眞野いるか

本と夜の散歩が好きです。雑多でごめんね 本業はどこかのWEB編集者。エンタメと人生と人間関係について考えがち。

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    眞野が何度でも読みたいnoteです。

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  • 横浜を巡る物語

    物語性のある横浜noteたち。眞野は横浜を描いた物語に関して書く予定です。

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大人になったウェンディ

ウェンディが嫌いでした。 小さい頃から『ピーター・パン』のディズニーアニメが大好きだったのだけど、どうしてもラストシーンに納得いかなかったのです。 ネバーランドであんなに楽しく過ごしたはずなのに、どうして彼女はやすやすと大人になることを選択してしまうのかがほんとうにわかりませんでした。 それはピーター・パンへの裏切りであり、つまりは子供時代への裏切りじゃないのか。 わたしたちは大人になりたくなかったけれどならざるを得なかった。だけど、彼女はその切符を自ら破り捨てたんです

    • 自分のための文章を書く

      ここ数年というもの、自分のために文章を書いてこなかった。 というのも、転職してから今まで5年ものあいだ、WEB編集まわりの仕事に携わっていたから。 仕事で人の文章に手を入れたり、自分でも記事を書いたりしているとなると、「休日にまでやらなくてもいいかな…」と思えてしまうのだ。 けれど最近になって、私がやりたかったのは「自分のための文章を書くこと」だったんだなあと気がついた。 元々私は口下手な方である。 そしておそらく、「その場で思ったことを、筋道立てて説明する能力」があま

      • 「木綿のハンカチーフ」の悲哀

        この前、橋本愛さんがMステで「木綿のハンカチーフ」を歌っているのを聞いて、衝撃を受けた。 「木綿のハンカチーフ」といえばやはりご本家・太田裕美さんがにこにこと明るく歌い上げているイメージが強い。だが、橋本さんは女優らしい繊細な表現で、泣いているかのように淡々と歌うのだ。これはこれでよいなあ。 そして今回、彼女のカバーをきっかけに歌詞を読み返してみたのだが、以前受けた印象と異なっているのに気がついた。 歌詞のストーリーとしては田舎に彼女を残して上京した男が垢抜けていき、華

        • クリスティ「春にして君を離れ」は怖い小説だ

          アガサ・クリスティの中で一番怖い作品は、と言われたら、わたしは「春にして君を離れ」だと思う(不勉強ながら、全部を読んだわけではないのだけど)。 この作品にはポワロもミス・マープルも登場しないどころか、殺人事件すら起こらない。何せクリスティがメアリ・ウェストマコット名義で「恋愛小説」として書いたものなので、厳密にいえばミステリですらない。だが、この物語の中で一人の女性の心理上に起こることは、ある種殺人ミステリよりも恐ろしいと思うのだ。 (以下、一部ネタバレあり) * 主人

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          超電磁砲やらバチェロレッテやら黑世界やら

          というわけで10月にみたもの・読んだものの記録です。 吉野朔実「恋愛的瞬間」作中に出てくる という言葉をあるエッセイで知り、手に取った漫画。 恋愛心理学の教授が出てくるこの作品は「すべての恋愛の形がここにある」と言われることもある少女漫画なのだけれど、わたしはむしろ友情の尊さについて考えさせられました。 あとは、恋愛経験のなさに焦る女性に向けられるこの言葉も好き。 「黒世界 日和の章・雨下の章」 元モーニング娘。のエース・鞘師里保さんが主演の舞台。日和の章・雨下の

          超電磁砲やらバチェロレッテやら黑世界やら

          10月のおきにいりのもの

          モレスキン仕事で使うノートをモレスキンにしました。 (といっても読書や観劇の感想もつっこんでしまっているんだけれども) ↑「黑世界」を見た時のメモ。 大学3年の頃以来のモレスキンだ〜! ジェットストリームで書きやすい。 さらには黒いから取材の時に持って行っても悪目立ちしないし、表紙がしっかりしているので鞄に入れっぱなしにしていてもよれたりしないのでお気に入り。 ukaのシャンプー ukaが大好きです。 お店には特別な空気感があるのだけれどもリラックスできる空間で。

          10月のおきにいりのもの

          帰宅部男子2人組が恋するあの子のために頑張る話|キャラ読み『ブラック校則』|佐藤勝利・髙橋海人

          『野ブタ。をプロデュース』再放送に伴い、「令和版野ブタ」として再注目を浴びた作品があります。それがコレ、『ブラック校則』シリーズです。 まあね、果たして本当に「令和版野ブタ」と言えるのかとか、「校則問題興味ない」とか、もろもろ思われている方もいらっしゃるとは思うのですが、全部置いておいてほしい! だってキャラ読みで十分面白いから!! 疲れ気味OLであるところのこのわたくし、大変恐縮ながら校則について思うところがあるわけではありません。しかし、そんなわたしですが主役2人の

          帰宅部男子2人組が恋するあの子のために頑張る話|キャラ読み『ブラック校則』|佐藤勝利・髙橋海人

          『未満警察』第1話の覗き問題について思ったこと

          先週の土曜日、満を持して始まったドラマ『未満警察 ミッドナイト・ランナー』。韓国映画が原作の、警察学校に通う学生バディが事件を解決していく物語だ。いまをときめくKing &Prince平野紫耀とSexyZone中島健人が出演するとあって、注目度が高いドラマだと思う。わたしは中島健人くんが好きなので、やっと放送が決まってよかったな、と思っていた。 ドキドキしながら見てみると、平野くん演じる次郎は天真爛漫でかわいらしいし、ケンティー演じる快は神経質なキャラクターの中に本人の隠し

