中島敦の『李陵・山月記』を再読。というか三読か四読してますが、何度読んでも沁みる。文章に打たれ・人物造形に打たれ・物語に打たれる。33歳での逝去はあまりに惜しい。この若さで少数精鋭の傑作揃いなのはもちろんすごいけれど、老いて後の傑作や、普通の駄作・凡作でさえ読んでみたかった……。