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【詞】砂

頬杖ついている心は
砂を歩くころには
息を吸ったら磯を感じるくらい
身近になれる
瞳はとうに海を抱擁している


鐘の響いた放課後
雲をつつんだ少女の夕暮れ
手にするノート
嘘のない文字が遊泳している


ああ


パラレル 僕が羅列している
パラレル 君が羅列している
パラレル 僕が羅列している
パラレル 君が羅列している


鐘の響いた放課後
雲をつつんだままのノートと
砂浜 フレーズ 歌う少女の


パラレル 夢の畔までつづく
パラレル 夢の畔までつづく
パラレル 夢の畔までつづく
パラレル 夢の畔までつづく



詞の新作です!

こちらは、以前投稿した「潮騒」という詞と
おなじく海を舞台にしていて、

どちらも"少女"が文章の中で出てくるので、そこに繋がりを感じます

"瞳はとうに海を抱擁している" など
個人的に綺麗な表現が出来たな と思いました

」というシンプルなタイトルも気に入っています


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