ため息 【詩】
薄い水たまりに 足をとられて
すこしの段差にも つまづいて
ため息ついて 笑ってしまった
声にするのも つかれた日には
つきあかりさえも まぶしくて
心のまぶたを そっと閉じるよ
いっそ 夢ならいいのになって
子供みたいに おどけてみても
淋しいきもちは かわらないね
ほんとは どうでもいいよって
素直なことば ゆるしてあげて
なみだの海で 眠ればいいかな
朝日がのぼれば 顔をあらって
どうでもよくないこと ぜんぶ
両手に抱えて 歩いてゆくから
いつの日か ふかい霧は晴れて
きぼうの舟が みえると信じて
ため息ついて 笑って生きるよ
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