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自分の作った詞になります
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#夜

【詞】ボイル

【詞】ボイル

そうだった 物語の初めの原動力は
独りだったことに由来していたんだ

感情で出来た山をいくら登り詰めても
最初から最後まで独りで居たかったんだ

ノートの行間に宿る 凍てつく言葉を
繰り返し 繰り返し なぞり
そこに浮かべる 僕の舟

朝焼けが髪に馴染む
静かな 静かな 冒険譚を
胸に秘め 胸に秘め 生きる
遠くに釣り糸を投げる

そして ずっと鳴いてる鳥が居たから 
話をしたんだ

世界のあらゆ

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【詞】ブランコ

【詞】ブランコ

通学路の水性を
歩く 夢のブランコが揺れる
遊具が染まる 茜の色

似たもの同士だろう
夕月の光るダンスと
めぐる 時間に滲む 影

ブランコを漕いではゆらり
空に届くはずもないのに
見えない心の畔
きっと誰かが居るらしい

似たもの同士だろう
夕月の光るダンスと
めぐる 時間に滲む 影

Bye Bye

詞の新作です

すごく儚い感じの詞を書いてみたくて作りました

水性は、絵の具で絵を描く時

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【詞】嘘として逃げたい

【詞】嘘として逃げたい

遠い向こうの川の向こうの魚の鰭として

または嘘として逃げたい

震えるのは窓の風が

化け物の声に聞こえるから

海の底の水母の足の一つとして

または闇として逃げたい

震えるのは爪の影が

やけに鋭利に映るから

引っ掻いて 冬の寡黙を

繕って 撫でる夜空を

遠い向こうの

川の向こうの

山の向こうの

海の向こうの

人の向こうの

ヒトの向こうの

ヒトノムコウノ



詞の新作

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【詞】結局

【詞】結局

明るく降る雪を 白い世界を

小さい挨拶より大きく生きてみたい

飲み干した空き缶を潰して

何を思う 見慣れた部屋の天井

寝転んでいても 剥がれないよ

後ろ向き いつものことさ

はっきりした声で返せば変わるだろうか

すべてが終わるその日まで

どこかに行くにも 剥がれないよ

後ろ向き いつものことさ

はっきりした声で返せば変わるだろうか

すべてが終わるその日まで

明るく降る雪を 

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【詞】背骨とか

【詞】背骨とか

ノートが砂のようにざらついている頃

食わず嫌いしていた明日の背骨が来る

魔物のように炎を吐いて 新雪の陰影を

溶かして 塒を巻いているんだ

使い古した頁の余白の結露をぬぐい

書き起こせば

十代のゆらぎが今も部屋を流れる

キッチンに沈むリンゴも

きっと鏡を担うだろう

見惚れた図鑑の言葉の意味を

此処でいっぱい受け止める

無色 透明 になりたい

無色 透明 になりたい

ノート

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【詞】街

【詞】街

嫌なことは夜の雨の向こう
車道も人もぽつりぽつり
きっと魚は飛行船 嶺の上の夢を見る

砂のようなマドロミを飲み干す月が
いつもより早く通り過ぎる 星や雲のあいだを

街は街でそのままで どこまでも循環している
翡翠色の夜景のあらゆるを回す

鳩時計が飛び出すと そう思うと
ベッドから0時の底に落ちていくよう

嫌なことは夜の雨の向こう
車道も人もぽつりぽつり
きっとイルカの潜水は 月の中の海にい

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【詞】ろうそく

【詞】ろうそく

古い靴を履いて 夜の向こうへ飛ぶ

おやすみの鏡の中へ すぐに足早に

後ろの蛍 ろうそく 僕を灯す

ここからの果て あの川も見えるから

嘆いた不安も 進化の肥料になるだろう

道に蛍は行く 光の橋をつくる

川の遥か 月に近く 息をする 種子

喩えの降る空が やがて白くなる

光を落とす 光を落とす

久しぶりの詞の新作です!

