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双極性障害の私が司法試験に合格する話。

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2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう…
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#勉強法

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(1)私は双極性障害だけど司法試験を目指してる。

 突然、仕事に行けなくなった。

お風呂から出て、髪を濡らしたままぼーっとしている。私はこのあと何をしなければならないんだっけ?そのまま布団に入り、目を閉じるも、あれ、どうやって寝るんだっけ?当たり前にできた事ができなくなってしまった。始業時間まで、あと30分。いつもならもう家を出ている時間。どうしよう、間に合わない。涙しか出てこない。iPhoneを開いては消して開いては消して。職場の人に、なんて

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(220)私はしつこい。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(220)私はしつこい。

昨日はずっと眠たくて。全身重くて。少し疲れ気味だった。

帰ってから、芋けんぴをバカ喰いしてしまった。疲れてるからと言う理由もあるかもしれないけれど、単にこの芋けんぴが気に入っている。気に入ったら同じものを永遠に食べ続けたり、見続けたり、やり続けたりする。

飽きっぽいところもあるが、ハマるとトコトンなのだ。

小さい頃から私は、「しつこい」と言われることが多かった。人を面白がる時も加減がわからず

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(219)師の存在の大切さ。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(219)師の存在の大切さ。

師匠がいるって強いと思う。
 
これまで私は近くに「あの人みたいになりたい」という人、いわゆる師匠がいなかった。憧れる人やカッコいいと思える人は山ほどいた。だけど、師匠となると話は違う。丸々その人の話を飲み込んで、自分のものにしたいと思えるほどの師匠とはなかなか出会えるものじゃない。桃井かおりに憧れて女優を目指してきたけど、遠くの存在すぎて、どう真似したらいいかわからない。そもそも、桃井さんが私を

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(218)時は金なり。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(218)時は金なり。

どんなにお金持ちでも貧乏人でも、天才でもアホでも、善人でも悪人でも、時間は同じだけ、与えられている。
 
その時間をどう使うかで、人生は大きく変わる、な、と、今とても思う。
 
鬱で苦しい時、時間は流れていくのに自分は止まってる気がして、さらに苦しくなる。社会の時間の流れに乗れていない。自分は取り残されている。孤独を感じる。
 
だけど、時間は、自分のものだ。誰のものでもない。どう使おうが自由なは

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(217)運動も勉強のうち。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(217)運動も勉強のうち。

1ヶ月、鬱で寝込まなかった。
 
前回寝込みから復活して、ちょうど今日で1ヶ月。嬉しい。とても嬉しい。普通に朝起きて活動できることがこんなに嬉しいなんて。
 
勉強が捗っていることも体調がいい要因だと思う。自分の勉強法を確立しつつある。双極性障害でナルコレプシーでADHD気味の私に合う勉強法。それが正解かどうかは、合格を勝ち取るまでわからないが、体調がいいことは一つの正解だと思う。
 
最近は、身

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(216)眠気との共存。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(216)眠気との共存。

こんなに他人は毎日眠いんだろうか。
 
私はとにかく眠い。寝ても寝ても寝足りないくらいいつも眠い。昔は眠いと思う前に寝てしまっていた。今は、ナルコレプシーと診断され、薬を飲んでいるから、眠り落ちることはない。だけど、眠い。ひたすら眠い。
 
特にネットで講義を聞いている時は、必ず眠くなるので苦痛だ。私にとっての大きな壁だった。
 
だけど、昨日、それを一歩乗り越えた気がした。というより、眠気と握手

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(213)声に出して読む。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(213)声に出して読む。

昨日は月に一度の診察日だった。
 
先生に、今月は鬱でダウンしなかったことを伝えると「よかった〜」とクールにちっちゃく微笑んでくれた。
 
来年の7月の短答試験の日程をメモしてくれ、「ひとまずその日に合わせて油断せず調整していきましょう」と診察を終えた。
 
鬱でダウンしなかったのは、薬を追加したことが一つ大きな要因。だけれど、小さな要因も思い返せば山ほどある。中でも、1番は、勉強が捗っていること

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(211)遠くまで行くには。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(211)遠くまで行くには。

