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IQのバラツキ

今日は2024年最後のカウンセリングでした。
今日はHSPとASDの観点から気をつけるべき点について、さまざま学びました。

サムネは私が2020年に受けたWAIS IVの点数結果です。この結果をもってして、また数カ国語にわたって外国語が得意、当時付き合っていた彼曰く「普通なら恋人には言わないような配慮に欠ける発言が多い」といった点と問診を考慮して、私はアスペルガーの診断を受けました。「希望があれば障害者手帳も発行しますがどうしますか?」と医者に言われ、悔し涙を流しながら帰ったあの日のことは未だによく思い出されます。その後、ドイツ語を使ってのテレビ番組リサーチャーの仕事で、奇しくもナチス政権におけるアスペルガーの子供の実験虐殺についての文献調査を数ヶ月にわたりやることになり、「時代が違えば私もこの子達のように殺されていたのか」と、「障害者」の言葉が重くのしかかる時期もありました。

さて今日のカウンセリングの宿題は「日記を書くこと」だったのですが、12月20日から今日までの10日間、何故か日記を書くことができませんでした。noteで執筆していた為それ以上のアウトプットが必要ではなかったのかもしれませんが、とにかく飽和状態頭がぼーっとして霧がかったようでintimeな性格の文を綴るキャパがない、という感じでした。そのことを相談してみたところ、今は「脳疲労」状態であり、その理由は以下ではないか、と。

① 栄養不足
② 今日まで数ヶ月、「興味の無いもの」や「未経験のこと」に押し流されていて、対処の仕方がわからずにいる
(=HSPからの視点)
③ 処理速度に他の能力や周りの人たちが追いつかないことでの起きるフラストレーション、からの感情の剥離
(=ASDからの視点)

①については確実にそうだと思います…一年前から食べたいものがわからなくなり、外食以外だとスーパーに行っても何を買って良いかわからない状態が続いています。特にこの2ヶ月半はキッチンも自由に使えなかったので自炊がほぼ出来なかったですし。折角越して、可愛い食器も揃えたので少しずつ自炊癖も再開したいですし、難しい場合はサプリでも構わない、とアドバイスを貰いました。

(あんまり写ってないけど)可愛い食器類!モノトーン×ゴールドで揃えました。

②について。これは主に仕事が原因ですが、それ以外にも着飾ってお出かけする機会や、好きな歌を歌ったり美術館やコンサートホールへ行く機会=自分の好きなことをする時間が減り、代わりに興味の無いこと(日々の仕事、生活の立ち上げ)に追われたり、慣れないこと(新しい土地での暮らし、ビザの手配、筋トレ、車の運転)をひたすらにこなすことで、心が疲弊している、と。とにかく神経過敏タイプは、自分の好きなことに没頭する時間が必要なのだと。確かにこの3ヶ月、人前に出ることもめっきり減って、毎日霧という悪天候のせいか髪を巻いても取れるし・ウールのコートも悪くなってしまうし・ブーツも湿気で痛むし、とオシャレもする気が無くなって、毎日ニット帽・ダウン・ジーパン・スニーカーだった。12月はコンサートに行く気力も無く、街中に出かけることも飲み会以外はありませんでした。この生活スタイルは変えていこう、と。今後は意識して、自分のご褒美時間を確保する生活を持ちたいです。