"ろうそくのような蛍の光が、夜の畦道を行き交う姿"をイメージ

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【詞】狭い 広い

【詞】狭い 広い

狭い 広い

情景の奥で ボートを漕いで

テレビの砂嵐の向こう側

子どもの頃の僕が

天井の模様を眺め

一喜一憂しているから

懐かしくも

新しく思って

目覚めたら 冬の空気は

飄々という感じで

勇魚のような雲が見えたら

世界はきっと

狭いようで

広いような

その連続を

描写するようで

それをまた

抱擁する

詞の新作です

自分の詞には、○○を漕ぐ という文章がよく出

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【詞】汽車

【詞】汽車

涙が零れるのは 思い出せない歌があるから

夢の中の歌 感情だけ残る

汽車は走る 離れる出会い 飽きない景色

音も無く 時間の砂を進む 星を過ぎる

かつて居た街に似た夢を見たんだ

水のようにするすると 消えてしまうんだ

空気のように 静かに浮いていくんだ

別れる汽車は走る 終着点へと途中

まだ途中

詞の新作です

こちらは2020年末に書いた詞が基になっていて、
元の方では、宇宙、

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【詞】車窓

【詞】車窓

書きたいものはなるべく書きたいと思ってる

触れるものは揺れるように 塔楼を流すように

車窓に手を伸ばして眺める いつまでも変わらないようで

変わるものもあるのだ

見える斜陽や 山の光と 生活は続く

車窓は全部 映画みたいに過ぎてゆく

見える斜陽や 川の光と 生活は続く

車窓は全部 映画みたいに過ぎてゆく

書きたいものはなるべく書きたいと思ってる

触れるものは揺れるように 塔楼を流

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【詞】冬眠と泡沫

【詞】冬眠と泡沫

眠れない夜に 魚が空の川渡る想像してる

眩い鱗の冬の星 源流は白い

私も鏡に映る記録を束ねては

名前も付けずに風にのせ

この世に似た地のあの人へ

遠い土地で鳴いた鳥と舟を浮かべた旅人

忘れたように 枯れ葉の束を抱き

懐かしく眠る

嘘もまた浮遊する

どうにも話の蔵が錆びてく

枝分かれのあの夢はいつの日も

泥濘の花みたいに

移ろう毎に見える言葉の隙間に

また冬季を通す

こち

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【詞】靄

【詞】靄

靄の中の小雨 朝になれば染まる

同じように歩く 闇を掴んで変わる

鉄は 草木のように笑う

思っている以上に 本音が零れるのなら

向こう側の晴天も 通り沿いの人も

嘘のつき方も 泣きそうに 泣きそうになる

時代が 僕の方に来る

歩いていくほど もっと話したい

深く話したい

靄の中の小雨 朝になれば染まる

同じように歩く 闇を掴んで変わる

鉄は 草木のように笑う

思っている以上

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【詞】ライト

【詞】ライト

戻りたくない日々があるだろう
このまま眠ったまま
どこか異なる世界にワープしたりして

戻りたくない日々があるだろう
目を閉じて見る
瞼の裏 心の世界は遠い

言いたいことは言えずに ゆらゆら空間を動く

言いたいことは言えずに ゆらゆら空間を動く

うつつの先の土地の明かりが見える頃には

微かに汽笛が聞こえる 夜の魔法にかかる
時を渡る 人も居ない 魚になる

目が覚めたら どこに行こう
見え

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【詞】怪獣

【詞】怪獣

夜行性の森が 羊を連れて 夢を隠した

そこに佇み 空を濡らした彗星は

昔を呼ぶ 昔を呼ぶ 繭を割ったワンルーム

扉を開けて 瓜二つの 自分に似た

怪獣が 怪獣が 怪獣が来る

怪獣が 怪獣が 怪獣が来る

夜を息吹く蛾の姿になって

思うほど 思うほど 遠のく眠り

月に揺蕩う 月に揺蕩う 繭を割ったワンルーム

向こう側の 向かい側の 隣り合わせの 自分に似た

怪獣が 怪獣が 怪獣が来

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