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好きなnoteたち

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#小説

私からのサイン、一瞬だから見逃さないで

私からのサイン、一瞬だから見逃さないで

また一つ恋を始めてしまった。私は何かを始めるのが上手で、終わらせるのが下手だってことを自分が一番知ってる。恋は落ちるもの、かもしれないけど私は敢えて落ちに行ってる感が否めないしなんなら穴を掘っているのは自分かもしれない。月が満ちて欠ける一連の流れにはなんの狂いもないように私が何もしなければ何も始まらなかったのに、分かってて行動に移してしまう愚かな私だった。それでも君のことをもっと知りたいと思ってし

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Barにいる、優しい獣達

Barにいる、優しい獣達

Barと言う場所には不思議な距離感が存在しています。

僕には行きつけのBarが何軒かあって、そこでしか会わない人達がいます。彼らのことを友達と言っていいのかどうかはわかりません。なぜなら、連絡先も本名も、何の仕事をしているのかも何となくしかお互いに知らないから。

でも、会うと仕事や恋愛や夢や女性の話を、友人よりも深く話し込んだりします。時にはは優しい言葉を掛け合い、親身になって相談にのってもら

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スタイリストをしたんですけどね・・・

スタイリストをしたんですけどね・・・

実は3シーズン前くらいから、とあるBarで出会った後輩君のスタイリストをしています。

その後輩君はスタイルも良くて顔もいいのに、服はダサいと言われていて(酷いW)話の流れでじゃあ一緒に服を買いに行こうということになり、シーズン毎に彼のショッピングについて行っては「これにしろ」「これはやめろ」と偉そうに口を挟んでキャッキャ言いながらおっさん2人で試着室で盛り上がっているわけです。(たまにあっちの人

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おっちゃんの場所

おっちゃんの場所

おっちゃんへ

おっちゃん、おっちゃんの場所ちゃんと取ったるで。ママさんに一番近いスナックの一番奥の席。

この席には、誰も座らさへんで、おっちゃんの席や。

おっちゃん、おっちゃんは、ネジ作ってたんやろ。自慢のネタやったもんな。いっつもネジの話してた。

学校出てからすぐ町工場で働いて、毎日、油まみれになって働いた話、よう聞かせてもろたわ。ぼくの腕つかまえて手のひら開かせて、きれいな手しとるやな

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朝の光

目が覚める。
目を閉じた意識の中でそう思った。何かを考える前に薄く開いた目で携帯を探す。8:54。アラームが鳴るまでまだ1時間以上ある。

もう少し眠っていたい。ベッドの中で腕を伸ばすと柔らかいものに当たった。彼がまだ居る。もう出ている時間なのに。寝坊かも知れないと、反射的に体を起こす。

「もう9時だよ、大丈夫?」

もぞもぞと体を動かして聞き取れない言葉を発する。その様子で寝坊では無いのだと察

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ウチらずっと戦友だよ。 |kemio『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』

ウチらずっと戦友だよ。 |kemio『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』

お久しぶりでございます、眞野いるかです。
今日ご紹介するのは全てのページに復唱したい名言が散りばめられており、読み終わって人生頑張ろうと思えるkemio『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』です。

正直kemioのことはあまり知らないまま、タイトルを気に入って手に取ったのですが......これが大当たりでした。大事な本になったし、なんならkemioのyoutubeチャンネル登録までしちゃったよね。

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小説「透明でまっとうな新しい日々」

小説「透明でまっとうな新しい日々」

昨年の夏に書いた掌編小説を加筆修正のうえ、再掲致します。
主人公の2人はそれぞれにハンデやコンプレックスを持っていますが、彼らなりにコミュニケーションを駆使して、優しくも満たされた生活を送ってゆく物語です。

「ちょっとの工夫で困難は回避できる」という言葉は私の小説のベースとなる考えであり、私自身が生きる上でのモットーでもあります。

もし、いまあなたの目の前に救いようのない障害があったのなら、形

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【短編】「二人の宝は、時を超えて」   (幸野つみ企画)

【短編】「二人の宝は、時を超えて」 (幸野つみ企画)

今作は、幸野つみさんが考えたお題小説企画に参加しています。お題は「ノート」で3人の方が各々作品を作りました。

ぜひ読み比べてお楽しみください!

<prologue>木立の間を、初夏の風が吹き抜けた。
夕暮れの公園で過ごす放課後は、2人にとって特別な時間だった。

「すまん。あれ、無くした」

「え?どうして!?あれは大事なものなのに」

「あんなものが無くてもどうってことねえよ」

「そんなこ

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連鶴

姉が居る。5つ年上だが酷く若作りだ。おかげでたまたま一緒に歩いているところを見た知人には彼女かとはやし立てられることもしばしばで、非常に迷惑している。先日もそうだった。仕事終わりに姉と会う約束をしていた。仲が悪いわけではないが、1年ぶりくらいに会う。親戚の結婚式に出られないならご祝儀くらい出しなさいと無理矢理に、姉にそれを託す日を決められた。そもそも普段から連絡も取ってもいない親戚の結婚式など出席

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画像メーカーでみんなを作ってみました!(女子部)

画像メーカーでみんなを作ってみました!(女子部)

男子部に引き続き女子部です!

「強い女メーカー」で、『大人の領分』ヒロインを中心に作ってみました。男子部に比べて、ちょっと自分的にイメージ違うのとかもあったりするんですが、びくびくしつつも、お披露目します。

まずはシリーズのトップバッター、実は奥手で押されがち、引っ込み思案で素直になれない、友人談:男にだらしない、すっぴん寝顔は透きとおりすぎて妖精レベル。そしてお仕事モードの時は、なんでもひと

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fuga(フーガ)

fuga(フーガ)

 首都圏近郊のニュータウンにその小さな大学はあった。大学の脇には東京へと続く線路と国道がそれぞれ一本だけ走っている。
 十二月のある夕暮れ。五十歳になる大学教授の私は大学の図書館から一冊の本を借りた。それは私が生まれた年、つまり五十年前に書かれた本で、ポルトガルの若者がヒッチハイクをしながら国中を旅する、という内容だった。本のタイトルは、フーガと言った。それは、ポルトガル語で『逃避』を意味する。

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