そうだ、文学フリマに行こう #6
文学フリマ東京38は、いよいよ明後日。
当初の予定では今頃「あとは当日を待つばかり。なんか美味しいものでも食べて力つけよう」と思っているはずでした。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。
(いやこの、こういう時に使う「どっこい」って何なの)
まずは、直前になって焦ってやったことをお伝えいたします。
1.「吉穂堂カタログ」の訂正および販売、超豪華コメンテーターのご紹介
Xで繋がっている方々は、以前、Xで「失敗した」と落ち込み気味にポストしたことを、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
あの失敗が、実はこれ。
ワンブックスさんを巻き込んで、何度か手直ししてようやくできた原稿が、ほぼ1週間も早く冊子として完成してきて送られてきたのですが(ワンブックさん本当にありがとうございます!!)、なんと!信じられないことに、ノンブル(ページ番号)を打ち間違えて、目次と実際のページにズレが発生していたのです。
それまでは「無線綴じ」にする場合のページ数や、紙質などの選択に気を取られていて、そのことで結構すったもんだを繰り返していました。ようやく、ページ数の合致とイメージ通りの配置になったことに安堵したばかり。また、マサエさんにお手伝いいただいた版の原稿を直していたので、迂闊にももういっぽうの版も直したとばかり思い込み、確認した「つもりになって」いたのが原因。おそらくは。
そして私は、疲れていて、焦っていました。
失敗するときってこういう条件が揃っている時ですね。
「時間がないんです!」とワンブックスさんに泣きついたくせに、こんな恐ろしくも稚拙な間違いをしてしまい、ガッツリ落ち込んだのでした。
でも、仕方がない。なんとかするしかない。
まず、不調だったプリンタを正常に戻せるかやってみました(そこからだった・・・)。直せなかったら諦めるしかないと思いましたが、プリンタのドライバをインストールし直してネットの接続を見直すことでなんとか解決。そして、光沢のあるシール紙を買いに行き、その紙に冊子と同じサイズになるようにカラー印刷。カッターで切り取り、貼り付け。
その昔「マンガ版日本の歴史全集」を買った時には、訂正のためのシールがついていて、何ページのどこの誤植に貼ってくれ、というのがありましたが、あれをやりました。
時間がかかりましたが、冊子数も少ないので、なんとか完了。
自分のミスに落ち込み、とりかかるのに時間がかかったので、そこを迅速にすればもう少し早く終わったと思いますが、当初は取り掛かる気力もなかったのです。なにせプリンタからでしたから―――。
とにかく、完了しました。
で、最初この冊子は、寄稿していただいた方に差し上げたらその後は店頭での「見本」にしようと思っていたのですが、完成した冊子はなかなかいい出来栄えです。
店頭見本もそんなにはいらないわけですし、無線綴じPP版を600円、中綴じ版を500円で販売してみようかと思っています。
販売可能冊数は、
無線綴じ版 5冊
中綴じ版 5冊
とさせていただきます。
品書きにも載っていない、いわゆる「裏メニュー」的な特別ラインナップになりますので、この記事を目にした方はラッキー!でございますよ!
ちなみに、寄稿していただいた方のお名前などをチラ見せいたしますと、こんな感じです。
こんな感じっていうか・・・
超豪華なんです、実は!!
正直、この方々の寄稿文を読めるだけで、滅多にないレアものだと思います。
寄稿していただいた皆様、本当にありがとうございます!
