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狂言のお稽古は練習にあらず

和ろうてござるか〜

2022年秋の茂山千五郎家狂言社中発表会「かぶら会」は
九月十日の土曜日京都の金剛能楽堂にて
今年の発表会では狂言二番の出番の予定でござったが
狂言『舎弟』のアド‘教え手‘のみとなってござる
狂言『蟹山伏』のアド‘強力’もござったがシテ役のご事情により延期となりましてござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが
もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜
狂言案内紙南無三寶より改

狂言をカルチャー教室で習い始めた頃は
半年の間、毎回小舞と狂言を師匠の云うまま、動くままに真似をして
舞台で披露するわけでもなく
少しずつ狂言や小舞を通してこの古典芸能に触れることを
楽しむばかりでござった

それが七年前に島田洋海師の社中を立ち上げ
一年の後に能舞台で装束を着けてもらい、狂言を披露してからは
毎年岡山と京都の能舞台での発表会に加え、
神社での奉納狂言、
時にはイレギュラーな狂言舞台へのb出番など
狂言を舞台で演ることに重きを置いている傾向がござる

もちろん、せっかく習うた狂言でござれば
多くの方の目に耳に、心に届けとうござるが

舞台で狂言を観てもらう は余禄でござる

狂言のお稽古をしてござる

お稽古とは練習とは違うもの
勝負に勝つため、発表会で認めらるるために
するものではないのでござる

古くより伝わる狂言と云う劇を
どのように演じれば好いか
師匠のことば、動き、謡や語り、所作を観て
自身の狂言に写すよう稽る(かんがえる)

その稽古そのものを楽しみ
稽古できることを喜び、嬉しみ
披露するはその稽古した楽しみ、喜びを分かち合わせてもらう場なのでござる

少しずつ増えている狂言を共に楽しむ仲間あっての社中会

初心に還って
またお稽古に集中して
参りたいと存じまする

こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗

この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流 茂山千五郎家の狂言を中心に学んだことや思うことを描いてござる

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