          『未満警察』第1話の覗き問題について思ったこと

          キキは「海の見える街よ!」と言ったけれど

           2月のある日、唐突に思い立った。  あ、もういいや、引っ越そう、と。  わたしは生まれてから24年間横浜の片田舎に住んでいる。横浜出身です、というと「おしゃれじゃん!」と言ってもらうこともあるけれど、キャベツ畑に囲まれたここは残念ながら文字通りの「片田舎」だ。  とはいえ20分ほど電車で揺られれば(東京ほどではないものの)ある程度栄えた横浜駅に出ることができるし、作業するための落ち着いたカフェや小さいけれど通い慣れた図書館もある。全てを知り尽くし、思い出の染み付いたこの土

          キキは「海の見える街よ!」と言ったけれど

          『野ブタ。』と『ブラック校則』に見る、令和時代の抑圧の話

           なつかしの『野ブタ。をプロデュース』が再放送されていますね。15年前の作品だなんて信じられないほど面白い。(みんな見よう!)。    そして実は「令和の野ブタ」という謳い文句で話題になった作品があります。それがSexyZone佐藤勝利とKing &Prince高橋海人の出演する『ブラック校則』シリーズです(映画・ドラマ・hulu限定エピソードがあります。これまた面白いんですよ!! 『ブラック校則』の紹介は別にnoteを出すね)。      再放送を見ていて気づいたのです

          『野ブタ。』と『ブラック校則』に見る、令和時代の抑圧の話

          なぜ『野ブタ。をプロデュース』には「。」がつくのか

           『野ブタ。をプロデュース』の再放送が面白い。   リアルタイムで観ていた頃、わたしはまだ小学生だった。「野ブタパワー、注入」や「バイセコー、バイバイセコー」が流行っていたのを覚えている。放送の度にクラスの話題は「野ブタ。」でもちきりだった。そんなわたしの初めて購入したCDは『青春アミーゴ』である。  しかし、前から気になっていたことがある。  そういえばなぜ『野ブタをプロデュース』ではなく『野ブタ「。」をプロデュース』なのだろうか。なんだかキャッチーになっているような気

          なぜ『野ブタ。をプロデュース』には「。」がつくのか

          在宅勤務中に聞きたい!独断偏見トンチキソング10選【ハロプロ編】

          みなさんこんにちは。 在宅勤務だとエンドレス残業になりがちOL、眞野いるかです。 そんな在宅勤務、仕事中に音楽が聴けるのが嬉しいところ。 仕事中はなんにも考えなくてよく、テンションが上がる曲をかけたいなぁ......と思うのですが、そうなるとハロプロが効いてくるんですよね。 というわけで突っ込みながら楽しく聴けるハロプロソングを独断と偏見で選んでみました!! SEXY BOY 〜そよ風に寄り添って〜(モーニング娘。) 水しぶきあげながら 優しさを連れてきた

          在宅勤務中に聞きたい!独断偏見トンチキソング10選【ハロプロ編】

          好きだった世界をみんな連れてゆく

           「環境が人を作る」という言葉をわたしは信じている。  住む場所、学ぶ場所、働く場所。関わる人。そして、読んだ本や見た映画。 そういった環境が、遺伝以上に人を作り上げていくのだと思っている。 *  2年前あの人に振られて、わたしは自分のことが大嫌いになった。  というかそもそも自己肯定感の低かったわたしを肯定してくれたのは彼だったので、元に戻ったというのが正確かもしれない。魔法のように自分を認めることができるようになったその前提を失い、わたしは途方に暮れてしまった。ああも

          好きだった世界をみんな連れてゆく

          森高千里とユリイカ男性アイドル特集

          「私がオバさんになっても」じゃない森高千里を知るフォロワーさんに森高千里さんをおすすめしてもらい、PVを見ていた。 まずひとつめに見た『気分爽快』に衝撃を受ける。友達と同じ人を好きになってしまい、いつのまにか友達が彼と両思いだった!というシチュエーションのようなのだけど、 こんな好感度高く返せることある?? 友達の幸せを明るく祝福する森高さんが尊い。 80年代少女漫画のヒロインみたい。かわゆい。 セーラーマーズみのある森高さんが「勉強は出来るうちにしておいたほうがいいわ

          森高千里とユリイカ男性アイドル特集

          コンビニに出かける

           コンビニへ買い出しに出るため、久しぶりに外に出た。  もう4月も下旬なのに、うっかり真冬のコートを着そうになった。あまりにも家にこもりすぎて常識感覚を失いつつある。気分は3年ぶりに城から出た囚われの貴族である。  トレンチコートに着替えて外に出ると人気がない。夜の9時、このへんは帰宅する人が多い時間帯だったのに。行く道すがら、ラーメン屋やスナックに貼られた「しばらく休みます。」「短縮営業とさせていただきます」というペラ紙を目にする。すれ違う人は皆マスクをしていて、下を向

          コンビニに出かける

          ‪\ アイコンを変えました!‬/ ‪シライサワさん(Instagram:@shirai_illustration)に かわいいイラストを描いていただきました☺︎うれしい! ちょっとレトロで素朴な雰囲気がスキ......。‬

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