基本的には、店頭にて、お品書きとしてご覧くださいませ。
何卒よろしくお願いいたします。
2.宅配便を送る
会場に、宅配便を送りました。
文庫本65冊はかなりの重さです。すべてを自力で運ぶのは無理でした。
なによりあの「小さな鈍器本」が問題でした。
前の記事で、わたしが記事に書いたことを、覚えていらっしゃるでしょうか。
宅配便を送るだけでどんな間違いを犯すんだよ、と半笑いで読まれた方もいらっしゃると思います。
ですから、ええ。もう、それはもう、住所や期日等々、細心の注意を払って、鼻眼鏡にしてしっかり目視および指さし確認も怠らずに、頑張ったんですが。
やっぱりありましたよ、間違い。
間違いといいますか、当初の予定と違うことをしてしまった、というか。今回、予約をいただいていた分と見本を手荷物で持っていこうと決めて、だいたい20冊・30冊の配分で宅配便を梱包したのですが、予約分がいくつか宅配便に入ってしまったために、多少、混乱が生じてしまいました。
せっかく分けてたのに―――
まあでも、これは少し早めに到着すれば大丈夫なので、なんとかなると思われます。
宅配便と手荷物の配分は、なかなかに難しかったです。
これはおそらく、何回かフリマに行くことで慣れていくのかなと思いました。いまのところ、これが最後と思っていますが。
3.当日の食事
これ。全然考えていませんでした。
本会場には飲食スペースがありますが、そこ以外に食べる場所はおそらくありません。出店案内にも飲食についての文言はなし。
どうしてもお腹が空いたときのためにちょっと軽いおやつ的なものを持っていけばいいかなと思っていましたが、考え始めると「何も決めていない/全く持っていかない」のは結構問題な気がしてきました。
下見の時に海人さんはそのあたりしっかりと計画されていたので、現在は「なんかは持っていこう」という気持ちではいます。
コンビニか、近くのパン屋さんで、パンとかおにぎりとか、ソイジョイ的なものにしようと思っています。食べなかったら食べなかったでよし。たぶん必死になってると思うので、食べないんじゃないかなと思います。
朝ご飯しっかり食べていきます。
4.宣伝
最後に宣伝。これが思っていたより厄介でした。
昨日、こんなつぶやきをしてしまいました。
めっちゃ弱音。
小説創作、本づくり。これまでも結構、心折れそうになることは多々ありましたが、なによりも宣伝ほど難しいものはないなと思いました。
誰かのならいくらでも書けるのに、そもそも宣伝文句が書けないのです。帯の時も苦労しましたが、Xやインスタに頻繁に投稿しなければならないのは精神的に苦痛を伴いました。
私、自分の作品を読んで欲しいのかな。ほんとは読んで欲しくないんじゃないの。なにやってるんですか。#なんのはなしですか。読んで欲しいなら欲しいようにしないと!ああでもどうしたらいいかわからないッッ———と、だんだん、負のスパイラルに。
でも、自分が作った本です。
自分に全責任があります。
自分で宣伝しないと、誰にも届きません。
しかし、一度負の思考の連鎖につかまると、これまでのネガティブな事柄や言葉がうわっと思い出され、普通のことでもネガティブなことに思えてきて、なかなか通常運転には戻りません。ついに、noteで呟いてしまいました。
そうしたら、即座にSHIGE美さんが「しっかりして!宣伝大事だよ!たいへんだけど、心折れないで頑張ろう!」と励ましてくださり、海人さんやdekoさん、さわきさんが、次々に励ましのコメントをくださいました。
感激しました。
コメント欄を見返すと、SHIGE美さんにコメントいただいたばかりのときの自分はまだしゃきっとしない感じでしたが、皆さんに励ましていただいてどんどん元気を回復していく様子がわかります。
文学フリマ当日が近づくにつれて、ところどころで弱気になり、これまでしたことがなかったXのつぶやきポストをしてみたり、noteでこうしてポロっと弱音を吐いてみたり。新しい自分に出会っています。
そんなとき、さっと手を差し伸べてくれる方がいて、本当に有難く思うと同時に、経験者の励ましや、一緒に頑張ろうとしてくれること、温かく見守って励ましてくださることがすごいパワーになるんだなと思いました。
この言葉、励みになりました。
SHIGE美さん、ありがとうございます!
みなさま、弱音はいてすんません。
最後まで頑張って走りぬきます!
応援よろしくお願いします!!←これが本来あるべき姿。笑
5.当日の吉穂みらい
当日は、おそらく基本的にはブースから動かずにお客様をお待ちしたいと思っています。予約の方がいらっしゃるので、来てくださったときに確実にお会いできるようにと思ってます。会場は広いですし、一度会えなかったらなかなか会えなくなりそうで・・・
海人さんと相談しながら、可能な限り出店なさっているみなさまのお店に伺うつもりですが、今回は初文フリということもあり、色々な意味であまり余裕がなく、なかなか行けないかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
さて。あとやるべきことは、販売者(自分と海人さん)向けの金額表を作成し、当日、時間に余裕を持って、抜け漏れなく荷物を運ぶだけ。
だけ。とか。また。はは。
だけ、は曲者ですよ、ほんと・・・
それではみなさま。
出店のあるなしに関わらず、今回のフリマにご参加のみなさまには、当日、会場でお会いするのを楽しみにしています!
残念ながらその日は行けない、というみなさまには、文学フリマ終了後、会場の熱気や吉穂堂の様子などを記事でお伝えしようと思います。
また、ピリカさんとコッシーさん、こーたさんが、当日すまスパで会場から生配信されるとのことです(吉穂堂も出るかも??)。
ぜひ、聴いてみてくださいね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?