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たねから咲いた花🌸

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noteを続けてきたことで頂いた感想。 紹介してくださった方からいただくお花🌼を集めます。
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#とき子さん

【ZINE感想文】物語の魔法にかけられて。

【ZINE感想文】物語の魔法にかけられて。

“ツーベンリッヒは嘘をつく”。
最初に拝見したのはいつだったか忘れてしまうほど、久しく見ていなかったそのタイトル。

それでも、見た瞬間に物語の内容をありありと思い出せてしまうほど鮮烈な“ツーベンリッヒ”というお名前と、もしも本当にあったら行ってみたいと思ってしまう“スカバ”というカフェで繰り広げられる、夢のように素敵なお話。

「こちらをいただいてもいいですか?」

1冊手に取ってお渡しすると、

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noteの出会いで一番うれしかったこと

noteの出会いで一番うれしかったこと

月刊びねつという月刊誌を作っているのですが、その読者さまたちから、私への質問を募集しました。

そこで「私がnoteを始めてから一番うれしかったことは?」という質問をいただいたので、お答えしていきたいと思います。

もうたくさんありました。いろいろ想像しました。

直接お会いしたし、イベントもしたし、ブックフリマをして顔も知らない方々と本やマフィンを交換したり。誕生日にアイスが届いたり、冬の寒い日

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とき子さんの新刊二冊!
どちらも楽しくて良い。エッセイと短編小説だよ。
とき子さんの日常を綴る視点は優しくて、明るい。些細なことを独自の切り口で表現してくれて読み終わると何だか温かいものが満ちてくる。
憤慨することも多いけどさ、なるべくならとき子さんのような視点で毎日いたい。

浦島、ときぞうに日本を教わる/『さよロテ』挿絵制作に関する覚え書き

浦島、ときぞうに日本を教わる/『さよロテ』挿絵制作に関する覚え書き

先日2024年9月8日に開催されました文学フリマ大阪に向けてとき子さんが作られた二冊、短編小説集『ツーベンリッヒは嘘をつく』エッセイ集『さよならあの日のロッテンマイヤー』。

この二冊とつる・るるるさんの新刊『そばぼうろの夫婦』、文フリでお買い置きしていただいたウミネコmini文庫二冊、揃って今週チェコの私のもとに届きました。
全ての本の「届いたよ報告記事」は後日改めてしたためることにして(いつに

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ツーベンリッヒを縦書きで読める幸せ♡

ツーベンリッヒを縦書きで読める幸せ♡

 憧れのnoterさん=とき子さんが大阪文フリに出品されていた『ツーベンリッヒは嘘をつく』『さよならあの日のロッテンマイヤー』を通販入手しました!
(とき子さん、ありがとうございます!) 

 とき子さんのサイトでカバさんと目が合って「ツーベンリッヒ」に心奪われたのがとき子ファンになったきっかけです。(さん付け省略💦)
 ツーベンリッヒを縦書きで読める幸せ噛みしめてます。

 とき子さんは9月末

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メリー・モナークin大原田よ 永遠なれ #創作大賞感想

メリー・モナークin大原田よ 永遠なれ #創作大賞感想

私の心の師匠が書いた小説を読みました。
こちらです↓

とてもよかった。
作者はとき子さん。

とき子さんのお人柄は、note上にたくさん投稿されているエッセイからにじみ出ています。

今回とき子さんは、ご自身も経験者であり、大好きだという『フラダンス』をテーマに小説を書かれました。

あえて古参ぶらせていただきますと、これはとき子さんらしさ全開……というか、この小説そのものがとき子さんだな、と感

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創作大賞感想【メリー・モナークin大原田/とき子】

創作大賞感想【メリー・モナークin大原田/とき子】

 読み始めたのは連載が始まった時だった。

 これは一気読みがいい、と思って少し待つことにしたら、しばらく読む機会を失ってしまった。

 「読む」タイミングとは不思議なものである。

 今、私にとってこの物語の印象は、読み始めの印象と全く異なっている。なぜなら読み始めたあの日と、今の私は違っているからだ。感じ方も、もちろん違っている。なぜなら、私は今、「姉ちゃん」こと花乃とある意味同じ立場になって

