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腕は身体の前側についています

「腕は背中からよ〜」
「肩甲骨から腕のつもりで」

ダンスではよく言われますね
では、腕を動かすときの支点
付け根は本当に背中にあるのでしょうか?

いいえ、違いますよ!

こんにちは
あなたの動きの可能性をひらく
踊るアレクサンダー・テクニーク教師
ダンス・キラメキストのさちこです

腕の大事な仕事ってなんでしょうか?
手も含めた腕は何をやっているのでしょう

何よりも大事なのは ”食べ物を口に運ぶこと”。
赤ちゃんのときなら、はいはいするのも大事な仕事ですね。
ほかにもたくさん仕事がありますが
身体の後ろでする仕事ってどのくらいありますか?
背中をかくとかトイレで拭くとか・・(笑)

そう、腕と手の仕事は身体の前にあります
なのに支点が後ろにあったりしたら非効率でしょ!
腕の支点は身体の前側の
腕の骨が軸(骨格)とつながっている場所です

さて どこでしょう?

動いている腕の骨(上腕骨:じょうわんこつ)は
背中にある肩甲骨とつながっていますが
肩甲骨は軸骨格との間に関節はありません
あるのはたくさんの筋肉です

だから、肩甲骨は背中で自由に動くことができますが
動いてしまったら支点にはなれませんよね
腕の動きをコントロールできなくなります
それに肩甲骨は背中側ですからね

肩甲骨でないとしたら、いったいどこでしょう
腕はどこから始まっているのでしょうか?

解剖学では腕の骨を「上肢(じょうし)」と言います
上肢には、いわゆる動かしている腕の骨たちのほかに
肩甲骨と鎖骨(さこつ)が含まれています
ということは・・?

そう、「鎖骨」です
身体の前側の首の下 「U字」の左右に伸びる1対の骨です
鎖骨のU字側の関節が、腕の動きの始まり=支点なのです

鎖骨に触りながら腕を動かしてみましょう
一緒に動いていますよね!
間違いなくつながっているでしょ(笑)
あなたの腕は自分が思っているよりもっと長いんです

「腕は、指先から鎖骨の内側までつながっている」
「腕は身体の前側につながっている」

そう思って腕を動かしてみましょう
前に伸ばす腕がもっと長く遠くにいけますよね

鎖骨の外側はけっこうグルグルと大きく動きます
(肩回しするとき動いてますよね!)
鎖骨が大きく動けるほど、腕は自由に長く使えます

私たち人間は手を使う動物なので
腕はいろんな方向にたくさん動けるしくみになっています
素晴らしいですね✨

「でも鎖骨の動きがイマイチです・・」

そういう人は、気づかないところでブレーキをかけています

頭がふわっと高くて坐骨と離れていて
自分の全部が動けるように
アレクサンダー・テクニークを使うと腕も自由になりますよ(^^)b

骨で動きを考えて 骨で踊りましょう☆

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!


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