けんすけ福のかみ

これはこの辺りに住まいいたすけんすけ福のかみと申すものでござる  京都の狂言のおうち大蔵流、茂山千五郎家の狂言にことのほか惹かれ、観るのみならず素人弟子として習い、披露するようになりましてござる  さらにはその和らいの道を披露めたいとおもい探求する道に踏み出してござる

けんすけ福のかみ

これはこの辺りに住まいいたすけんすけ福のかみと申すものでござる  京都の狂言のおうち大蔵流、茂山千五郎家の狂言にことのほか惹かれ、観るのみならず素人弟子として習い、披露するようになりましてござる  さらにはその和らいの道を披露めたいとおもい探求する道に踏み出してござる

マガジン

  • 狂言とわたくし

    狂言との出逢いと暫しの別れ、そして再會の記事

  • 狂言『二人袴』島田洋海社中

    狂言大蔵流 茂山千五郎家 島田洋海社中でお稽古し、2022年5月に披露した 狂言『二人袴』を私見にてご案内してござる

  • 狂言和らいの案内書

    わたくしが好きな狂言を気ままに解説した記事をまとめてござる

  • 文章を描く折に氣をつけたいこと

最近の記事

  • 固定された記事

狂言でなにができるでござろうか

和ろうてござるか〜 ご挨拶と申すこともござらぬが ご縁によって来てくださった方へご案内の記事を描いてみようと思う次第 狂言濃度の極めて高いわたくしの記事や呟きには必ず【狂言】と云うことばが織り込まれてござる さりながら、そもそも狂言と云うことばに 何かしら引っ掛かりを持たせられねば ご縁することも少なかろうと存じまする ようこそ開いてくだされたれ ありがとうござる 記事は概ね狂言のことば それもなるべくは狂言の主たる登場人物 太郎冠者の遣うことばを基にしてござるによっ

    • 狂言間語 那須語のお稽古

      和ろうてござるか〜 来年の五月、つまり2025年の五月 わたくしが幹事をしてござる島田洋海社中発足十年の記念となりまする 社中立ち上げの五年前からカルチャー狂言教室で狂言をはじめ 社中立ち上げからこれまで二十七演目(小舞一曲含)お稽古し三十八舞台で披露させてもらってござる 十年の記念に岡山後楽園能舞台にて 能の間語✴︎であり、習い物の一つでもある『那須語(なすのかたり)』を披きまする✴︎ わたくしとしては狂言の舞台に立って九年にして初の習い物、披きものでござる 和らい

      • 呟】狂言面乙は正面から観ると目鼻口が中ほどに寄ってはござるが愛嬌ある女の面でござる ただ少し傍から眺めると突き出た丸い額と迫り上がった両頬が特徴的でこの個性的な面差しに 思わず和らいがこぼれ 心が惹きつけられまする 観る者の心を和ませる 狂言面に仕上げとうござる

        • 呟】わたくしにとって狂言面を打つことはただの作業にあらず 面打ちはお稽古でござる 稽古は稽古照今 古を稽え今を照らすのでござる 先人古人の手による面から学び 今の狂言に活かそうとしているのでござる その姿が一刀ごとが狂言に活きるようにと稽古しているのでござる

        • 固定された記事

        狂言でなにができるでござろうか

        • 狂言間語 那須語のお稽古

        • 呟】狂言面乙は正面から観ると目鼻口が中ほどに寄ってはござるが愛嬌ある女の面でござる ただ少し傍から眺めると突き出た丸い額と迫り上がった両頬が特徴的でこの個性的な面差しに 思わず和らいがこぼれ 心が惹きつけられまする 観る者の心を和ませる 狂言面に仕上げとうござる

        • 呟】わたくしにとって狂言面を打つことはただの作業にあらず 面打ちはお稽古でござる 稽古は稽古照今 古を稽え今を照らすのでござる 先人古人の手による面から学び 今の狂言に活かそうとしているのでござる その姿が一刀ごとが狂言に活きるようにと稽古しているのでござる

        マガジン

        • 狂言とわたくし
          6本
        • 狂言『二人袴』島田洋海社中
          7本
        • 狂言和らいの案内書
          5本
        • 文章を描く折に氣をつけたいこと
          1本

