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双極性障害の私が司法試験に合格する話(41)才能がないのだから。

勉強の才能がないのだから、ただやるしかない。

ましてや、双極性障害だし、ナルコレプシーなのだ。勉強には不利な条件を持っているのだから、普通の努力ではダメ。

人よりやる人よりも、やらないといけない。

効率なんて考えず、今の私にできることをただやる。

小さい頃から中学生までの、何もしなくても勉強についていけた、という、過去の栄光が私をテングにさせ、そして、高校時代の全くついていけなかった記憶がトラウマとなって。

都合のイイワケができあがる。

「やればできるけどどうせわたしにはむいてない」

なんてかっこわるい保身をしているんだろう。死にたい死にたいと言っているくせに、悪い点数を取ることや勉強がわからないことが怖くて逃げている。

そんな沼から少し抜け出せた。

今日も無になって、2時間ぶっ通しで講義を聞いた。無。調子いい。

絵を描くように、ただ、目の前のものをインプットする。

頭は使わない。手を動かす。手を動かす。勉強ができたからご褒美に絵を描く。なかなかうまくいった。

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