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幸せトランスフォーム

幸せトランスフォーム

私が小さい頃のテレビドラマではよく、プロポーズする男性が「君を幸せにするよ」と言っていた。

当時、小学生ぐらいで煎餅を食べながら見ていた私は「幸せってしてもらうもんじゃないんじゃないの」と思っていた。

それは今も変わらずで、子供の時から生粋のあまのじゃくである。

最近は、可愛らしくて強気の女の子が、「私が幸せにしてあげる」と言ってたりする。男女のセリフが変わったとて、同じだ。

幸せとは与え

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 【推したい創作大賞応募作品✨】とき子さんの連載小説「メリー・モナークin大原田」

【推したい創作大賞応募作品✨】とき子さんの連載小説「メリー・モナークin大原田」

とき子さんの連載小説「メリー・モナークin大原田」(全13話)を最終話まで拝読しました。

第一話を読み始めたら、すっかりはまってしまって!
毎日の更新が待ち遠しく、とても幸せな2週間を過ごさせていただきました✨

この作品は、癌が発覚し、余命宣告を受けたお母さんのために、お母さんが志半ばで諦めたフラダンスの世界を「フラッシュモブ」+「フラ(ダンス)」という形でサプライズ披露しよう! と奮闘する家

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コーヒー豆、ときぞうと舞う。

コーヒー豆、ときぞうと舞う。

ご本をいただいてから、はや三週間が経とうというのに、今頃ご紹介記事を書いております、とき子さん著『にじいろの「はなじ」』。

今回は郵送で手に入れたのではなく、著者様ご本人から直接お渡しいただいたのですよ!いやこれ、自慢です。うふふ。
浦島がどのようにしてとき子さんとの初顔合わせを果たしたのかの詳細はこちら↓

「初顔合わせ」、なんて言ってますが、お互い「初めて会った気がしなーい」と言い合ったのも

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にじいろのきもち

にじいろのきもち

「新刊に玉三郎さんの象の絵を掲載させていただいてもよろしいですか?」

とき子さんからこの連絡をいただいて、私はしばし茫然としました。

とき子さんは、noteで知り合ったお友達であり、我が心の師匠(※勝手に崇めております)です。

とき子さんはnoteで主にエッセイや物語を書いていらっしゃいます。日常を切り出すのがお上手で「そこをそう切り取るんか!ヤラレター!!」みたいな観点をお持ちです。そして

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『にじいろの「はなじ」』あなたのお気に入りは何色?

『にじいろの「はなじ」』あなたのお気に入りは何色?

「はじめに」を拝読し、目次を開く。
色とりどりの章題を目にするだけでワクワクしてくる。

「七色+特別色。8日間かけて1色ずつ読もうかな。
 さっそく今日は赤色」

そう思って読みはじめたはずなのに、夢中でページをめくり、不意な一言、不意な展開に「ハハッ!」と声をあげて笑い、胸がキュッとしたり、目頭が熱くなったり、そしてまた笑い——
気が付けば紫色、そして「あとがき」を読み終えていた。

そんなふ

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本の一枚  2

本の一枚  2

やっと訪れた読書の時間。

と、昨年末もまったく同じ時期に、まったく同じことを書いてました(笑)
本は、今よりももっと暖かい時に手に入れていたのです。が、なかなかまとまった時間が取れず、いや、少しずつ読んではいましたが、本は本棚に置く時間が多いままになっていました。

が、今年も冬将軍がやってきたこの時期にまとまった時間が到来する始末。また年末に読書タイム、です。

小雑誌『umineko』ウミネ

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なけなしのたねでビール日和

なけなしのたねでビール日和

 最初に謝っておこう。るるさん、とき子さん、二人まとめてでごめんなさい。笑

 以前からおつきあいのあるつる・るるるさん(以下るるさん)のエッセイが紙の本になるというのを聞いた時は心が躍った。私は、るるさんの書く文章が大好きなのだ。
 しかし、その本が海外に住む私の手元に届いたのは、クリスマスシーズンと重なったこともあり随分後になってからだった。そうこうするうちに、自分で記事を書くのを断念するくら

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