
狂言を習うてみませぬか、お試しで
和ろうてござるか~
わたくしが幹事をしてござる
島田洋海社中ではただいま新人さまを鋭意募集してござる
とは云いながら、先日師匠にその旨伝えましたならば
狂言をまったく知らない人をいきなり社中へと誘うのは
少々気が引けるによって、まずはカルチャー教室へ誘い
そこで狂言に親しんだのち、誘うのが好ましいとのことでござる
このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが、
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”の名を借りて
皆さまを狂言の世界へご案内するつもりで描いてござる。
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜
◎まずはカルチャー教室の全体稽古で
狂言をよく知った方が、舞台に立ちたいと
初めから来られるようならば社中に入って貰えば好うござろうが
少しは観たことがあるとか、まったく知らない(言葉だけ、伝統芸能ということくらい)方はまず、カルチャー教室で、
少しカジってみてもらうのが妥当とみゆる
実際、島田洋海社中若手のY氏は生の舞台も動画も知らず
コントのようなものだと思うてカルチャー教室に入り
結果今も社中で狂言をつづけてござる
正座でのお稽古がきつければ、椅子に座ることもでき
所作が難しいと思われれば、その通りにできなくとも構わぬのでござる
狂言教室歴11年のわたくしも、まだまだできない所作や
すでに無理かろうと思わるる動きなどもござる
◎せっかくの狂言お稽古、楽しくするが一番
他の師匠方をよう存じませぬによって比べることはできませぬが
島田洋海師は丁寧な教え方でござるし、できぬことを叱ることもござらぬ
狂言にまつわるどの活動にしても、”楽しんで” もらいたいと
思うておらるるようでござる
全体稽古ではなかなか一人ひとりに合わせて指導することは
難しゅうござれども
わからないままにならぬよう、耳目を傾けてくださるを感じまする
◎舞台を観るより間近で
玄人のお手本を目の前で聴き、所作を視て
狂言を間近に感じて真似をしながら体得するのが教室でござる
一つの狂言を半年間繰り返すうちに
いろんな立場の役を経験し、それぞれに違う言葉遣いや動きを
感じてまいりまする
お稽古を重ねるうちに、装束を着けて本舞台に立ってみたい
と思われたならば、社中へとぜひ歩を進めていただきたいものでござる
こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗
この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流 茂山千五郎家の狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる