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【詞】ユリイカ
春夏秋冬はすぐに終わるから
窓の外の表情も
過去形にすれば過去形で
雪が降り積もる
雪が降り積もることばかり考えている
瀟酒な冬か
部屋はガラクタで埋まっている
この通りの僕か
気持ちが有れば
ひとしずくの息は風になる
駆け抜けたのは
獣道の一縷
春夏秋冬はすぐに消えるから
あれは部屋に姉がいた頃
眠りの奥で思い出す
右耳まで髪が伸びては
切るタイミングを逃している
記憶の姉か
会うタイミングを掴めないでいる
遠出の僕か
写真をめくれば
思い出だらけの綿になる
浮かんでいくのは
雲の切れ間の虹だ
月のように冷たいギターを掻き鳴らす夜は
月の窪みを歌う 月の窪みを歌う
月のように冷たいギターを掻き鳴らす夜は
月の窪みを歌う 月の窪みを歌う
次の春夏秋冬もすぐに終わるから
じきに街に僕もいなくなる
誰もいない大通り
誰もいない大通り
姉 というワードが出てきますが、自分に姉は居ません
ただ、もし姉が居たら、どんな人だったんだろう?と思ったりします
おなじように創作が好きだったら?など、色々想像します
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