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新しい社会

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#日常生活

適性のオーバーフロー

適性のオーバーフロー

適性の適正「ファイナンス(金融)専攻です」と言うと少し驚かれる。確かに典型的なタイプではないのかもしれない。女性だし、背が低いし、アジア人だし、メイク薄すぎるし。驚かれて当然な気がする。

ファイナンスを専攻しているが故に、クラスメイトとの話も、投資やマクロ経済、将来のビッグファームの給料やネットワーキング等 " The Businessman" と言う感じである。そもそもよほど数学が好きか、リス

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金融市場を脅かすグリーンスワンの存在 (環境金融)

金融市場を脅かすグリーンスワンの存在 (環境金融)

最近米ハイテク株の上下乱が「クジラ(後にソフトバンクや追随した個人投資家と判明)」によっもたらされたとの話が話題になっているが、金融市場には他の動物も時々現れる。その中でも近い将来いつか、金融市場に「グリーンスワン(緑色の白鳥)」が現れるのではと囁かれている。

グリーンスワンとはグリーンスワンとは、地球温暖化等の気候変動が将来、私たちの生活を大きな悪影響を及ぼし、金融市場を大きく乱す金融リスクの

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気候変動リスクと新しいGDP

気候変動リスクと新しいGDP

「今年のGDP予想は...」等のニュースがすでに出回っている。GDPは私たちが経済状況を鑑みる上で外せない重要な経済指標の一つである。

GDPといっても実際は色々なバリエーションがある。しかし、近年それらの従来のGDPを大きく変える「環境インパクトを考慮したGDP」がOECDより提唱されている。そこで今回は、OECD等のデータを基に少し「環境インパクトを考慮したGDP」の日本の現状について調べて

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食べて感情を昇華できるお金

食べて感情を昇華できるお金

日々の生活における、資本主義中心の現代社会への行き場のない憤りを「お金」に投影して「消化」したい

日経未来面×COMEMO お題「20年後、どんな『延長線上にない変化』が起きる?」に関連し、「食べるお金」のコンセプトを考えてみる。

「お金」は今日の資本主義のシンボルだとして、アイロニカルに、お金を食べることで、資本主義を競争社会の辛い経験や記憶を昇華し、消化することは可能だろうか。

「昇華」

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なぜ私たちは、給付金10万円を受け取る前に使ったのか

なぜ私たちは、給付金10万円を受け取る前に使ったのか

「特別定額給付金」10万円が話題になっておりますが、今回は「臨時収入」について経済学的な視点から考えていきたいと思います。

「10万円」を振り返る
問1: 受け取った皆さんはいつ使ったでしょうか?

1.「特別定額給付金」10万円の給付が話題になった時

2. 「特別定額給付金」10万円の給付が決定した時

3.「特別定額給付金」10万円が実際に手元に届いた時

問2: 受け取った皆さんはどれく

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論文や教科書はいつから動き出すのか

論文や教科書はいつから動き出すのか

多くの学問分野において「時間」と「空間」の概念は理論なり分析の中に取り込まれている。しかしながら、ジャーナルやその他学術論文ひいては学校の教科書も、依然として「動き出さない」(少なくとも社会科学系は)

2020年になっても論文が動かない
数ヶ月前に卒論を書くにあたり、論文の挿入した自分の時系列系のグラフが、紙の上で動いてくれないことに対し、読者が時系列に沿った変化を適切に認識し得ないのではないか

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お金は「記憶」を持ちたいのか

お金は「記憶」を持ちたいのか

先ほど私が使った100円玉は「どんな経路を経て私の元に届き」そして「どこに向かっていくのか」

私たちにとって、(1) 今、私たちのお財布に入っているお金達の「記憶」を辿ることは可能か (2) もし可能ならば、私たちはその「記憶」を辿るべきかの二点を考えていきたいと思う。

1. 「お金」と私たちの「記憶」「お金」は常に私たちと日常を共にしている。だからこそ私たちの生活は、時たま「お金」と引づけら

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Noteは「相対的需要」か「絶対的需要」か

Noteは「相対的需要」か「絶対的需要」か

あなたは私の記事を前後の記事のタイトルと比較して選んでくれたのか。それともスポットで「これだ」と直感でタップしてくれたのか。

Noteを5日間続けてみて、少し振り返っていきたいと思う。しかし、自身の記事に関する内省というよりは (1)「Note における需要とは何か」と(2)「その需要をみることは可能か」の二点に着目して思考探索していくううう!

私のNoteに需要はあるのか?あったとしてその

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なぜ私たちはスタバフラペチーノにコミットするのか

なぜ私たちはスタバフラペチーノにコミットするのか

スタバに関して三回にわたって書いており、この記事は最終章です。前々回、前回の記事はこちらからご確認お願いします

今回も引き続き、「若者は何を犠牲にしてスタバを飲むのか」について考えていきたい。

最終章の今回を迎えるにあたり、かなり悩んだ。どうやってこの不毛な議論に落とし前をつけようかと。しかしながら、私は気づいたんだよ。鼻っから、この「若者は何を犠牲にしてスタバを飲むのか」という問題提起自体が

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Try out: お金は水だとこじ付ける

Try out: お金は水だとこじ付ける

水の性質とお金の特徴を勝手にこじ付けて「お金は水のようなもののようだ」という結論を導いてみる

*データ分析なしです。ごめんなさい…つまり、エビデンスなしの戯言だと思って頂きたい。

位置:水は均等には流れない
お金はこの社会において均等に分配されているのだろうか。(1) 発展途上国が南半球に多く、先進国が北半球に多いことから南北問題と称されよう国家間での経済格差は多大である。(2) 国家内におけ

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フラペチーノから溢れ出ているものはなに

フラペチーノから溢れ出ているものはなに

昨日に引き続き 「若者は何を犠牲にして、スタバを飲んでいるのか」考えていきたいと思う

前回の記事はこちらから

前回は「若者は何を”犠牲”にして、スタバを飲んでいるのか」という問いの設定で答えにたどり着けなかった よって今回はアプローチを変え 

俗に言うCost ⇆ Price ( /= Value)というコストと価値の表裏一体性に沿った考えの元、

 「若者は何を”確保”する為に、スタバを飲

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