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アレクサンダーテクニークを学んでいると
色々なものに出会ったりします。
その中の一つにボディマッピングがあります。

身体の地図作り。

自分の身体で意識できていない部分があったり、
本来とは違うイメージを持っていたりする時
その修正として使うとものすごく有効です。


修正するときには部分を取り上げていくことになるんですが、
その時、結構な頻度で
動きの感じ方が変わるんです。
感覚なので信用できるとは言えないですが、
動きやすくなったとか、軽く動けるようになったとか。

それでボディマッピングすごい!
となるんですが、ところがどっこい、です。

今までとは違う、以外には違わないんです。
残念ながら。

腕って骨のつながりでは鎖骨や肩甲骨も含む
という言い方で説明されたりしますが、
それって筋肉的なつながりを切り捨てての説明です。
筋肉的には胴体とのつながりとして、
背中の下の方の筋肉や胸の筋肉なんかも
主要な筋肉としてあげられます。
もっというと、動かす時には
私たちそれぞれのイメージも関係してきます。

部分の説明なので身体全体から、いったん
切り離して説明することになります。

説明が終わったらまた全体に戻れればいいのですが、
一度部分に注目してしまうと
切り離したまま見続けることになることが多いです。

合体ロボみたいになっちゃうんですよね。

すぐに戻れなくてもいいのですが、
あまりに変化が大きいと
その変化の感動にしがみつきたくもなるので
なかなかに難しいかもしれません。


教える側は生徒の持っているであろうイメージを
修正するためにどこを切り捨てて
説明するのがいいのかを考えていかないといけない。

ただ、動きの感覚が変わっただけという
残念な結果が得られることになります。

ボディマッピングって
ある意味有害なものにもなるんだと。

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ほりうちけーアレクサンダーテクニーク教師
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