#身体
『「わざ」から知る(コレクション認知科学)』生田久美子著:伝統芸能から考える、身体や生活の中での学びと教育
熟練の職人の動きを機械に覚えさせて物を作る場合、人と機械が作る物は同じになるのか?
微妙な差は?「精神」は?
→p. 195
p. 15
華道の根本の形式は「天」「地」「人」。
pp. 16-17
伝統芸能の習得、段階、目的は、学校教育のそれとは異なる。
行っていること自体に段階が設定されているのではなく、学ぶ者がそれぞれ目的を見いだして行っている。
p. 17
わざを伝授する者が評価を下す
『手の倫理』伊藤亜紗著:介助やスポーツから「触覚」を考察する本
「触覚」について美学者が考察した本。研究者も一般の人も読めるように書かれている。
キーワードは、「ふれる」と「さわる」、「道徳」と「倫理」、介助・介護、スポーツ、コミュニケーション・伝達、信頼、共鳴、不埒など。
体育の授業が目指すのは、他人の体に失礼ではない仕方でふれる技術を身に付けること、と聞いて、著者の伊藤は感銘を受けたという(p. 24)。私は、そのように考える体育科教育学の研究者がいる