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ビスケット缶にしまうもの

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忘れたくないnoteを大好きな缶に。
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記事一覧

「デザイナーの仕事場」

「デザイナーの仕事場」

デザインを仕事にしているのでたぶん世間から色々な「かっこよさ」を求められていると思っています。いやそう「感じる」仕事です。

整理の行き届いた広々としたオフィスで、大きなデスクに座りしばし瞑想にふけっている。確かにそれは良いですね。(ちなみにタイトルの写真はわたしの事務所とは関係がありませんがいいですね)

今から三十年程前、まさにイメージにぴったりの事務所を借りて仕事をしていました。
コンクリー

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不自然な笑顔

不自然な笑顔

26歳のときに赤坂にあったITベンチャー的な会社に勤めたことがある。
事業スタートアップの営業職数人枠になぜか合格して、何の成果も残せずに半年で辞めた会社だが、同時に採用されたクリスさんというキラキラした経歴の香港系の先輩がいて、彼に人生の指針になるような金言をいくつかもらった。それがあの会社時代の唯一の宝物で、彼からいただいた言葉は今も色褪せることなく自分の深いところに輝いてる。
 
働き始めて

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田代島に行ってたくさんのネコを撫でてきた

田代島に行ってたくさんのネコを撫でてきた

これは2023年10月21日(土)の出来事です。

はじめに田代島、といえばネコ好きのみならず、そこが有名な場所であることを知っている人は多いだろう。

宮城県石巻市の田代島は、猫島として知られている。
行けば大量のネコがいて撫で放題だという。
宮城県在住なのに行ったことがなかったので、行ってみることにした。
なお、無職なので平日でも行けたが、こういう観光地は店が土日しか開いていないこともあるので

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明日は彼の誕生日

明日は彼の誕生日

12月に産まれた中で一番有名な人といえば言わずもがなイエス・キリストであろう。
クリスチャンでは無いのだが、クリスマスで浮き立つ街はいつも私をハッピーにしてくれる。
今年の12月は、そんな私を更にハッピーにしてくれるイベントが待っている。

我が家のハッピーボーイ、豆柴のコタローのバースデー。それが、12月22日なのである。この記事を書いてるのが12月の21日。すなわち彼のバースデーイブを私は今と

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切れなくたっていい

切れなくたっていい

新年明けての初投稿なのでひとまずご挨拶。今年もよろしくお願いいたします。
年明け早々に胸の痛くなる出来事が続き、「おめでとう」を晴々とした思いで言えないことが残念である。被災された方の1日も早い復興を願っています。

自分の心が疲れた時、なんとなく頭に浮かぶ言葉がいくつかある。
そういった言葉たちは大抵はとてもシンプルで、その言葉を実際口にするだけで心が軽くなる。「切れなくたっていい」この言葉はそ

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⭐️新年の抱負は【諦める】⁉️

⭐️新年の抱負は【諦める】⁉️

先ずはこちらをご覧ください#能登半島地震 被災された方々への支援について #チェーンナー 様がまとめてくださっています
ボランティアの受付が始まりました
募金にもいろいろな方法があります
又noteでは恒例のカラオケ大会開催中
被災されていない方が、意気消沈•自粛モードになっていませんか?
今こそ皆んなで元気を出しませんか?
「できる人が、できるときに、できることを‼️」
今の私のキャッチフレーズ

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(レザークラフト)こびとの靴屋さん

(レザークラフト)こびとの靴屋さん

はりねずみの愛らしさを伝えたい、
ということで刻印を作り
色々なレザー小物を作っていた。

ある日、ふとネットを見ていたら
レザーでミニチュアの靴を作る
というのがあり。
それがとても可愛らしくて、
私も作ってみたくなった。

一度作ったらその愛らしさに
夢中になってしまい、
ミニチュア靴のキーホルダーや
ドールさん用のミニチュア靴を作って
販売するようになった。
でもサイズ感がよくわからなくて

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マフラーから顔を出した日

マフラーから顔を出した日

グルグル巻きにしたマフラーから顔を半分だけ出しながら私は迷っていた。
左斜め前にいる女性に声をかけるかどうか。
最初にその女性に気づいた時には、
そのままおとなしく知らんぷりをしていようと思った。
でも…

その日、私は大学の就職課からかかってきた電話で目が覚めた。25年前のことだ。
「市内の小中学校、全校に司書を配置することがさっき市から発表されました。ミーミーさんは司書希望だったでしょ?今から

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いま、わたしにできること

いま、わたしにできること

「ハチドリのひとしずく」という
南米のアンデス地方に伝わる話がある。

クリキンディのように
自身の非力さを認めていながらも
諦めずに社会のために
行動を起こすことができる大人でありたい。

凝り固まった自身の考え方を広げるために。
海外に住むこどもたちのために。
貧しいこどもたちに本を届けて教育を拡充するために。

人や景色。
作品や素敵な言葉。
嫌な感情。
醜い部分への気付き。
新しい発見。

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フィリピンにいる理由のひとつ

フィリピンにいる理由のひとつ

私が実際に海外(フィリピン)へ行き、
現実を見たいと思うきっかけのひとつとなった
「食」を中心としたルポルタージュ。

辺見さんが実際に見て感じた「もの食う風景」。

ある風景は悲しく、
ある風景は楽しく、
そしてある風景は残酷で、

こんなに自分の中にある食の概念を
抉られるような作品は無い。

高校で勤務していたとき、
現代文の授業で「食と想像力」を教えたことがある。

今、目の前にあるモノの

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