今日も調子良し。
 
それに昨日は午後はダラダラして、21時に寝ることができたから、しっかり寝た感があり、元気が充電された感じがする。やっぱり、休みは大事だ。昨日だって、朝から勉強もグイグイがんばれたから午後もやっちゃおうかと思った。だけど、1週間は長い。ここで休んでおこうと思った。そう決めたら案外疲れているもので、本を読んでみたが続かず、家でダラダラするしかできなかった。でもそれがよかった。
 

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(210)回転力の推進力がすごい。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(210)回転力の推進力がすごい。

朝3時に目が覚める。途端に動悸が始まる。 
 
やはり、躁さんがやってきている。だけど、波には乗らない。起きる時間はまだだ。リズムを崩さない。眠れないけど布団からは出ない。目を閉じて深呼吸していたらいつのまにか、寝ていた。
 
6時に目が覚めたら、動悸などなく、通常運転。なんとなく、躁をうまくあやつれた感じがして嬉しい。これくらいの軽い躁なら、鬱もきっと同じくらい。寝込まなくて済むかもしれない。だ

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(209)脳にまかせる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(209)脳にまかせる。

今日は、妙に気分が良い。

モチベーションが高い。私の場合、これは危険信号。躁気味ということは、鬱に落ち込む可能性もある。気をつけておこう。 

モチベーションが何となく高いのには、躁が来たという理由以外にもう一つあるような気がする。

たまたま家事をしながら、YouTubeの音を垂れ流していた時に「脳にまかせる勉強法」という本についての解説動画が再生された。

記憶は何度も繰り返すことで、脳が必

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(207)お気に入りのルーティン。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(207)お気に入りのルーティン。

私は私のルーティンを気に入っている。

朝6時に起きて、憲法の判例百選を声に出して読む。ブラウンの電動歯ブラシで歯を磨く。コップいっぱいに水を汲み、がぶ飲みをして、最後の一口で薬を飲む。シャワーを浴び、スキンケアをして、ほんの少し、CHANELの香水を振りかける。デニムを履き、黒いシャツを羽織る。毎日同じ。下着も靴下も同じものを2セット買って、毎日同じ着心地に揃えている。

朝7時20分に、自転車

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(206)勉強がやりたくなくてたまらない時。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(206)勉強がやりたくなくてたまらない時。

昨日は、やりたくなくてたまらない1日だった。

そろそろ、鬱が来る頃かと思っていたけれど、なぜか調子がいい。いいことなのだけれど、寝ていることしかできない鬱をなぜか求めてしまう不思議な気持ち。

いやいや、元気なのが1番なのだ!

自習室に行くが、時間が刻々と過ぎる。テキストを机に出すも、見る気がしない。スマホをいじってしまうよりは、寝たほうがいいと思って、自習室の仮眠室にこもった。1時間くらい寝

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(41)才能がないのだから。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(41)才能がないのだから。

勉強の才能がないのだから、ただやるしかない。

ましてや、双極性障害だし、ナルコレプシーなのだ。勉強には不利な条件を持っているのだから、普通の努力ではダメ。

人よりやる人よりも、やらないといけない。

効率なんて考えず、今の私にできることをただやる。

小さい頃から中学生までの、何もしなくても勉強についていけた、という、過去の栄光が私をテングにさせ、そして、高校時代の全くついていけなかった記憶が

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(20)図解。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(20)図解。

 昨日に引き続き、司法試験の講義を休んで、LGBTの講演会のパワポを作る(ブラッシュアップ)事に熱中している。

 普段私は、ほとんどパワポは使わないんだけれど。塾で先生の授業を聞くときの図解や例え話のわかりやすさをマネして、作ってみる。

 文章を図解するのって難しいけれど、図解や例え話がスムーズにできると自分がしっかりと理解できているバロメーターにもなる。

 この前の民法の講義でも、先生が、

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