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#コニシ木の子さん
吉穂堂で会いましょう #5 読書会とアンソロジー企画
文学フリマが終わっておよそ1ヵ月経過。
燃え尽きて白目のまま低空飛行を続ける吉穂には、しかし、重大なミッションがありました。
文フリのために現場を下見に行った時、ビリヤニを食べながら海人さんが言った「アンソロジーを作りませんか?」といった一言から「アンソロジー企画」が持ち上がっていたのですが、それ以前に、現在「#なんのはなしですか」で大バズり中のコニシ木の子さんと初めて会った時、
「読
吉穂堂で会いましょう #2
2024年に入ってから、多くの方が吉穂堂を訪れてくださっています。
「吉穂堂」は、神田神保町にあるPASSAGEという共同書店の中にある、小さな棚です。
そんな小さな棚を目ざして、遠くから足を運んでくださる方がいる、ということが、いまだに現実のことなのかと思ってしまうことがあります。「まるで夢のよう」という表現がありますが、本当にその通りです。
1年前にも、3年前にも、およそ想像もしな
そうだ、文学フリマに行こう #6
文学フリマ東京38は、いよいよ明後日。
当初の予定では今頃「あとは当日を待つばかり。なんか美味しいものでも食べて力つけよう」と思っているはずでした。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。
(いやこの、こういう時に使う「どっこい」って何なの)
まずは、直前になって焦ってやったことをお伝えいたします。
1.「吉穂堂カタログ」の訂正および販売、超豪華コメンテーターのご紹介
Xで繋
【短編小説】不思議な喫茶店に訪れる転機
〜前回までの作品は、こちらからどうぞ〜
再スタートの地で、来る日も来る日も待っていた。
いつかきっと、この街の誰かが気づいてくれるはずだ。
私が導かれた時のように。
そう思いながら過ごしていたら、気づくと3ヶ月も経過していた。
まるで、なんらスタートする前と変わらない。
コーヒーを淹れることが、上手くなったことを除いては。
そんなこの店にも、唯一来てくれる客がいる。
ただ、いつ来るか分
【短編小説】路地裏の秘める魔力に魅せられて(前編)
「さて…と。この先、どう生きていこうか。」
夕闇が濃くなり始めた時を、私はひとり歩いていた。
これまでは、「ちゃんとした人生を」と思い、普通に仕事をしていたが、一回離れてみようと思った。
「ちゃんと」という表現も、「普通に」という表現も、人によって様々だが、私がこれまでどのように過ごしてきたかは、想像にお任せしたい。
なぜかわからないけれど、今は仕事から、日々の喧騒とした世界から離れて、別
エッセイ| 下書きというよりは隠してる。
隠している記事がある。
私は基本的に下書きはいつもゼロ。その都度書く。もちろん、続きものの小説を区切って出す時にはためておくけれど、それ以外はいつもその時の想いが新鮮なうちに、と思っている。
逆に、日記などはある程度時間が経過して鮮度が落ちたと自分で判断したものは下書きに戻す。
そんなことを繰り返している私のnoteで、初期の頃に投稿して、すぐに引っ込めた記事がある。新鮮なうちに下書き