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狂言間語 那須語のお稽古

呟】狂言に頻出の小道具 扇は発表会に際しては貸してもらえるものではござれども わたくし扇🪭が好きでござって 誂えることにいたしてござる 太郎冠者は銀地を持ちまするが その柄は大蔵流お稽古扇の若松を配してござる 幸いにも設えられた扇面がありほどのうできるとのこと 愉しみに待ちまする

狂言に纏わる画を描き貯みょうと存ずる

呟)年末年始には和我家にもさまざまござって正月三日の多賀大社の翁と狂言の奉納は見逃してござるが奥さんと毘沙門堂へ初詣ができてござる これを機会と観じ週一度は毘沙門詣りを決めてござる 昨日は四時半に滑り込み 門が半分閉まってござった 家内安全狂言稽古を感謝して詣りまする

かぶら会狂言発表会が終わってござる

呟】明日はいよいよ狂言社中発表会「かぶら会」でござる 昨日は島田洋海社中の最終お稽古 八年目で初めて披露する狂言小舞『祐善』は和傘を持って舞うのが特徴でござる 後ろには四人の玄人が並んで地謡をしてくださるそうで その謡の力を借りて 力強く優雅な舞を目指してござる

呟】お稽古年数が長くなり 後から始めた方が多くなるにつれ人の狂言につい一言云いたくなってしまうことがござる ちょっとした動きのコツなれば 好うござるが 自身が師より受けた指導をそのまま伝えることは厳に控えるよう氣をつけてござる 夫々にタイミングがあり それを図るは難しゅうござる

呟】怒涛の狂言連週の皮切りに 昨日は京都伏見の醍醐寺で 豊太閤花見行列に参加 狂言花争を演って来ましてござる 桜は九部通り散って緑彩にござって快晴の中四年ぶりの開催に 心躍る狂言舞台でござった 七分ほどの短い狂言でござるが 自身が視える感覚で落ち着いてできてござる

さる十六日 岡山後楽園能舞台で狂言発表会でござった 麗らかな春心地好い風が吹く中 狂言萩大名でシテの大名を まったりと演ってござる お稽古を重ねて臨んだ舞台は過去一の盛況で わたくしより遠方から友だちも来臨くだされていっそう内から氣が溢れたようで最好の狂言が披露できましてござる

呟】一昨日に続き昨日も狂言会でござった 島田洋海師ら同人主催の狂言五笑会へ一番乗りしてござる 三番の小舞の後 狂言昆布売では小さな舞台を大きく遣うて舞い謡い 狂言栗焼では四十個の大栗を焼く様子が目に浮かぶよう 狂言長光では太刀を獲ろうとするもとぼけたスッパに振り回されてござる

呟】今回の狂言発表会ではアドでござる アドとは主役のシテの相手となり物語を進める手助けをする役でござる あくまでシテがやりやすいようにするがアドの務めと存じまする さりながら、わたくしにとっても大切な狂言披露の場 自身積み重ねたお稽古が存分に発揮できるよう心を鎮めて立ちまする

狂言のお稽古は温故知新でござる

呟】狂言のお稽古では新しい演目を始めてしばらくは師に台詞を云ってもらいそれをなぞりまするが、この時動きや型もなぞりまする 私は型や間をしっかり学ぶためにも台詞は早めに入れまする 云い間違いを厭わず本氣の声でお稽古しまする 例え云い間違えても直されればよりしっかりと記憶されまする

呟】物忘れは年ごとに多くなってござる 人の名などは殊更でござる そんな中狂言の台詞、謡は覚えが好いようでござる これは単に接触回数の結果と見れば当然でもあろうが 興味を持って学ぼうとする姿勢も大切なのではないかとおぼえまする 自分にとって大事な事に注力できるは幸せなことでござる

呟】秋になるとよく出る狂言に萩大名がござる 氣の早いことに来週末の発表会の後にお稽古を始めることが決まってござる 風流を解さぬ不粋者の大名と氣の利く太郎冠者のやりとり 粋人の庭主も混ざって狂言の間を堪能できるはずの人気曲でござる 披露は来春四月岡山後楽園でござる

呟】職場近くに吉田山と云う小山がござる 山と申しても麓からは百mもなく 頂上近くに狂言のできそうな開けた場所がござって 正面には送り火が点る大の字がよう見えまする 四方八方から登る道がござって一時よう参ったのでござる 足腰を鍛えるために久々登ったは好いが明日は辛くなりそうにござる

呟】カルチャーでの狂言教室も来月で丸12年となってござる これは即ち島田洋海師が受け持つ教室の歴史でもござる はじめの五年は舞台を知らずただお稽古を愉しんでござった 舞台に立つようになった今もこちらでお稽古をしてござるは 狂言の基礎を繰り返すことと小舞をお稽古するためでござる

狂言『二人袴』の六 ようやく三人対面でござる

呟】目と小鼻の周りの形を整えながら高さを出してまいりまする これで先に拵えた口と合わせて表裏に通じる穴を穿つ準備でござる 次に裏から厚さを測りながら彫り進んでござる 狂言面打ちひと月振りに空吹に刃を入れてござる 一刀毎に表情が狂言になってまいりまする

