40代を前に気づいた、スキル転換の意外な落とし穴
こんにちは。たかっちです。
「目に見えないものを作る難しさ」
製造現場から、Web担当に異動して初めて気づいたこと。
それは、私の「当たり前」が、ガラッと変わるということでした。
「これ、どうやって完成を確認するんですか?」
Web担当になって2週間目、私は上司にそんな素朴な質問をしていました。
製造現場では、製品は形があって、手に取れて、品質も目で見て確認できる。
でも、Webの世界は違いました。
アクセス数、コンバージョン率、直帰率... 画面には数字が並ぶけれど、その向こう側にいる「お客様の気持ち」が見えない。
最初の1ヶ月は、正直、戸惑いの連続でした。
「SEO対策?それ、なんの略ですか...」
「このツール、昨日と画面が変わってる!」
「若い子たち、すごい早さで覚えていくな...」
37歳。 画面を見つめる時間が増えて、気づけば首や肩が凝るように。
新しい用語や技術についていくのに、必死でした。
ある日、若手社員のBくんが言いました。
「たかっちさん、この数値の変化、品質管理と同じですよね?」
その言葉で、ハッとしたんです。
「見方を変えれば、同じことだった」
そう、Webの世界だって、突き詰めれば「お客様に価値を届ける」という点では同じ。
数値の変化は、製造現場での品質チェックと同じ。
チームでの助け合いも、製造現場となんら変わらない。
キャリアチェンジで気づいた「スキル転換の落とし穴」と、その越え方をご紹介します。
1 見えない」を「見える」に変える
・数値の意味を解釈する
・お客様の声を想像する
・小さな変化を見逃さない
2 「経験」を「武器」に変える
・これまでの経験を活かす場面を探す
・若手に教わることを楽しむ
・体力的な限界は工夫でカバー
3 「焦り」を「余裕」に変える
・一度に全部覚えようとしない
・自分のペースを大切にする
・毎日の小さな発見を喜ぶ
先日、Web解析士の資格を取得しました。
試験勉強は大変でしたが、製造現場で培った「細かいところまで見る習慣」が、意外な形で役立ちました。
Bくんが言います。
「たかっちさんって、数値の変化にすごく敏感ですよね」
私は答えました。
「それ、製造現場で鍛えられた"品質管理の目"だよ」
37歳でのキャリアチェンジ。 最初は不安だらけでした。 でも今は分かります。
年齢も、経験も、すべては自分次第で「武器」になる。
大切なのは、その「武器」の使い方を発見すること。
PS:今でも時々、首や肩が凝ります(笑)
でも、それも含めて新しい自分。
画面の向こう側にいるお客様のことを想像しながら、日々新しい発見を楽しんでいます。
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