ゼロリスク症候群
「ゼロリスク症候群」に
とらわれていたら、
ガンは撲滅できない。
って、
堀江貴文が言ってますね。
「常識」の99%はウソである、
「疑う力」
という本の中で述べられてます。
ホリエモンは
健康や予防医療に関心があるようで、
一般社団法人「予防医療普及協会」を
設立してます。
胃がんの99%はピロリ菌が原因とわかり、
ピロリ菌除菌が保険適用されて、
肺がんや大腸がんの死者数は増加しているのとは対照的に、
胃がんの死者数は明らかに減少してる。
国をあげての
「胃がん撲滅プロジェクト」なるものを
したわけです。
国をあげての
「うつは心の風邪キャンペーン」は、
逆に「うつ病患者」と、
治らずこじれてしまった「精神障害者」を
大量発生させましたが、
それとは、
同じ国のキャンペーンとしては
次元が全く違う。
成功例の一つですよね。
まぁ
胃がんは「ピロリ菌」という、
はっきりとした原因がわかったわけですし。
同じく
子宮頸がんも、
原因のほとんどがセックス時にHPVウィルスの感染によるものだということが、
わかってます。
日本では
年間約3万人が子宮頸がんと診断され、
約1万人が子宮を摘出し、
約3000人が亡くなるそうです。
そのウィルスに対しての
ワクチンが
子宮頸がんワクチン。
子宮頸がんワクチンの
副反応で酷い目にあった女の子たちが
いることも事実。
子宮頸がんワクチンで健康被害を受けた!
と
主張して薬害訴訟を起こす人々が現れたため、
2013年には、
日本は子宮頸がんワクチン接種の
積極的推奨を中止しました。
これ、
いいことか悪いことなのか、
わたしにはわかりません。
ただ、
世界の先進諸国の中で、
日本の子宮頸がんワクチン接種率が、
極めて低いのも事実。
そのことを憂いて、
子宮頸がんを体験して生還した女性達が、
子宮頸がんワクチンの普及を講演して
訴えたり、
婦人科医も子宮頸がんワクチンの
普及の必要性を訴えてますね。
わたしの娘が中学生の頃、
まさに子宮頸がんワクチンを国が推奨して、
自治体も推奨して、
ほぼ全員の女の子が接種しました。
子宮頸がんワクチンでの副作用の
女の子たちの動画や、
悲痛な母親の訴えは、
見ていて涙が出てきます。
でも、
これ、
もしも娘が子宮頸がんになり、
子宮を全摘したり、
それこそ亡くなったら、
そちらの立場側に立てば、
子宮頸がんワクチンで高確率で
ガンを防げるなら、
そちらを選ぶのでしょうね。
子宮頸がんワクチンの副反応の
医療裁判を訴えてる人達、
確か100人もいない。
かたや、
毎年子宮頸がんで3000人以上亡くなる。
ホリエモンは、
医療行為に伴う副作用や事故は、
どうしたってゼロにはできない。
ゼロリスク症候群にとらわれていたら、
怖くて病院になんか行けなくなる。
子宮頸がんワクチンに必要以上に
拒絶反応を示す人たちを見てると、
事故がこわくて飛行機にも車にも
乗れず、
家に引きこもってつまらない人生を
終えるようなものじゃないか!
と
思ってしまうと言ってます。
別に
ホリエモン支持者じゃないけど、
言いたいことは、
なんとなくわかります。
子宮頸がんワクチンの副反応の
女の子たちの症状と、
向精神薬の薬害と症状が似てるというので、
同一視する人もいます。
おそらく、
脳に作用するというとこで、
似たような症状が出るのでしょう。
でも、
全く分野は違うと思う。
結局
医療行為って100%の患者を救えるわけない。
大多数に効果があれば良いし、
ごく少数の被害者は捨てられる。
酷い話だとは思うけど、
それが現実。
ずっーとそれは歴史見てもそうだし、
これからもそうだと思う。
リスクなしには、
医療は発展していかないから。
もちろん、
自分はその少数の被害者に誰だって
なりたくない。
本当に怖いなら、
それこそ病院になんか行かなければ
いいだけのこと。
飛行機事故が怖いなら、
飛行機に乗らなければいいし、
交通事故が怖いなら、
車に乗らなければいい。
世の中は不条理に溢れてるし、
悲惨な事故は常に起きる。
ゼロリスクなんて、
どんな分野でもないのよね。
ちなみに、
向精神薬も、
治る人・回復する人の方が大半で、
薬によって悪化する人の方が、
レアケースで極々少数派なら、
問題ないと思います。
向精神薬に限っては、
回復して元気になる人の方が
少数派。
良くなる人の方が少数派って、
医療として成り立つの??
ってことです(笑)
堀江貴文は、
ズバズバ発言して、
けっこう楽しい。
友達が
送ってきたLINEスタンプ。
こんなスタンプあるんですね。
ウケました。