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セルフレビュー一覧

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自分で書いた論考を再度吟味しているものです。出版する都合上、セルフレビューの対象の論考は非公開になっているものが多いです。
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セルフレビュー「龍樹へのトリビュート」

セルフレビュー「龍樹へのトリビュート」

下記の論考に対する自己批判(吟味)です。

2024/6/2関係の消失するところ

 このように「世界それ自体」を見ようとしたとき、認識が消えてしまうということの事例をもう一つ挙げることが出来る。それは経済における「収支」や「資産と負債」の概念である。つまり、例えば国家間の収支が世界全体で見たとき、相殺されて0になるということは、存在の真理と関係の真理の関係に正確に対応する。

 世界を丸ごとその

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セルフレビュー「私を愛するということ、世界を愛するということ、誰かを愛するということ」

セルフレビュー「私を愛するということ、世界を愛するということ、誰かを愛するということ」

下記の論考に対する自己批判です。

2024/5/8独我論の懐疑と社会性

 ここから、すべての情報を懐疑する独我論の懐疑は社会的なコミュニケーションのレベルに持ち込むことができないという帰結が導かれる。

 その懐疑は他者の存在を懐疑するが故に矛盾なしにその前提(世界はすべて夢ではないか?)から他者とコミュニケーションを行うことができない。独我論者は正しくその論理に従うのであれば、この私(世界)

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セルフレビュー「星たちの光をめぐって」

セルフレビュー「星たちの光をめぐって」

 これに関しては反省とかは特にないのだが、あとからふと思ったことについて投稿する。

2023/3/14黒の素性

 黒は北東アジア系程度にしか素性がわからないが、やはり中国出身なのではないかとふと思った。根拠としてあまり強くない次の4つしかないけれど。①中華料理が得意②実の妹である白の呼び名が「シン」であり、中国人っぽい。③黒は東京のことを「通過点」と言っているので、少なくとも東京出身ではない。

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セルフレビュー「世界は「問い/答え」でできている 」

セルフレビュー「世界は「問い/答え」でできている 」

 昨日投稿したところで早速反省会。現時点(2023/1/22 20:30)でビュー数7なのでやはり虚空に向かってしゃべっているおじさんのままである。やる意味あるのかという感じだが、見つけた微妙なところは追記していく。もしもなんかあればメールをください。

2023/1/23比較器と比較尺度

 比較器と比較尺度の概念の区別について混乱が生じている気がする。

 「ミッシングリンク」ではこう言ってい

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セルフレビュー「「よい」と「悪い」のリヴァイアサン」

セルフレビュー「「よい」と「悪い」のリヴァイアサン」

 反省会と補足というか論の背景というか蛇足というか。本当に用語がごちゃごちゃなものを作ってしまったなあという感じである。

2022/10/15「事前/事後」

 自らの言葉の中に看過できない矛盾のように見えるところを見つけてしまった。

 ここでは「善/悪」はある系に自然に生まれるものとみなされている。しかし、最後にこう述べている。

 この論考では基本的に「善/悪」と「正義」はほとんど区別して

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セルフレビュー「「違う」と「同じ」のミッシングリンク」

セルフレビュー「「違う」と「同じ」のミッシングリンク」

 以前に書いたエッセイ「「違う」と「同じ」のミッシングリンク」について、書いた後から振り返ってみて、おかしかったこと、気がついたことをここに書き加えていく。やる気が続く限り続く永遠の反省会。

2022/6/25 「形」とベイトソンの情報の定義「形」について

 「違い」、「形式」、「情報」、これらを結びつける一つの喩え話として、プラトンの著作『メノン』の一節とベイトソンによる情報の定義を比較検討

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セルフレビュー「「地図と土地」の「貨幣論」」

セルフレビュー「「地図と土地」の「貨幣論」」

 以前に書いたエッセイ「「地図と土地」の「貨幣論」」について、書いた後から振り返ってみて、おかしかったこと、気がついたことをここに書き加えていく。レッツ反省会。

2022/5/23〜24ニーチェかぶれ

 ニーチェはポストモダン風の懐疑主義者ではないという読解があることを書いた後に知った。論の内容に関係することでは全くないが(なぜそんなことを書いているのだろう)、「ニーチェかぶれ」は「いわゆる通

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