【今日の養生】手指。握る・掴む・押す、酷使されやすいところ。握る=指を曲げる動きは手の中(だけ)では起こらず、肘の内側から収縮する筋たちによる。さらには筋膜=結合組織で肩→体幹にも連なる。よく肘から/肩から/ハラから動けと云うが、身体の地図としても。痛みや疲れを回避するにも吉。
【今日の養生】「軸」とか「コア」とか。抽象的に云われたりするけれど、フィジカル(解剖学的・物理的)に身体の地図を識って感じてみるのも吉。例えば背骨。背中で触れられるのは棘の端。骨の前側は胴体の厚みの真ん中あたり、そしてその前を連ねる長い靭帯。内奥でしなやかに支えられている背骨。
【今日の養生】手指続き。第1指(母指/親指)はつまむ動きをする指。握る動きは本来第2指(示指)〜第5指(小指)までの4本の仕事。包丁、鍋、鞄なども。特に小指薬指が働くと母指示指の負荷を軽減できる。指の力で握るというよりも前腕の筋が収縮しているイメージも助けになるのでは。