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読書感想

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本を読むのが好きです。 読んだ本に絡めて呟いていきたいと 思ってます。
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#精神科

絶対内定2022

絶対内定2022

12年連続大学生協売上第一位。

就活のバイブルと言われてる

〜自己分析とキャリアデザインの描き方
絶対内定2022〜

という分厚い本が、
我が家にあります。
(娘の本)

ちょっと中身をパラパラと読むと、
なかなか面白い。

就活って、
結局自分を認めてもらい、
この人を欲しい!採用したい!


他人から求められなくてはいけない。

就活に限らず、
人生ってそんなことの繰り返し。

いい結

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ヘミングウェイ

ヘミングウェイ

アメリカが生んだ、
多くの人々に愛された小説家
アーネスト・ヘミングウェイ。

老人と海
日はまた昇る
誰がために鐘は鳴る

多数の名作を残してます。

ヘミングウェイは重度のうつ病に
苦しんでました。

精神科病院に入院して
薬物治療もしてるし、
電気ショックも受けてる。

小説作品の中にも、
「死」や「死者」をテーマにしたものも
少なくない。

第一次世界大戦に従軍した経験も
影響してると言わ

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統合失調症の芸術家①

統合失調症の芸術家①

日本が誇る天才アーティスト
草間彌生

草間彌生の自伝を読みました。
タイトルは
「無限の網」

わたしは、
草間彌生が統合失調症という病気を抱えてることを知りませんでした。

でも
そう言われると、
確かに彼女の作品はいかにもって感じです。

草間彌生の人生は強烈。
キャラクターも強烈。

恐れ入りました。

自伝の中でこのように述べてます。

私は子供の頃、
死ぬことばかりを考えていました。

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ゼロリスク症候群

ゼロリスク症候群

「ゼロリスク症候群」に
とらわれていたら、
ガンは撲滅できない。

って、
堀江貴文が言ってますね。

「常識」の99%はウソである、
「疑う力」
という本の中で述べられてます。

ホリエモンは
健康や予防医療に関心があるようで、
一般社団法人「予防医療普及協会」を
設立してます。

胃がんの99%はピロリ菌が原因とわかり、
ピロリ菌除菌が保険適用されて、
肺がんや大腸がんの死者数は増加しているの

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目がダメな人はダメ

目がダメな人はダメ

竹内一郎氏の

「人は見た目が9割」
「やっぱり見た目が9割」

って本、
けっこう話題になりましたよね。

遅まきながら読みました。

私達は、
子供の頃、小学校の先生に

「人を外見で判断してはいけない」

教えられます。

それは
人間は「人を外見で判断する生き物」
だから、
そういう教育をされたわけです。

本当の真意は

人を外見で判断しても、
基本的には問題ない。
ごく稀に、例外があ

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愛されないことが「悪」をうむ。

愛されないことが「悪」をうむ。

聖書で語られる最初の殺人は、
兄カインによる弟アベルの殺害。

弟アベルは父なる神に愛され、
カインは愛されなかった。

それをひがんだカインは、
父の愛するアベルを殺した。

精神科医であり横溝賞作家の
岡田尊司氏が述べてますが、

イジメやDV、虐待、万引き、依存症や
自虐性、嗜虐性。
さまざまな異常心理に共通する問題として、

自分が愛されてないという寂しさが
あるとのことです。

そして、

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人間失格と薬物①

人間失格と薬物①

太宰治の「人間失格」

有名な作品です。

わたしは
中高生の頃に名作と言われる文学は
けっこう読みましたが、
まるっきり記憶にありません。

怖いことです、、、

でも、
当時は興味があり読んだと言うより、
名作は受験問題で出題されるかも!

ということで、
勉強として読んでたので、
試験が終わったら記憶から抜け落ちてしまったのかもしれません。

太宰治の「人間失格」

太宰治が、
東京のとある

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人間失格と薬物②

人間失格と薬物②

太宰治の「人間失格」続きネタです。

今では
悪名高い睡眠薬、
バルビツール酸系睡眠薬。

でも
昭和初期の頃は、
普通にそこらの薬局で、
処方箋もなく
買うことができたようです。

薬の歴史や医療の歴史をみると、
いかにその時代時代で評価が
変わるということが、
よくわかります。

ベンゾゾアゼピン系薬物も、
バルビツール系薬物に変わり、
依存性もなく、
致死率が限りなく低い安全な薬として
登場

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