#図書館
図書館司書が「それは書店さんに行った方が……」と思ってしまったお問い合わせの話
こんばんは、古河なつみです。
私が図書館司書をしていた時に利用者の方から質問されて調べると、「それは書店さんに行かれた方がすぐに解決できるのでは……」と思ってしまう事例に遭遇した事がありました。
その一例を今回ご紹介したいと思います。
Q.凪良ゆうさんの「イスパハン」が読みたいです。
凪良さんの近年の作品はどれも話題になるものばかりだったのに、聞きなれないタイトルだったのでインターネットで検索
図書館司書が密かに文庫版は出ないのかなぁ……と思っていた小説の話
こんばんは、古河なつみです。
たまたま朝日新聞の記事(2023年6月6日夕刊一面)で読んだのですが、書泉グランデの書店員さんが長い間重版されていなかった本を出版社に掛け合って売り出したところ、2ヶ月で2万冊もお客さんに手に取ってもらえたという出来事があったそうです。熱意ある展示方法の紹介を読みながら「図書館もここまでできたらなぁ~」と羨ましく思っていたのですが、そういえば私も司書時代に「どうして出
図書館司書のレファレンス集「ぶたたぬききつねねこみたいな本ってあります?」
こんにちは、古河なつみです。
私が図書館司書をしている時に調べ物の相談(レファレンス)を受ける事が多くありました。
その中でもくすっと笑えた事例を一つご紹介します。
(※相談内容については所々単語を差し替えてあります)
「ぶたたぬききつねねこ」みたいな本ってあります?
2021年の夏ごろ、とある女性から問い合わせを受けました。
『ぶたたぬききつねねこ』は「11ぴきのねこシリーズ」でもお馴染みの
司書の失敗談④「そんな刑事さんがいるんですか……!?」
こんばんは、古河なつみです。
図書館に所蔵されている本の中にはミステリ小説もたくさんあります。
ミステリ小説と言えば名探偵・名刑事が登場するのが醍醐味ですよね。
よく問い合わせでも「あの刑事のシリーズの続きが読みたいけど名前が思い出せないんだよねぇ……」という相談を受けます。
そのせいで私も先入観を持ってしまっていたために情報の特定までに時間が掛かってしまったレファレンス(調べ物)を紹介します。