        記事

          呟】こんにった先日知己を得た能面師堀越比菜子さんを訪ねて中村光江先生の工房を見学にまいってござる 大きな二間続きの和室で十数名もの方がそれぞれ自身の面打ちに取り組みその中を中村師と堀越さんが指導や助言などして回られる様子はとても新鮮なものでござった

          呟】こんにった先日知己を得た能面師堀越比菜子さんを訪ねて中村光江先生の工房を見学にまいってござる 大きな二間続きの和室で十数名もの方がそれぞれ自身の面打ちに取り組みその中を中村師と堀越さんが指導や助言などして回られる様子はとても新鮮なものでござった

          ロルフィングで狂言を調えてござる

          和ろうてござるか〜🤗 狂言を披露する舞台では いくらお稽古をしてござっても うまく声が出ないことがござった 例えば疲労、緊張などで 心身が強張っていたりすれば 如実に舞台での発声は喉を絞めるようになり 長台詞や謡などは後半まで 続かなくなるのでござる そんな身体の遣いかたのゆがみを取り 緊張や強張りを緩めるため お世話になっているのが ロルフィングでござる とりわけわたくしがずっと視てもらい 調子を調えてもらっているロルファー 忍 英彦さんは基本的に 揉みも押さえもせ

          ロルフィングで狂言を調えてござる

          呟】狂言発表会が9月7日に終わり しばらく立て込んでいた予定も収まってござれば 今日は約一月振りの狂言面打ちでござった 額と両頬が大きく突き出た独特な造形はこれまでの面とは勝手も違うてござるがその三点が定ってまいれば大きく進んだように感じられてござる

          呟】狂言発表会が9月7日に終わり しばらく立て込んでいた予定も収まってござれば 今日は約一月振りの狂言面打ちでござった 額と両頬が大きく突き出た独特な造形はこれまでの面とは勝手も違うてござるがその三点が定ってまいれば大きく進んだように感じられてござる

          茂山千五郎家社中狂言発表会かぶら会が盛会のうちに仕舞ってござる

          和ろうてはりますか~ 九月になってもまだまだ盛夏真っ盛りな京都 以前は秋分に開催されていた狂言社中発表会は 諸事情により九月の第一土曜になってしばらくたちまする 皐月に菅大臣神社さまで狂言『柑子』を奉納した後 新たにお稽古を始めた狂言『呼声』四ヵ月たっぷりと時間を掛けて 去る9月7日に披露させてもろうてござる 狂言の内容についてはまた別の記事に描こうと思いまするが 今回のキモは平家節、小唄節、踊り節の三節と 最後の踊り節で浮きながら本舞台を回る周る跳びまわるところでござ

          茂山千五郎家社中狂言発表会かぶら会が盛会のうちに仕舞ってござる

          再生

          狂言小舞 桑の弓のお稽古

          狂言の声を作り 基本の姿勢や型を学ぶために短い舞の謡と型をお稽古してござる 能の仕舞に対して狂言では小舞と申しまする 2010年10月よりカルチャー狂言教室にて半期に一番お稽古を続けてござる この狂言小舞、2024年4月からは『桑の弓』をお稽古 今月で仕上げるこの小舞の お手本動画を撮って島田洋海師が挙げてくださってござる 洋服での舞は動きが見やすくて助かりまする カルチャー教室でのお稽古の雰囲氣など伝われば嬉しゅうござる

          狂言小舞 桑の弓のお稽古

          再生

          呟】いろいろ予定がなくなった八月最後の週末 正月から続ける毘沙門堂詣りは 少なからず狂言のための体力増進になっていると感じてござる 行きはゆっくり登り坂最後に石段 休み休みながら できるだけ速歩きで向かいまする 台風への備えか提灯も幟も全撤去 樹々が風になびくばかり

          呟】いろいろ予定がなくなった八月最後の週末 正月から続ける毘沙門堂詣りは 少なからず狂言のための体力増進になっていると感じてござる 行きはゆっくり登り坂最後に石段 休み休みながら できるだけ速歩きで向かいまする 台風への備えか提灯も幟も全撤去 樹々が風になびくばかり

