
100回足裏をたたくとボディマッピングが変わる話
こんにちは。特別支援学級で12年間教員をしているMr.チキンです。
今日はボディマッピングについてのお話をします。
ふれあい体操と出会う
Mr.チキンが若いころ、下の本を買いました。
受け持っている子どもを見ていた時、ふと「ん?体の動きがぎこちないぞ?」と感じたのです。
そこで、この「ふれあい体操」という本に出会いました。
「障害の重い子のための」と書いてありますが、どのような子にも効果的だと感じています。なぜなら、ボディマッピングに作用するからです。
ボディマッピングってなんだ?
ボディマッピングとは、
ボディ・マップとは、自分の頭の中に描かれた「自分の身体がどのようになっているか」という「自分の身体の地図」のことです。ボディ・マップが正確であれば動作がうまくいきますが、不正確だったりすると、効率よく動けず、身体のどこかに痛みをともなったりケガをしてしまい、動作に苦痛をもたらしてしまいます。
ということです。私たちは無意識のうちに身体の地図を把握し、モノをよけたり、身体を動かしたりしています。タンスに足の指をぶつけた・・・なんていうのは、ボディマッピングがくるっている一つの状態だと言えるでしょう。
わからない身体は、動かせません。
偏って認識している身体は、偏ってしか使えません。
あいまいな身体は、あいまいにしか動かせません。
ふれあい体操をして、支援者と子どもが心地よくかかわりあうことで、
ボディマッピングを正常化させていくというのが、この本の主張でした。
ふれあい体操をやってみた
ふれあい体操を実際にやってみると、子どもたちはとてもリラックスします。
いわゆる重度障害と呼ばれる子どもたちを対象としたトレーニングですが、
特に、ADHDの児童が、この体操をしてからしばらくは衝動性が緩和された(ように感じた)のは大きな発見でした。
これは、脳性麻痺児などに実施されていた動作法という手法が、発達障害と呼ばれる子どもたちにも有効だったことに似ています。
脳性麻痺の不随意運動と、ADHD児の衝動性は、パターンとして類似しているという報告もあります。
興味のある方はぜひ、試してみてください。
足裏100たたき
この本の15ページに「やってみましょう!足のうらの100たたき」
というコーナーがあります。
足のうら側の感覚を高めることにより、全身の身体感覚が変わり、ボディ・マップや身体像(ボディ・イメージ)も変わることを体感してみましょう!!姿勢や動きも変わる体験です。
とのことです。
実際は専門的なやり方があるので、興味のある方は本書を購入してみてください。
ただ、足の裏を100回たたくだけでも効果がありますよ!
自分の子どもにやってみた
自分の子どもにも、足の裏100たたきを実践してみました。
子ども(5歳)の反応としては
100まで数えるのが楽しい
パパといっしょに何かできるのが楽しい
終わった後に、「体があったかくなった」という感想
がありました。
ムム!これは・・・ボディマッピング云々と言うより、
スキンシップとして最高に楽しいぞ!!
継続してやってみると、ボディマッピングが高まるかもしれません。
また、報告しますね!
では、またね~