双極性障害の私が司法試験に合格する話(207)お気に入りのルーティン。
私は私のルーティンを気に入っている。
朝6時に起きて、憲法の判例百選を声に出して読む。ブラウンの電動歯ブラシで歯を磨く。コップいっぱいに水を汲み、がぶ飲みをして、最後の一口で薬を飲む。シャワーを浴び、スキンケアをして、ほんの少し、CHANELの香水を振りかける。デニムを履き、黒いシャツを羽織る。毎日同じ。下着も靴下も同じものを2セット買って、毎日同じ着心地に揃えている。
朝7時20分に、自転車に乗って、同じルートを走って、自習室へ。その前に朝ごはんはドトールでバームクーヘンを食べる。そこで8時までにnoteを更新して昨日を振り返る。
そして勉強を始める。
これが私の朝のルーティン。
鬱が始まると、ルーティンの初めから一つもこなせなくなるから、鬱か鬱じゃないかは、すぐにわかる。ルーティンがあると体の調子が一目瞭然でいい。
冒頭にも書いたけど、私はどのルーティンも、とても気に入っている。
布団も電動歯ブラシもコップもスキンケア用品も香水も服も自転車もバームクーヘンも全部がお気に入りなのだ。
お気に入りに囲まれているから、その動作も自然に気に入っている。飽きっぽい性格だけれど、気にいるとそれ一筋になるところもあるので、ルーティンに飽きることなく続けられているから、決まった時間に気持ち良く自習室まで行くことができる。
ここまでは、私的には完璧なのだ。問題は、ここから。朝のルーティンを終えてから、ペースがグンと落ちる。
自習室についてから、勉強...しんどい...が始まってしまうのが、ここ最近のルーティン。
新しい薬を導入するまでは、躁の時期があったので、その時はやる気にみなぎり、めちゃくちゃ勉強をすることができた。
しかし、今は、幸か不幸か、めちゃくちゃ安定している。突き抜けるやる気は溢れ出してこない。だからこそ、日中のルーティンも必要だなと感じている。
朝一番は短答の問題を解く。そして、講義の予習を午前中に行い、午後から講義を聞く。夜は復習をする。
とにかく、全ての範囲を一周させなければならない。大事なのはそれを何周も繰り返すこと。ダラダラし過ぎてきた私は勉強を始めて3年も経つのにまだ一周ができていない。2年で合格してしまう人がいるというのに私は遅すぎる。
まあ、過ぎた話は置いておこう。
大事なのはここから。
ルーティンを築くまでは時間がかかるけど、今日からルーティンをはじめる。気にいるルーティンにできたら最強だ。勉強道具は全てお気に入りに揃えている。もっとテキストを好きになれたらもっと最強だ。
そんなに好きじゃないのに毎日会ってたら好きになっちゃう、みたいな学生あるある的な感じで、テキストをお気に入りにしていこう。
少しずつ少しずつ。前へ前へ。