          呟】今月は九日狂言の出番有り 時に装束の着付け方や台詞の間などで「〇〇した方がより好い」と云う助言を貰うのは成長のため有り難う亨けとってござる 時に耳に逆らう言葉もござる そんな時は静かに傍へ流し むしろなにが心を泡立てさせたのか?と顧みる 手放したい思い込みが見つかること有り

          呟】今月は九日狂言の出番有り 時に装束の着付け方や台詞の間などで「〇〇した方がより好い」と云う助言を貰うのは成長のため有り難う亨けとってござる 時に耳に逆らう言葉もござる そんな時は静かに傍へ流し むしろなにが心を泡立てさせたのか?と顧みる 手放したい思い込みが見つかること有り

          呟】昨夜も狂言出番がある祇園甲部歌舞練場へ 楽屋へ向かう半屋外の廊下でいきなりの豪雨🌩️雷雨1メートル先の庭の木も霞んで見えなくなってござる 後から来た仲間は全身濡れ鼠 一回目の公演は半分の入りでござったが ノリ好くカラッと大いに和ろうて雲を払ってござる

          呟】昨夜も狂言出番がある祇園甲部歌舞練場へ 楽屋へ向かう半屋外の廊下でいきなりの豪雨🌩️雷雨1メートル先の庭の木も霞んで見えなくなってござる 後から来た仲間は全身濡れ鼠 一回目の公演は半分の入りでござったが ノリ好くカラッと大いに和ろうて雲を払ってござる

          呟】狂言は平和な芝居 観て和やかに和らい こころ和らげる芸能でござる 世界中で狂言を愉しみ 悦び和らいあえる その一歩として 狂言との出逢いに感謝し 関わっていける仕合わせを 悦び愉しむのでござる 狂言を通じて心身と世界の平和調和に貢献しようと存じまする

          呟】狂言は平和な芝居 観て和やかに和らい こころ和らげる芸能でござる 世界中で狂言を愉しみ 悦び和らいあえる その一歩として 狂言との出逢いに感謝し 関わっていける仕合わせを 悦び愉しむのでござる 狂言を通じて心身と世界の平和調和に貢献しようと存じまする

          呟】久しくなかった波風が職場に立ち起きてござる 狂言を稽古し、狂言面を打って できるだけ心を鎮めてござる 起きたことや荒い言葉そのものは消えはせずとも 受け流し心穏やかに過ごすことを選べれば概ねやりすごせるものでござる

          呟】久しくなかった波風が職場に立ち起きてござる 狂言を稽古し、狂言面を打って できるだけ心を鎮めてござる 起きたことや荒い言葉そのものは消えはせずとも 受け流し心穏やかに過ごすことを選べれば概ねやりすごせるものでござる

          呟】今年の四月の作品展に出した狂言面『福の神』 観に来られた方がことのほか氣に入られぜひ譲ってほしいとのことでお嫁入りすることになってござる 桐箱と面袋を揃えてお渡し終えてござるがそもそも狂言で遣うべく打ったものなれば 今年今一面並行して福の神を打つことにいたしましてござる

          呟】今年の四月の作品展に出した狂言面『福の神』 観に来られた方がことのほか氣に入られぜひ譲ってほしいとのことでお嫁入りすることになってござる 桐箱と面袋を揃えてお渡し終えてござるがそもそも狂言で遣うべく打ったものなれば 今年今一面並行して福の神を打つことにいたしましてござる

          呟】狂言に頻出の小道具 扇は発表会に際しては貸してもらえるものではござれども わたくし扇🪭が好きでござって 誂えることにいたしてござる 太郎冠者は銀地を持ちまするが その柄は大蔵流お稽古扇の若松を配してござる 幸いにも設えられた扇面がありほどのうできるとのこと 愉しみに待ちまする

          呟】狂言に頻出の小道具 扇は発表会に際しては貸してもらえるものではござれども わたくし扇🪭が好きでござって 誂えることにいたしてござる 太郎冠者は銀地を持ちまするが その柄は大蔵流お稽古扇の若松を配してござる 幸いにも設えられた扇面がありほどのうできるとのこと 愉しみに待ちまする