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『消費者と日本経済の歴史』
高度成長から
推し活ブームまで
満薗勇著 中公新書
この本は、1960年代の消費革命から現在までを、消費者を通して読み解いて行きます。
また、こんにちのSDGsや応援消費、カスハラなど、消費者にまつわる用語の背景にはどのような潮流があるのだろうか?
満薗勇著『消費者と日本経済の歴史』
(中公新書、2024年)
私たちが自分のことを「消費者」であると認識するとき、そこには単にモノやサービスを買う者という意味を超えたニュアンスを帯びていることが多いと思います。
本書はそうした「消費者」をめぐる認識や、「消費者の利益」に関する議論がどのように変化してきたかに着目し、戦後日本の経済社会の歴史をたどります。それは「消費者の権利」が主張されるよりも、むしろ、消費者の行動によって社会
「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」を考える ①
【ジョブ型雇用】
業務を遂行する専門的な知識があるかどうかが重視される 。
ジョブ型雇用は基本的に固定給で、より高次のポジションを手に入れない限り昇給がない。日本で一般的な職能給でなく、仕事そのものに支払う職務給になる。
【メンバーシップ型雇用】
社内における異動で様々な経験を積んでいき、多様な業務をこなす「オールマイティーな人材」を目指す。
▶ 人柄やコミュニケーション能力は、共通し
ジョブ型(職務型)雇用を考える ②
【ジョブ / job】
仕事・作業・業務・職務など
やるべきこと
仕事の出来
役割期待
ジョブ型(職務型)雇用とは
▶ 業務を遂行する専門的な知識があるかどうかが重視される 。
▶ ジョブ型雇用は基本的に固定給で、より高次のポジションを手に入れない限り昇給がない。
▶ 日本で一般的な職能給でなく、仕事そのものに支払う職務給になる。
▶ 人柄やコミュニケーション能力は、もちろん要求される
闇バイトの裏に流れている時代の文脈
なにがおこっているのだろう?この広域強盗事件を闇バイト・ホワイト案件を中心に捉えられているが、その視座だけでいいのだろうか?物事には背景・文脈があり、それがおこった社会構造の変化の本質をつかまないと、これからの社会を読み違えてしまう
1 ハイブリッドワークが、社会を変えつつあること
あれから
毎日会っていた会社の人となかなか会えなくなった
人と人の直接性が減り、関係性が薄くなった
コロナ禍で
デザイン思考も必至!知識の蓄積と偶然の閃きの理論 : 論理的アプローチで創造性を引き出す方法
知識の蓄積と偶然の閃きアイデアが突然閃く瞬間は、しばしば直感や偶然に帰されがちです。しかし、その背後には膨大な知識の蓄積と経験の積み重ねが存在しています。脳は、長年にわたって蓄えた情報や経験を無意識のうちに整理し、関連性を見出す能力を持っています。この過程で、ある特定の状況や外部からの刺激がきっかけとなり、蓄積された情報が統合され、新しいアイデアとして表面化するのです。この現象は、一見偶然に見え
高校生からビジネスパーソンまで役立つ1冊
先日『大学図書館司書が教える調べ方の教科書』を刊行しました。嬉しいことに★5つの評価で、いくつかレビューも頂戴しています。そのうちのいくつかを紹介します。
Amazonでのレビューレビュー①
レビュー②
レビュー③
レビューの詳細とご購入はAmazonから
Googleブックスで一部無料公開しています
ロジカルディスカッションを活用した探究学習:深い学びのための授業デザイン
探究学習は、生徒が主体的に問いを立て、その答えを探し、問題解決や新たな発見を追求するプロセスを重視する教育手法です。この探究学習において、生徒同士の議論を通じて理解を深め、知識を発展させることは重要です。そこで注目されるのが「ロジカルディスカッション」の導入です。ロジカルディスカッションは、論理的な思考を基にした対話の手法であり、議論の中で根拠を示し、意見を整理しながら結論を導き出すプロセスです。
もっとみる【読んでみたい本】
『ロジカル•ディスカッション』
堀公俊 著
日経BP社 (2024.09.12.)
【はじめに】
熟練のファシリテーターでも、まとめるのが上手な人は、それほどまとめを意識していません。
彼(彼女)が全身全霊を傾けているのは、議論の交通整理です。
パラグラフライティングの作法 -書き手にもメリットのある文配置ルール-
パラグラフライティングは、難解な内容を分かりやすく説明するために必須の記述法であり、読み手だけでなく、書き手にもメリットがあります。ポイントは「各段落の先頭行だけを抜き出せば正しい要約ができあがるようにする」ことです。この記事ではまず、パラグラフライティングの概要とメリットを説明します。そして、守るべき5つのルールと、そのルールが守れているかを確認する方法を紹介します。
※この記事は、著者のブログ