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しんきろう
2022年1月11日 10:08
自己紹介のnoteが、ずっと定まらずにいました。 ある時は「これ!」と思ってプロフィール欄に固定してみても、しばらくするとすぐに、なんだか違うような気がしてしまって……。 でも、年末に一年分の自分のnoteを日記から創作まですべて読み返した時、そこには、恥ずかしいことも、真面目すぎることも、たくさんたくさん書いてあったのですが、 ようやく「あぁ、この振れ幅が『じぶん』なのかもしれない
2024年9月1日 09:40
早く寝るようになったら早く目が覚めるようになった。 起きなきゃ、と思わなくても無理なく起きられるようになってほんとうに嬉しい。そう、朝一番から「嬉しい!」のだ。そのことは今の生活に何というか、とてもひかりをもたらしてくれている。 時間があるので、朝食もきちんと摂るようになってきた。 コーンフレークに蜂蜜とミルクをかけたもの、それからバナナと、ライ麦パンにはブルーベリージャムとスライスチー
2023年10月2日 17:52
むかしね、青い瞳の男の子と出会ったの。夏の終わりの頃だったかな。うちの近所の駅前でね。気づいたらわたしその瞳のこと、「綺麗だね」って言ってた。そしたらその子、「海の目薬を使ってるんだ」って言ったの。 わたしは驚いて(わたしが彼に声をかけたことにも、彼がふつうに応えてくれたことにも、海の目薬なんて返答にも)、驚いたんだけど咄嗟に思いついて、「わたし耳がすごく良くって、それは山の綿棒を使ってるか
2023年9月24日 11:11
「ねえ、ママ。お話しして?」布団のなかで、娘が言った。「えっと、それじゃあ……積み木の国の王子様は旅に出ました。積み木の国に、バスを誘致するため、シエーバス王国に向かったのです」「ねえ、ゆうち、ってなあに?」「うーん、来てください、ってことだよ」「どうして、来てほしいの?」「積み木の国にはバスが来ないから、遠くまで移動できなくて、とても不便だったんだよ。昔からね」「むかしっ
2023年9月23日 02:22
秋ですね。短いこの季節が、もしかしたら季節の中でいちばん好きかもしれません。物静かで、あっという間で。 あわててたくさんのことをしようとしない方が良さそうですが、心はもうウズウズしています。美味しいもの食べたいし、読みたい本もたくさんある。でも、やっぱりいちばんなのは、書くことなんだと思います。 しばらく書いていない詩や小説を、できればこの秋に、ひとつでも満足のゆくかたちで出来上がらせる
2023年6月2日 16:26
月明かり夜空の呼吸ぼくたちはきっと死ぬまでやり直せない
2023年6月2日 16:23
帰り道くたびれていてでも家々はあかるくて息をしている夕餉のにおい私のではない誰かのたくさんの夕餉を思う帰り道待っている人がいるあたたかな我が家に帰ろう
2023年6月2日 14:55
公園で食パンを食べこぼしたら雀がやってきてチュンチチチ
2023年4月9日 17:09
水は鳴り腑に落ちて咲く まろやかに私の生を支え続ける
2023年4月9日 13:57
波間から光は漏れて 行先は分からなくても一歩ずつ行く
2023年2月14日 22:13
春らしさを人づてに感じている家の中にいても外に出てもまだ二月だ友人に手紙を書いた勇気を出して僕はその人を友人と呼んでみているふれたら指にとけそうなほど低い温度、静けさ、やわらかさのあるそうしたやりとりがあって素直に嬉しい僕は心のどこかでしっかりと自分の冷たさを実感しているだからまだまだ二月なのだと二月の崖に腰かけて足をぶらぶらさせているのだ歌うたえどひび割
ten
2023年1月10日 12:39
こんにちは。tenです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。☺︎昨年のモットー昨年の年初め。2022年のモットーは「シンプル、かろやか、きげんよく」にしますと書きました。いちばんむずかしく感じたのは「きげんよく」でした。日々をきげんよく過ごすのは、やはりたいへんなことですね。きもちが落ちこんだときは、とにかく掃除にいそしみました。こころの曇りを磨くようなきもちで。あと、おさんぽ
2023年1月1日 09:47
こんにちは、しんきろうです。今年もよろしくお願いします。新年の抱負 新年の抱負について考えたのですが、引き続き「りきまない」のはそうなのだけれど、今年は特に「ほどく」なのかも知れないと感じました。 もつれやすい物事や気持ちを、ほどく。それから迷いをほどいて、ただしく判断する。そういった意味も「ほどく」にはあるそうです。 荷解きもして、積荷の整理も点検もしたいですが、あんまり「あれ
2022年12月29日 10:29
薄い水たまりに 足をとられてすこしの段差にも つまづいてため息ついて 笑ってしまった声にするのも つかれた日にはつきあかりさえも まぶしくて心のまぶたを そっと閉じるよいっそ 夢ならいいのになって子供みたいに おどけてみても淋しいきもちは かわらないねほんとは どうでもいいよって素直なことば ゆるしてあげてなみだの海で 眠ればいいかな朝日がのぼれば