばる星は未来まで空をきらめく存在に宵宵宵宵闇に
2024年8月13日 18:15
頬杖ついている心は砂を歩くころには息を吸ったら磯を感じるくらい身近になれる瞳はとうに海を抱擁している鐘の響いた放課後雲をつつんだ少女の夕暮れ手にするノート嘘のない文字が遊泳しているああパラレル 僕が羅列しているパラレル 君が羅列しているパラレル 僕が羅列しているパラレル 君が羅列している鐘の響いた放課後雲をつつんだままのノートと砂浜 フレーズ 歌う少女の