ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の新譜2枚が同時発売。辻彩奈&阪田知樹(ソニー)、諏訪内晶子&エフゲニ・ボジャノフ(ユニバーサル)。いずれも甲乙付け難く、ヴァイオリンのみならずピアノの充実ぶりが耳を惹く。この3つのソナタが永遠の名曲だからこそ、常に新しく蘇り続けるのだろう。
「どうにもならないことは。」 どうにもならない、と30代でようやく割りきれるようになった、と諏訪内晶子氏(昨年の『日本経済新聞』朝刊)。バイオリン以外を見ていなかった20代では届かない境地と語った。「そんなままならない気持ちを表現するのが音楽」とも。であればnoteもそうか。