狂言『二人袴』の七 

呟】こんにった京都では五山の送り火でござる 盆で迎えた先祖を送るのでござる 狂言は概ね生者の芝居でござるが、閻魔王が出る幾つかの狂言には亡者も出まする 朝比奈や八尾のシテは閻魔王に勝ち極楽へ 政頼に至っては三年の命を長らえてござる あの世との境は曖昧なものだったのかもしれませぬ

呟】狂言をお稽古始めて丸十二年、新しい演目が始まると氣もち新たに取り組みつつもこれまで培った技術が役に立てば遣い、これまでやってきた以上に納得いく狂言を拵えていこうと目論んでござる これからはせっかく積み上げたお稽古の成果を披露する以外にアウトプットしたいとも目論んでござる

狂言のお稽古は練習にあらず

狂言小舞をYouTube動画で観るお稽古するのでござる

呟】自分が快いと思うことをやってござる 毎日狂言の台詞を繰るも、お稽古動画を観るも、舞台を観るも、舞台で披露するも、狂言面を打つもただやりたいからでござる 太郎冠者が無断欠勤するも、秀句や古歌で競うも、できもせぬことをできると云うもやりとうてやるのでござる それで好うござる

呟】毎日のお稽古することを大切に思うておりまするが ここ二日は狂言『蟹山伏』を繰ってないことに氣づいてござる やはり披露することは重大に思うているのだと改めて感じてござる 出番は変わってござるが お稽古の質量ともに下げることのないよう 想いを新たに取り組もうと存じまする

呟】狂言では市井の身近な人々が登場するが常でござる これまで数多くの太郎冠者始め、主人、大名、酒屋の主人、女、出家、聟(男)、兄、山立、客、参詣人を勤めてござる 固有の名を持つ者は稀にござる 狂言の人物は 自分自身が現れもし、また まったくの別人でも在れるのでござる

狂言の地を広げようと存じまする

呟】今週末の狂言発表会に向けて来てもらえそうな方への声かけ、最終稽古に向けて台詞と型のおさらいも日々の日課 自身の持ち物や楽屋で食べるお菓子、ピンと餅の手配なども準備できてござる 今回は久々に後會と申す宴会もあるとのこと あまり動けぬかもしれぬが糸を広げる機会と存じてござる

狂言『二人袴』の五 兄弟行ったり来たりでござる

今年は、狂言で心身共にひき締める年に

狂言の姿勢の基本は美しいものでござる

狂言仲間を増やして参ろうと存ずる

狂言面打使兼業狂言使になりましてござる

狂言『二人袴』の四 ようやく聟は舅と対面でござる

WKLBのKは狂言でござる

呟】昨日の狂言お稽古(ラス2)にて来月の番組表を頂戴してござる 番組表とは狂言などの催しで演じられる番組を演者とともに案内したパンフレットのことでござる わたくしの出番はほぼ中ほど、狂言『二人袴』のアドでござる ゴールデンウイークのただ中でござる、晴れの国岡山で待ってござる

狂言『因幡堂』ついに御対面が叶いまする

狂言『因幡堂』浮かれる男の行く先は

伊】狂言を披露めたく存じてござる

呟】本日は2022年最初の島田洋海社中お稽古でござる この狂言『二人袴』で遣う袴は最大のキモのため前後が裂けるように作られてござる ちなみにこのお稽古で用いてござるは、シテの聟役様が一からお稽古用に手作りされたものでござる 至極うまくできていてお稽古から存分に動きが体感できまする

呟】十月よりカルチャーの狂言教室で習っている狂言小舞『雪山』は 社中にてお稽古している『二人袴』のなかの大事なところで舞う小舞でもござる この小舞の動画を師匠のYouTubeチャンネルに発見 スッキリ片付いた部屋で正面からの画角 独吟にて舞う姿に感恩感謝の念が溢れてござる

呂-ヘ】狂言を披露してみとうなってござる

呟】描きそびれてござった狂言『二人袴』の台本を一旦描き上げられてござる お稽古の音声を元に台詞を書き出し これまでの立ち稽古で覚えている範囲の型や動きを注釈してござる 登場人物四人がどのタイミングで掛け合うか、まで考慮して描いてござる 時間を忘れる作業でござる🤗

狂言のお稽古は物真似からでござる

呂-リ】狂言で響く声をつくる

狂言を習うてみませぬか、お試しで

呟】本日お仕事納めでござる 通勤路で朝夕二回お稽古音声を聴いてござるが 休みで家に籠ってござるあいだ、同じように耳稽古することにいたそう

呟】狂言で酒盛りに遣う盃は”葛桶”の蓋をひっくり返して遣いまする サイズにもよりまするが、丈夫な造りでなかなかに重うござる お稽古では段ボールに黒いテープを巻きつけたものを代用しておりまするが 本物は重いことを忘れぬようにせねばなりませぬ

狂言のお稽古はまず台詞でござる