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ジョブ型(職務型)雇用を考える ②

『ジョブ型vsメンバーシップ型』
慶應義塾大学産業研究所 HRM研究会 編
中央経済社 (2022.05.10)
HRM = Human Resource Management
人的資源管理

【ジョブ / job】

仕事・作業・業務・職務など
やるべきこと 
仕事の出来
役割期待

ジョブ型(職務型)雇用とは

▶ 業務を遂行する専門的な知識があるかどうかが重視される 。
▶ ジョブ型雇用は基本的に固定給で、より高次のポジションを手に入れない限り昇給がない。
▶ 日本で一般的な職能給でなく、仕事そのものに支払う職務給になる。

▶ 人柄やコミュニケーション能力は、もちろん要求される。

一般的に組織が人を雇い入れるとは
▶ 組織の目的達成のために何らかの役割を担わせるため
▶ 職務遂行のための要件(スキル)を満たしている者を雇う
▶ 給与が職務に対して支払われることを「職務給」と言う
▶「職務給」は、正規雇用・非正規雇用に関わらず 同一労働同一賃金 である

命題:職務型雇用と職務給は同義か

日本的労働慣行
① 労働力の受給を解雇ではなく、配置転換(企業内の異動)で行なうことで対応してきた。
② そのために、長期雇用や年功賃金が挙げられる。

これまでにも 職種別採用勤務地限定採用などが行なわれてきた。

ジョブ型(職務型)雇用の問題点

① 日本の風土や、これまでの慣例から受け入れられるか
② 就労経験の無い新規卒業者をどうするか
③ 職務給を前提にすると昇給をどう扱うか

【ポイント】
昇給は、現在よりも高い価値の職務への異動が条件になる

【エンプロイアビリティ】
Employabilityとは、
Employ(雇用する) と Ability(能力) を組み合わせた言葉で「従業員として雇用され得る能力」や「継続して雇用されるための能力」のことを言います。

【ジョブ型雇用と労働経済】

2020年度版『経営労働政策特別委員会報告』経団連

【連合の見解】

【シェア】 HRyman


2022.08.19.