信州読書会によるトーマス・マン著『トーニオ・クレーガー』の読書会を終えて。
若い頃にあれほど感動したものが、歳を重ねてから触れるとつまらんものになっている事がままある。あれだけ自分の中で輝き続けていたものが、歳を重ねてから触れたばっかりに、ゴミ同然に自分の中で変わってしまった、ということがある。これは結構モチベーションが削がれる。わざわざ触れなければ良かった、と思う。
昔聴いていた音楽をたまに聴く事がある。音楽はあらゆる聴き方があるが、そういう時は大抵ノスタルジーで聴いている。これは多分一番安易な音楽の聴き方で、当時のことなんかを思い出し、良い気分