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1000日チャレンジ 722日目 川口リリアホール「諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル」

ゴールまで278日

★BMI:24.4

◎先日、川口リリアホールで開催された「諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル」を聴いたので、記録を残しておきたい。

諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル

【日時】2023/4/23(日)15:00
【場所】川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
【主催】川口総合文化センター・リリア
【出演】ヴァイオリン;諏訪内晶子、ピアノ;阪田知樹
(以下、公式web siteより引用)「1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに、小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど、圧倒的な存在感で世界に名だたるオーケストラを背に、ダイナミックで華麗な演奏を繰り広げるヴァイオリニスト諏訪内晶子。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。昨年、新型コロナウイルス感染症の関係で中止となった公演が、一年越しに開催となります。」

【プログラム】
◎ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
【ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven、1770年~1827年);ドイツの作曲家、ピアニスト。】
1797~1798年に作曲された三曲のヴァイオリン・ソナタの一曲。
◎プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 op.94bis
セルゲイ・セルゲーエヴィチ・プロコフィエフ:Sergei Sergeyevich Prokofiev;1891年~1953年;ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者。】
1942~1943年に作曲されたフルート・ソナタ曲を1944年に改作した作品。
◎バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 BB 84
バルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュ(Bartók Béla Viktor János , 1881年~1945年);ハンガリー生まれの作曲家、ピアニスト、民俗音楽研究家。】
1921年に作曲された。バルトークのヴァイオリン・ソナタ四曲の内の一曲。
◎(アンコール1)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
1915年に作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲。1917年に小管弦楽に編曲された。
◎(アンコール2)フォーレ:夢のあとに
フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレ(1845-1924)が1878年に作曲した歌曲「3つの歌 作品7」の第1曲。

★数年ぶりの諏訪内さんの演奏会を堪能。これまで20回以上コンサートに行っているが、コロナ期間は全く行けなかった。プロフィールを見ると、使用楽器が以前のストラディバリウス「ドルフィン」からグァルネリ・ジェズ「チャールズ・リード」に代わっていた。2020年にドルフィンは返却された(日本財団から貸与されていた)らしい。そして、このコロナの期間に出会ったのが、ワシントンDCを拠点に「The Ryuji Ueno Foundation」を主宰するDr.リュウジ・ウエノが所有しているこの楽器だったそう。1732年製作の名器。長期貸与されている
★楽器がかわったことを知って聞いたからかもしれないが、以前の諏訪内さんの演奏とは少し違っているように感じた。もちろん、かわらず美しい音色なのだが、今回の方が、より演奏者の意図通りの音が出せているように感じた。以前のストラディバリウスは楽器自身が唄いように奏でているような感じがしていたが、今は諏訪内さんの心の震えが伝わってくるようだった。
★その意味では、三曲目のバルトークは、おなかの奥底まで地響きのように奏でられる激しい曲で、この楽器にあっているのかもしれない。ただ、私個人の好き嫌いでは、二曲目のプロコフィエフは秀逸だった。
★6月にはロッテルダムフィルとの共演で諏訪内さんのチャイコフスキーを聴く予定なので、より楽器の違いがよくわかるかなと思うと、今から楽しみだ。

お土産にCDを購入


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