③については先生の実例も伺ったのですが、普通であれば能力間でIQ20の開きがあるだけでも、凸凹故に本人は苦しくなるのだとか。IQが高い能力の方に基準を置いてしまい、足りていないこと・差異の方に目がいってしまって「なんでうまく出来ないの!?」と感情が暴れてしまうのだそうです。私のIQに関して言えば、一番低い言語理解117と、一番高い処理能力145の差は実に28。普段から実感としてあるのは、思っていること・頭で進んでいく速さに、自分の言語化能力がついていかなくて「全然言いたいことをうまく伝えられない…」とがっかりしてしまうこと。私はドイツ語が自分で下手くそだなと感じることが多いですが、そもそも日本語もうまく使えこなせていないという自覚がありました。特に外務省生活で言葉の達人たちを目の当たりにし、自分の言語理解の低さを憂いていました。が、今日分かったこととしては、「言語理解の低さ」が理由なのではなく、「処理能力との開き」こそが問題なのだということ。処理速度に言語能力が追いつかないことがこの葛藤の理由なのです。でも知覚推理126も、ワーキングメモリー122もそもそも処理能力と20前後の開きがある。というか処理能力だけが高すぎるんや、なんでやのん。仕事は総じて早いタチなのですが、とにかく慣れるまで、やり方を見つけるまでは高めのフラストレーションがあるということだと理解しました。やり方すら提示されない、マニュアルがない、方法を自分で見つけるというステップがもどかしく感じてしまうのかもしれません。「さっさと終わらせたいのに、なんでその前準備にこんなに時間かけないといけないの?」みたいな感覚だったり。

しかしこうして書いていて再認識しましたが、そもそも学校を終えてしまうと、自分で方法を見つけて対処しないとならないことだらけですよね。暗記して・勉強して・教えてもらったものだけで即戦ということはなかなかない。というかそんなの、日本の教育だけの話かもしれない。「海外は〜、日本は〜」という言い振りは好きではないですが、ミュンヘンとウィーンの大学で学んだ経験からドイツ語圏の大学で求められた勉強法は、「詰め込んだ知識や理解を発展させ、自分自身のオリジナルな考えにどこまで説得力を持たせられるか」というアプローチでした。授業の前に読んでいく課題参考文献はとんでもない量で、それらを全て頭に入れ・理解した上で、授業では応用問題についてそれぞれが意見を述べ協議を戦わせるという、それがドイツ語圏の大学の学問スタイルでした。実践ありき、なのです。試合で勝つために、基礎練習や準備運動があるのです。

どうしても日本の教育は、手段と目的がひっくり返りがちであると感じます。特に日本で「エリート大学」を出ているような人に一部、そういう傾向が見られがち気が。そもそもゲームで優勝するために始めたはずの筋トレを極めてしまう、みたいな。英語の試験は満点なのに、海外で現場を捌けない、みたいな。話が逸れてしまいましたが批判をしたいわけではく、そこまで日本はドイツと違っているということを申したいまで。

IQの話に戻ると。凸凹が理由で頭がオーバーヒートする現象が、この3ヶ月は特段多く見られたのではないか、と。脳内で想像している「自分のキャパに沿った速度での処理」が出来ないことにぶち当たりまくり、試行錯誤して一つ一つ潰して行くしかない単調さ、脳を持て余し・もしくは違った部分の脳を使ってチャレンジすることが多すぎたのでしょう。

納得。

面白かったのは、先生は脳のオーバーヒートを感じたら、物理的に頭を氷で冷やすのだとか。パソコンもサーバー室はクーラー効かせますもんね!(サマーウォーズ💻)また息が切れ・汗をかくくらいの運動というのは、脳を加熱させてしまうのだそうです。特に首脳会談の前くらいから過労ゆえにこのオーバヒートが止まらず今日まで6ヶ月睡眠が崩れていましたが、確かにCrossFitを週3回に変えたのも2024年6月。そうか、良かれと思ってやっていた運動も、脳疲労につながっていたのか。

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12月20日開始の冬休みから今日まででだいぶ身体の声が聞こえるようになってきて、人間の形を取り戻せてきた気がします。2025年からは以下に気をつける!
・要すればサプリも使い栄養に気をつける!
・美容、ファッション、美術、芸術にもっとかまける。
・歌う時間を増やし、仕事は二の次でやる。
・IQの開きを理解した上で、その差異を埋める方法を考える。
・筋トレは続行する分、その後のケアを積極的にする。
・睡眠を一番に!脳疲労負債を溜めない。

今年も残すところあと1日!!!


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