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音楽を体験するということ
私自身、音楽教育家・ピアノ教育家として、レッスンや指導の中で「音楽体験」を中心に据えることを大切にしています。
音楽を学ぶとは、ただ音符を読み取り、指を動かす技術を習得するだけではありません。それは、考え、想像し、見ることや聞くこと、そして感じることのすべてが織り交ぜられた、全身での体験です。
五感をフルに使い、体の細胞ひとつひとつを活性化させながら音楽を体験すること。
それは音楽を深く理解
ピアニストは暗譜で演奏しなければならないのか
再来月にソロコンサートの機会を頂いた。
のだけれど…
子ども3人がいてしかも3ヶ月後に新たなプログラムで70分ってちょっと胸騒ぎがしたので(話があった月曜は嬉しい反面、間に合わない悪夢をみた)、
今日はピアニストはソロのとき暗譜で演奏しなければならないかということについてお話ししたいと思います。
(練習しろ)
試験やコンクールでは暗譜がほぼスタンダードだし、コンサートでもソロのピアニストは暗
2月、ドイツからのお便り
2月になりましたね。
2024年も12分の1が過ぎました。
2024年の音楽家のためのメンタルトレーニングLABOの1月のテーマは「Goal-setting(目標設定)」。
わくわくする目標設定の秘訣とは?
目標を達成できる人の特徴とポイントとは?
目標設定しやすくなるとっておきのツール、目標との上手な付き合い方などを勉強しました。
みなさんが実際に立てた目標、見ていると私もとてもわくわく
勇気を持つということ
今朝のほっこりした話。
家の前の小さな通りには、ドイツの伝統的な革製品を作る小さなマニュファクチャーがあります。
その前でいつもパイプをふかしている革職人のおじさん。
まさに職人雰囲気が漂っており、私が挨拶をしても頷くだけ。
前を通るたびに、子どもたちとバタバタわいわい通る私をいつも厳しそうな目で見ていて。
私のことをあまりよく思っていないのかなとか、外国人だからかな〜、なんて思っていました。
ドイツ語の本「ピアノ教育におけるメンタルトレーニングの理論と実践」出版のお知らせ!
ドイツからGuten Tag!
音楽家のためのメンタルトレーニング研究実践家の大木美穂です。
今日はひとつお知らせがあります。
遂に!約5年かけて書き上げた博士論文が、ドイツの出版社Springerから発売となりました。
タイトルは、「ピアノ教育におけるメンタルトレーニングの理論と実践」です。
スポーツ心理学の知見を交えながら、音楽家が日々の練習そしてピアノレッスンにメンタルトレーニングを
「頑張って」という言葉〜本番前の声かけ
秋のドイツより、Guten Tag!
昨日、音楽家メンタルトレーニングLABOの中で出てきたトピック、『頑張って!』という言葉の持つニュアンス、音楽家が本番前に気をつけたい言葉の選び方、休憩を取ることやこれまでやってきたことを信じることの大切さをちょこっとライブで話しました。
確かに、「頑張れ」って言葉、よーく文字を見てみると身体も心も頑なに張る感じがしますよね。
別の例でいうと、「忙しい
音楽家とパフォーマーのためのメンタルトレーニング・パフォーマンストレーニング講座(3/21新宿)
みなさまこんにちは!
ドイツ在住ピアノ教育者・音楽家のためのメンタルトレーニング研究実践家の大木美穂です。
現在、2年ぶりに日本に帰国しています。
そこで、リアル講座のお知らせです。
音楽家とパフォーマーのためのメンタルトレーニング
〜パフォーマンストレーニング講座
【日時】
2022年3月21日(月・祝)10時15分〜11時45分
【場所】
東京音楽院(新宿三丁目から徒歩3分)
アク
【ピアノの先生集まれ〜!】コミュニティ・モアピアを立ち上げました
2013年から取り組んできた「More Piano Project」というプロジェクトがあります。(詳しくはこちらをご覧ください)
中には今でもずっと続けているもの(特に今は音楽家メンタルトレーニング)、そしてプロジェクト自体がなくなってしまったもの(画家Masakiとのプロジェクト)もありますが、このままプロジェクトが消えていくのはもったいない…と思い、More Piano Projectを元
やる気やモチベーションに頼りすぎずに音楽の練習を続ける5つのポイント 〜2021年は「継続力」をつけよう!
Guten Tag!
ドイツ在住ピアニストの美穂です。
2021年があけましたね。咋年も大変お世話になりました。2021年もみなさまの健康とご多幸をお祈りします。
さてさて、コロナ渦中に始めたnoteですが、今年初の記事の今回は、なんと、初の有料記事に挑戦してみようと思います。
先日、こんなTweetをしました。
ここ数ヶ月モチベーション心理学を勉強してきて思ったこと。あまり「やる気」に
オンラインとオフラインを組み合わせていこう
オンライン化の加速近年、色々なもののオンライン化が進んでいる。
会議、セミナー、コンサート、そしてオンラインレッスンに関しても、器楽レッスン、ヨガレッスン、語学レッスンなどさまざまな分野にわたる。
何より今年はコロナの影響もあってさらにオンライン化が加速した。
そういう私も、今年になって初めてピアノのオンラインレッスンを始めた。というのも、ロックダウンでプライベートレッスンの手段がそれしかな
<技術編>伴奏者にマストな3つのこと
まずはずばり、<初見力、スコアリーディング>
仕事というのは、ピンチヒッターとして声がかかり、期待以上の仕事をしたので次のお声がまたかかる、というパターンが非常に多いです。
そして、次、また次のお仕事が来た時に、のんびり数ヶ月かけて準備していられることは滅多にありません。下手したら、「明日弾ける人がいなくて探している」レベルのお話が、ある日突然やってきます。
マスタークラス等では、レッスンで次々