マーラー/交響曲第9番は第1楽章だけで充分―クレンペラー盤を聴いて改めてそう思った。クラシックファンには受け入れられない意見なのは承知の上だが、前半楽章のみのCDがあるのは僕としてはとても有難い。第1楽章はマーラーの生涯最高の超高密度な音楽。第2楽章以降は後日譚みたいに聴こえる。
◆Bach Orchestral Suite No3 1068 (Otto Klemperer 1969) https://www.youtube.com/watch?v=PCpz4FlRExg
きょう聴いた曲。プロコフィエフの第1交響曲(マゼール&フランス国立管)とハイドンの交響曲101番”時計”(クレンペラー&PO)。前者のオケの華麗な音色、指揮者の陰のなさ、即物的な作曲家の曲。おもしろい組み合わせだ。後者は学生時代からのつきあい。大作曲家と巨匠指揮者の組み合わせ盤。